CLINICSカルテの料金・価格・費用

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【2024年版】電子カルテのシェアを徹底解説|トレンドもわかりやすく紹介します

近年、病院やクリニックでの電子カルテ導入が急速に進んでいます。電子カルテにはさまざまな種類があり、それぞれの特長や価格帯も異なります。このため、クリニックに最適な電子カルテを選ぶことは容易ではありません。

本記事では、電子カルテのシェアや、人気ランキングをご紹介します。また、選定時の比較ポイントやトレンドについても解説しますので、自院の環境に合ったカルテ選定の参考にしてみてください。

CLINICS編集部

CLINICSカルテ概要資料

目次[非表示]

  1. 1.電子カルテ普及率の実態
    1. 1.1.病院
      1. 1.1.1.大病院
      2. 1.1.2.中小病院
    2. 1.2.クリニック
  2. 2.クリニックの電子カルテ導入シェアランキング2022 TOP14〜日経メディカル Online参照〜
  3. 3.クリニックが導入している電子カルテ購入シェアTOP11〜m3.com参照〜
  4. 4.ランキングで紹介した17カルテの特徴
    1. 4.1.CLINICS(株式会社メドレー)
    2. 4.2.Dynamics(株式会社ダイナミクス)
    3. 4.3.Medicom-HRシリーズ(ウィーメックス株式会社/旧PHC)
    4. 4.4.Brain Box/Brain Box Cloud(株式会社ユヤマ)
    5. 4.5.AI-CLINIC Revo(アイネット・システムズ株式会社)
    6. 4.6.Qualis/Qualis Cloud(株式会社ビー・エム・エル)
    7. 4.7.SUPER CLINIC IV(株式会社ラボテック)
    8. 4.8.M3 Digikar(エムスリーデジカル株式会社)
    9. 4.9.Hi-SEEDシリーズ/Hi-SEED Cloud(富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社)
    10. 4.10.CLIUS(株式会社DONUTS)
    11. 4.11.Dopanet Doctors(株式会社エムアイユー)
    12. 4.12.TOSMECシリーズ(エムスリーソリューションズ株式会社)
    13. 4.13.HOPEシリーズ(富士通Japan)
    14. 4.14.ハヤブサ/E-Egg(株式会社アイソル)
    15. 4.15.MRNシリーズ/MAPs for CLINIC(株式会社EMシステムズ)
    16. 4.16.ドクターシンプティ(三栄メディシス株式会社)
  5. 5.電子カルテ導入で必要なステップ
  6. 6.電子カルテのトレンド
  7. 7.電子カルテを比較する際のポイント
    1. 7.1.オンプレミス型かクラウド型か
    2. 7.2.レセコン連動型か一体型(内包型)か
    3. 7.3.費用は予算内か
    4. 7.4.他システムとの連携がスムーズか
    5. 7.5.診療科によって必要な機能があるか
    6. 7.6.操作性に優れているかどうか
    7. 7.7.サポート体制が充実しているかどうか
  8. 8.まとめ

▼動画を確認したい方はこちら

下記の動画でも電子カルテの種類や選び方について解説しています。
1時間の長い動画ですが、概要から詳細までを理解するのに参考になるかと思いますので、ぜひ合わせてご視聴ください。


電子カルテ普及率の実態

電子カルテ普及率の実態について、厚生労働省による「電子カルテ等の普及状況の推移」資料をもとに解説していきます。

出典:厚生労働省「電子カルテシステム等の普及状況の推移」

https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000938782.pdf)(20231025)

病院

病床規模別に400床以上の大病院、400床未満の中小病院の2つに分類し、普及率を見てみましょう。

大病院

400床以上の大病院では、平成20年時点で38.8%に留まっていた普及率が、約10年後の令和2年には91.2%にまで上昇しています。

中小病院

400床未満の中小病院では、平成20年時点で平均15.8%の普及率に留まっています。令和2年の普及率は平均61.8%となっており、大病院と比較すると普及率は限定的です。

クリニック

クリニックの電子カルテの普及率は、平成20年時点で14.7%となっており、令和2年には49.9%にまで上昇しています。増加傾向にはありますが、全体でみると約半数のクリニックはまだ電子カルテを導入していない結果が見てとれます。

CLINICSカルテ概要資料

クリニックの電子カルテ導入シェアランキング2022 TOP14〜日経メディカル Online参照〜

続いては、電子カルテの導入シェア上位14機種を紹介します。日経メディカルでは、会員登録をしている医師を対象にした「電子カルテ・ICT導入に関するアンケート」を定期的に実施し、ランキングとして発表しています。

医師の生の声が反映されたランキングとして、開業検討中の医師や動向を確認したい医師から評判です。今回は通算で5回目となる2022年の集計が反映された「電子カルテ導入シェアランキング2022」を参照し、現在の導入状況をみていきます。

なお、下記アンケート調査は、導入した方のうちのシェアであり、稼働数のシェアではない点にご注意ください。

出典:日経メディカル「第18回 【医師390人に聞いた】電子カルテ導入シェアランキング2022速報!」(https://nm-kaigyo.nikkeihr.co.jp/career_labo/karte_enquete/018/)(20231025)

順位
製品名
社名
導入シェア率
クラウド/オンプレ
レセコン
1位 
Dynamics
株式会社ダイナミクス
20.3%
オンプレ型
レセコン一体型
2位
Medicom-HRシリーズ
PHCホールディングス株式会社
14.9%
オンプレ型(クラウド利用可能)
レセコン一体型
3位
Brain Box/Brein Box Cloud
株式会社湯山製作所
9.5%
クラウド型/オンプレ型
レセコン一体型
4位
AI-CLINIC Revo
アイネット・システムズ株式会社
6.8%
オンプレ型
レセコン一体型
5位
Qualis/Qualis Cloud
株式会社ビー・エム・エル
6.8%
クラウド型/オンプレ型
レセコン一体型
6位
SUPER CLINIC Ⅳ
株式会社ラボテック
6.8%
オンプレ型
レセコン一体型
7位
M3 Digikar
エムスリーデジカル株式会社
5.4%
クラウド型
レセコン一体型/連動型
8位
CLINICS
株式会社メドレー
4.1%
クラウド型
レセコン一体型
9位
Hi-SEED Cloud
富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社
4.1%
クラウド型/オンプレ型
レセコン一体型
10位  
CLIUS
株式会社DONUTS
2.7%
クラウド型
レセコン一体型
11位
Dopanet Doctors
株式会社エムアイユー
2.7%
オンプレ型
連動型
12位
TOSMECシリーズ
エムスリーソリューションズ株式会社
2.7%
オンプレ型
レセコン一体型
13位
HOPEシリーズ
富士通Japan
2.7%
クラウド型/オンプレ型
レセコン一体型
14位
ハヤブサ
株式会社アイソル
2.7%
オンプレ型
レセコン一体型

クリニックが導入している電子カルテ購入シェアTOP11〜m3.com参照〜

続いては、電子カルテの購入シェア上位11機種を紹介します。医療に関する情報を発信しているm3.comでは、毎年「クリニック向け電子カルテ実態調査」を行っています。

参考にしたのは、直近4年間の間に電子カルテを購入した開業医の声をもとに、購入シェアとしてランキング形式でまとめられ発表されたものです。

最新のランキングはもちろん、過去の動向からトレンドをみていくと、長く使えるカルテかどうかの判断軸にも使えるでしょう。

出典:m3.com「【2023年版】クリニック向け電子カルテ購入シェアランキング」

https://clinic.m3.com/showSpecialSlot.htm?slotId=24609)(20231025)

順位
製品名
社名
購入シェア率
クラウド/オンプレ
レセコン
1位
M3 Digicar
エムスリーデジカル株式会社
19.0%
クラウド型
レセコン一体型/連動型
2位
Medicom-HRシリーズ
PHCホールディングス株式会社
18.6%
オンプレ型(クラウド利用可能)
レセコン一体型
3位
Qualis/Qualis Cloud
株式会社ビー・エム・エル
6.6%
クラウド型/オンプレ型
レセコン一体型
4位
HOPEシリーズ
富士通Japan
4.0%
クラウド型/オンプレ型
レセコン一体型
5位
MRNシリーズ/MAPs for CLINICS
株式会社EMシステムズ
3.5%
クラウド型/オンプレ型
レセコン一体型
6位
Brain Box/Brein Box Cloud
株式会社湯山製作所
3.5%
クラウド型/オンプレ型
レセコン一体型
7位
Dynamics
株式会社ダイナミクス
3.1%
オンプレ型
レセコン一体型
8位
SUPER CLINIC Ⅳ
株式会社ラボテック
3.1%
オンプレ型
レセコン一体型
9位
ドクターシンプティ
三栄メディシス株式会社
2.7%
オンプレ型
レセコン一体型
10位  
CLIUS
株式会社DONUTS
2.7%
クラウド型
レセコン一体型
11位
CLINICS
株式会社メドレー
2.7%
クラウド型
レセコン一体型

CLINICSカルテ概要資料

ランキングで紹介した17カルテの特徴

日経メディカルonlineとm3.comのランキングで登場したカルテの特徴を順不同で紹介します。具体的なイメージをつかむための一助として、お役立てください。

CLINICS(株式会社メドレー)

CLINICSカルテ

参考:クラウド診療支援システムCLINICS(クリニクス) (clinics-cloud.com)

特徴

ITトレンド2023上半期電子カルテ部門1位

主な機能

  • 受付管理
  • スケジュール
  • メモ・ラベル機能
  • テンプレート・セット登録
  • ファイル管理
  • 文書作成
  • 診察メニュー管理
  • 適応症・投与量チェック
  • 薬剤情報検索
  • 決済履歴表示

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

株式会社メドレー

ホームページURL

「CLINICSカルテ」は、Web問診や予約など総合的な情報管理に優れた電子カルテシステムです。ほかのシステムとの連携により、患者情報の重複管理を解消し、業務効率を向上させます。

NTTドコモとメドレーが共同提供する患者向けアプリを活用すると、患者はオンライン診療や予約、医療機関とのメッセージのやり取りが可能になるため、患者満足度の向上が期待できます。

Dynamics(株式会社ダイナミクス)

Dynamics(株式会社ダイナミクス)

参考:ダイナミクス

特徴

医師の視点で作られた電子カルテ

主な機能

  • 処方の確認機能
  • 薬剤歴の表示
  • 受付手続き機能
  • 血圧や検尿、血液検査の履歴を時系列でグラフ化
  • 診療履歴など患者のデータの記録
  • 患者情報の検索機能
  • 画像のファイリング機能
  • メモやサマリーの作成

初期費用

352,000円(税込)

月額費用

11,000円(税込)

運営会社

株式会社ダイナミクス

ホームページURL

ダイナミクス(Dynamics)は、自社でメンテナンスやカスタマイズが可能であり、運用にかかる費用を最小限に抑えられます。

さらに、操作性が優れており、直感的かつ使いやすいインターフェースが特徴です。これにより、効率的な業務遂行が可能となります。

Medicom-HRシリーズ(ウィーメックス株式会社/旧PHC)

Medicom-HRシリーズ(ウィーメックス株式会社/旧PHC)

参考:Medicom-HRf Hybrid Cloud | メディコム | ウィーメックス株式会社(旧PHC株式会社)

特徴

40年以上にわたる信頼と実績を持つ業界トップのカルテ

主な機能

  • リアルタイムチェック
  • 病名の予測と自動的な置換・照合
  • 算定アシストの搭載
  • 時系列表示・情報の分割表示
  • 複数条件での検索
  • テキストでの検索

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

PHCホールディングス株式会社

ホームページURL

https://bijicom.co.jp


「Medicom-HRシリーズ」は、迅速なフォローアップと優れたアフターサービスが提供されます。利用者の不安や問題に素早く対応してもらえるため、安心して利用が可能です。

直感的な操作が可能で、効率的な業務遂行が期待できます。また、受付システムとの連携が簡単で、クリニック運営を効率化します。スタッフやクリニックの事情に柔軟に対応できるため、運用の最適化が可能です。

Brain Box/Brain Box Cloud(株式会社ユヤマ)

Brain Box/Brain Box Cloud(株式会社ユヤマ)

参考:クラウド型電子カルテ BrainBox Cloud | 製品紹介 | 株式会社湯山製作所 (yuyama.co.jp)

特徴

処方内容をリアルタイムで確認できる

主な機能

  • 豊富な医薬品データベース
  • 文書作成サポート
  • AIによる提案と予測機能
  • クロルプロマジン換算機能
  • 過去カルテ・SOAPソート表示
  • 複数カルテの切替表示

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

株式会社湯山製作所

ホームページURL

ユヤマ(Brain Box/Brain Box Cloud)は、利用者のニーズや要件に柔軟に対応し、システムを最適化できます。さらに、営業担当者が技術に強いのが特徴です。利用者は専門的なサポートを受けながらシステムを導入できます。

また、デュアルディスプレイを採用しており、画面がシンプルで使いやすいのもポイントです。情報の整理がしやすく、効率的な操作が可能です。これらの特長によって、ユヤマ(Brain Box/Brain Box Cloud)は幅広いニーズに対応し、利用者の業務効率を向上させます。

AI-CLINIC Revo(アイネット・システムズ株式会社)

AI-CLINIC Revo(アイネット・システムズ株式会社)

参考:AI・CLINIC Vega - 無床診療所向け電子カルテシステム - (ains.co.jp)

特徴​​​​​

シンプルな操作設計・完全一体型システム

主な機能

  • 連携可能システム(予約システム、問診システム、保険証自動読み取りシステム、診察券発行機、自動精算機、画像ファイリングシステム(眼科・耳鼻科用等を含む)、透析管理システム、診療情報ネットワーク)
  • スケジュール管理
  • 処方オーダー入力時のチェック機能
  • 家族間のカルテ参照機能
  • 在宅機能
  • レポート機能

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

アイネット・システムズ株式会社

ホームページURL                   

AI・CLINICは、無床診療所に特化した完全一体型の電子カルテシステムです。受付・診察・会計・レセプト業務など、一連の診療業務を一つのシステムで効率的に処理できます。さらに、シンプルな操作設計により、会計の時間を短縮し、業務の効率向上に寄与します。

電子カルテにおける真正性、見読性、保存性といった三つの基本原則を厳守しており、各種データの整合性が確保されているシステムです。

Qualis/Qualis Cloud(株式会社ビー・エム・エル)

Qualis/Qualis Cloud(株式会社ビー・エム・エル)

参考:医療情報システム事業 | BML

特徴

多機能ながら使い勝手抜群

主な機能

付箋機能
診療アラーム
受付一覧
会計
音声入力
処方チェック機能
予約機能

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

株式会社ビー・エム・エル

ホームページURL

ビー・エム・エル(Qualis/Medical Station Clinic)の最大の特徴として、検査結果との連動性が挙げられます。検査結果とのスムーズな連携により、医療スタッフは効率的に情報を取得し、診療への活用が可能です。

また、サポートの充実性を図っており、システム導入後も、万が一のトラブルや疑問に対して迅速かつ丁寧なサポートが受けられるため、安心して利用できます。さらに、未来カルテや自由診療カルテなど、操作性に優れている点も魅力です。

SUPER CLINIC IV(株式会社ラボテック)

SUPER CLINIC IV(株式会社ラボテック)

参考:Ver.2.0 Hybrid Cloud | 株式会社ラボテック(LABOTECH)

特徴

直観的でシンプルな構造と操作性

主な機能

  • オンライン診療システム
  • テンプレート設定
  • 過去受付患者一覧表示
  • 表示切替・ソート機能
  • 家族一覧の検索条件
  • 統計機能
  • 会計チェック機能
  • Do入力
  • お薬事典
  • 病名ナビ(チェック)
  • 処方の体重換算機能
  • 保険・自費カルテ切替
  • 診療アラート
  • 文書管理システム

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

株式会社ラボテック

ホームページURL

「SUPER CLINIC IV」は、医療機関の受付から診療・会計・レセプトまで、総合的にサポートできるシステムです。シンプルなデザインと直感的な操作性が特長で、過去カルテと当日カルテを左右に表示し、クリックやドラッグ&ドロップなどで手軽にカルテを作成できます。

受付時は問診データを効率的に収集し、待ち時間の短縮や受付業務の効率化が可能です。医師はテンプレートセットやカルテセットを利用し、効率的に診療情報を入力できるほか、検査オーダーや処方箋の作成、次回予約も簡便です。

また、薬剤情報の検索や処方内容のチェック、病名の自動提示など、医師の診療を多彩な機能でサポートします。

M3 Digikar(エムスリーデジカル株式会社)

M3 Digikar(エムスリーデジカル株式会社)

参考:開業医の手間を削減するクラウド電子カルテ / エムスリーデジカル株式会社 (digikar.co.jp)

特徴

5年連続でクラウド電子カルテのシェア1位

主な機能

  • 検査結果ビューアー
  • M3 DigiKar モバイル
  • iPad手書きカルテアプリ
  • 適応症の自動学習(AI)
  • 処置行為自動学習(AI)
  • 処方監査オプション

初期費用

無料

月額費用

9,800円〜(税抜)

運営会社

エムスリーデジカル株式会社

ホームページURL

「エムスリーデジカル」は、医療現場向けに特化した電子カルテシステムです。AIによる自動学習機能を備えており、頻繁に使用される処置行為を自動で記録し、カルテの作成やオーダー入力を効率化します。その結果、入力にかかる時間を80%も削減できます。

また、iPadの手書きアプリを活用すれば、手書きでの記録をそのまま電子化できるため、パソコン操作に慣れていない医師でも利用しやすい特徴もあります。

Hi-SEEDシリーズ/Hi-SEED Cloud(富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社)

Hi-SEEDシリーズ/Hi-SEED Cloud(富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社)

参考:Hi-SEED Cloud|富士フイルムヘルスケアシステムズ (fujifilm.com)

特徴

MediSaaS認定マークを取得

主な機能

  • 在宅医療等対応のカルテ入力機能
  • 処方や検体、画像などのオーダエントリ
  • 認証による複数デバイスとの接続可能
  • 文書作成サポート
  • 医用辞書など多目的検索機能
  • 経営分析システム
  • レセプトチェック

初期費用

3,000,000円~

月額費用

記載なし

運営会社

富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社

ホームページURL

Hi-SEED Cloudは、富士フイルムが開発したクリニック向けのクラウド型電子カルテシステムです。富士フイルムヘルスケアシステムが長年培ってきた医療現場での経験とノウハウが注ぎ込まれています。

使いやすく、見栄えも優れており、多彩な機能を手軽に活用できます。さらに、全診療科目に対応しているため、全国どこの病院やクリニックでも導入が可能です。

CLIUS(株式会社DONUTS)

CLIUS(株式会社DONUTS)

参考:CLIUSクリアス|クリニック向けクラウド型電子カルテ

特徴

MacとWindowsの両OSに対応

主な機能

  • 薬用量機能
  • バックアップ
  • WEB問診
  • オーダーチェック
  • 在宅機能
  • 経営分析ツール
  • 予約機能
  • 院内機器連携
  • オーダー自動学習機能
  • クリップボード・患者サマリー
  • オンライン診療
  • 受付ラベル・メモ
  • ステータスカスタマイズ
  • グループ機能
  • 同一・複数患者カルテ同時起動
  • 適応病名チェック
  • ストレージ使い放題
  • ORCA過去診療履歴
  • 自動算定
  • ジョブカン勤怠
  • レセコン機能(新規患者登録)

初期費用

200,000円~

月額費用

12,000円(5ユーザーまで使用可能)

運営会社

株式会社DONUTS

ホームページURL

CLIUS(クリアス)は、株式会社DONUTSが提供する、無床診療所向けのクラウド型電子カルテサービスです。

MacとWindowsの両プラットフォームでの利用が可能であり、さらにiPadでも操作できます。外来や在宅を含む、多様な診療スタイルに対応しています。

Dopanet Doctors(株式会社エムアイユー)

Dopanet Doctors(株式会社エムアイユー)

参考:株式会社 エムアイユー Mac専用電子カルテ Dopanet Doctors (miu-net.com)

特徴

Mac専用電子カルテ

主な機能

  • FileMakerと連携可能
  • 診療支援ソフトRS_baseと連携可能
  • OSIRIXと連携可能
  • レセプトサポート

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

株式会社 エムアイユー

ホームページURL

「Dopanet Doctors」は、使わない機能を排除し、必要な機能をシンプルかつ低価格に提供する電子カルテシステムです。Mac専用設計で、使いやすいユーザインターフェースとシンプルなデザインが特徴です。受付画面は院内のレイアウトに合わせて分けられるため、状況が一目で把握できます。

2号用紙の表示は紙カルテ風で分かりやすく、過去カルテも簡単に参照できます。また、データベースサーバーには無料の「PostgreSQL」を使用し、低価格を実現しています。

さらに、FileMakerやRS_base、OSIRIXなど、外部ソフトとの連携もスムーズです。iPad対応で、問診の入力やカルテの持ち運びも簡便です。

TOSMECシリーズ(エムスリーソリューションズ株式会社)

TOSMECシリーズ(エムスリーソリューションズ株式会社)

参考:TOSMEC Aventy Ⅳ|医事会計/電子カルテ一体型システム (m3s-aventy.net)

特徴

オーダーアシスト機能を搭載した電子カルテ

主な機能

  • 診療履歴や状態を時系列表示
  • DICOM MWMで患者基本情報の連携
  • 医療機器との連携
  • オーダーアシスト機能
  • オーダー区分で絞り込み表示
  • 文字検索が可能
  • Do機能
  • ショートカット機能
  • 音声入力
  • 医事会計システム

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

エムスリーソリューションズ株式会社

ホームページURL

「TOSMEC Aventy Ⅳ」は、先進の電子カルテシステムで、各種診断装置とのシームレスな連携を実現します。CTやMRIなどの画像診断機器との連携はもちろん、一般撮影装置とのCSV連携も可能です。

患者のカルテは一画面で確認可能であり、過去カルテの情報も簡単に参照できます。さらに、タブレット端末を活用した問診票入力や、携帯端末による在宅支援もスムーズに行えます。

HOPEシリーズ(富士通Japan)

HOPEシリーズ(富士通Japan)

参考:診療所様向けクラウド型電子カルテシステム HOPE LifeMark-SX Cloudエントリーモデル : 富士通 (fujitsu.com)

特徴

無床診療所向けクラウド型電子カルテ

主な機能

プロファイル&オーダー
診療画像・レポート参照
カルテ
看護
DO/コピー機能
付箋機能
検査結果時系列表示
検査依頼情報作成
アクセスログ記録機能

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

富士通Japan

ホームページURL     

富士通Japan(HOPE シリーズ)は、無床診療所向けのクラウド型電子カルテシステムです。

シンプルで直感的な操作性を持ち、医師のニーズに合わせて入力を支援し、スピーディな診察をサポートします。

さらに、電子カルテを軸にスマートフォンを使った患者サービスや地域連携など、多様な機能を提供し、診療所の業務を効率化します。

ハヤブサ/E-Egg(株式会社アイソル)

ハヤブサ/E-Egg(株式会社アイソル)

参考:製品情報 ハヤブサ | 電子カルテの導入をお考えなら医療ITサービスの株式会社アイソルへ (ai-sol.jp)

特徴

洗練されたデザイン・直感的な操作性

主な機能

  • タッチ入力
  • iPad用問診テンプレート
  • DICOMファイリング
  • 検査・病名など条件検索
  • 各種院内検査機器との連携
  • 電子カルテ検歴表示画面
  • 数値データの直接取り込み
  • 検査結果の時系列表示
  • グラフ表示

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

株式会社アイソル

ホームページURL

統合型電子カルテシステム「ハヤブサ」は、豊富な導入実績と事例をもとに、診療科ごとのカスタマイズが可能です。直感的な操作性と洗練されたデザインで、スピーディなカルテ入力を実現しています。

受付/会計・診察室の操作は共通で、使いやすいシステムです。さらに、PACSやオンライン診療など、さまざまなオプションを提供し、運用に合わせての利用が可能です。

MRNシリーズ/MAPs for CLINIC(株式会社EMシステムズ)

MRNシリーズ/MAPs for CLINIC(株式会社EMシステムズ)

参考:MAPs for CLINIC | 株式会社EMシステムズ (emsystems.co.jp)

特徴

優れたUIによる圧倒的な使いやすさ

主な機能

  • Do機能
  • 同一患者の診察記録/診療行為の同時入力
  • 各種テンプレート
  • バイタル値・リハビリの表示専用領域
  • 小児用量入力
  • 定期処方入力
  • 検査依頼シート
  • 候補病名機能
  • 連続傷病名入力
  • 小児成長曲線/バイタルグラフ
  • 検査結果・薬薬歴の表示

初期費用

無料(初期ライセンス費用)

月額費用

20,000円 / 1接続につき

運営会社

株式会社EMシステムズ

ホームページURL 

MRNシリーズの中でも、MAPs for CLINICはクラウド上での電子カルテを提供し、“ストレス・フリー”な医療現場を実現します。優れたユーザーインターフェースによって、圧倒的な使いやすさを実現し、日々の診療業務をスムーズに行えます。

さらに、初期ライセンス費用が0円と安価な導入費用が特徴で、市販のハードウェアを利用するため、コストを抑えながら電子カルテの導入が可能です。安定したクラウドシステムにより、トラブル発生時でも院内での操作に対応しており、万が一の際でも安心して利用できます。

ドクターシンプティ(三栄メディシス株式会社)

ドクターシンプティ(三栄メディシス株式会社)

参考:ドクターシンプティ | 三栄メディシス | 心電計・レセプトソフト・電子カルテの事ならお任せ (san-ei.com)

特徴

ユーザーに合わせて進化する電子カルテ

主な機能

  • セット・シート入力
  • 定期処方登録
  • Do入力
  • 適応症、用法、アレルギー、相互作用チェック
  • スキャン機能
  • 時系列表示
  • 簡易画像ファイリング
  • 文書作成
  • 予定機能

初期費用

記載なし

月額費用

記載なし

運営会社

三栄メディシス株式会社

ホームページURL

「Dr.Simpty」は、見たままに・直感的に・簡単に・操作できる電子カルテシステムです。ORCAとの組み合わせで医事会計をはじめ、医療現場全体をサポートします。シンプルなデザインで視認性に優れており、最小限の操作で効率的に入力できます。

既にORCAを使用中の場合は、必要なデータを簡単に取得でき、過去の情報も含めて利活用が可能です。専用のコールセンターやリモートメンテナンスなど、充実したサポート体制も整っています。時代に合わせて進化し続けるDr.Simptyは、使いやすく、安心して利用できる電子カルテシステムです。

電子カルテ導入で必要なステップ

電子カルテ導入時に必要となるステップは以下の通りです。

  1. 電子カルテの選定
  2. 要件定義
  3. システム設定
  4. デモ運用
  5. 実運用開始

電子カルテ選定時は、複数のサービスを比較したうえで検討を進めることが重要です。ベンダーに具体的な要望を伝えられると、デモンストレーション段階での機能確認がスムーズになります。

綿密な打ち合わせを経て、導入する機材やソフトを確認しながらテスト運用を進めましょう。なお、詳細は以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

  電子カルテ導入のポイント | 失敗しないための手順と注意点 クリニックの業務効率化に欠かせないのが電子カルテです。しかし「何を基準に選定し導入すればよいのか」「運用にあたって注意点すべき点は?」など、さまざまな悩みや疑問が生じるかもしれません。 本記事では、電子カルテを選ぶ際のポイントや、導入時に留意すべき事項、そして効果的な運用の注意点について詳しく解説しています。電子カルテの導入を検討している方は、ぜひ一読ください。 CLINICS(クリニクス)

電子カルテのトレンド

新型コロナの流行に伴い、近年では対面診療への対応だけではなく、問診や予約、オンライン診療などにも対応している電子カルテシステムが注目されています。

ほかにも、眼科のように検査機器を多く導入する必要がある場合には、周辺システムとの連携が可能であるかどうかも重要視すべきポイントです。

また、小児科で導入する場合には、子どもの体重に応じて薬の量を計算する体重換算機能が備わっているかなど、導入する診療科によっても重要視する機能は異なります。

自院にとって必要な機能について、選定前にしっかりと見極めましょう。

電子カルテを比較する際のポイント

電子カルテには多くの機種があるため、選定に迷ってしまうかもしれませんが、自院の業務効率向上を図るためには、どのような機能が必要なのかを具体的に検討する必要があります。

オンプレミス型かクラウド型か

オンプレミス型電子カルテは、クリニック内に専用のサーバーを設置して利用するタイプです。長い歴史を持ち、多くの方が利用しており、多機能かつカスタマイズ可能であるケースが多い点が特徴です。

しかし、院内にサーバーを設置する必要があり、導入に高い初期費用がかかるケースが多い傾向です。

一方、クラウド型電子カルテは院内にサーバーを設置せずに利用できるため、低い導入費用に加えて、自宅からも電子カルテを確認できる点がメリットです。

また、近年セキュリティも強化されており、安心して利用いただけるメーカーが増えています。

レセコン連動型か一体型(内包型)か

レセコン連動型は、カルテとレセコンを別々に立ち上げる必要があり、それぞれの操作を覚える必要があります。これに対して、一体型(内包型)は1つのシステム画面上でカルテとレセコンの操作が可能です。

特に新規開業する医療機関では、ベテランの医療事務を採用できないケースが多く、比較的操作が容易なクラウド型+一体型が好まれる傾向があります。

それぞれの違いを考慮して、自院のニーズに基づいてシステムを選定しましょう。

費用は予算内か

電子カルテシステムを導入するためには初期費用だけでなく、月額費用と更新費用への考慮も必要です。費用対効果が得られるのか、追加費用は発生しないかなどをじっくり検討し、予算に見合った選択で財政状況を圧迫しない、安定的な運用を確保しましょう。

他システムとの連携がスムーズか

他システムと連携ができるかどうかも事前に確認しておきましょう。たとえば、自動精算機との連携が挙げられます。診察券を自動精算機で読み取り、精算された結果を電子カルテの患者情報に反映が可能です。レジ締めの作業効率アップや、未収金防止の観点など、多くのメリットが考えられます。

すでに導入している、あるいは今後導入予定の周辺機器との連携ができるのかどうかも重要な選定基準の一つといえるでしょう。

診療科によって必要な機能があるか

内科は基本機能で対応可能な場合が多いですが、眼科や整形外科、小児科などの診療科によって必要な機能が備わっているかも重要なポイントです。

これらの機能がないと、電子カルテ導入のメリットが得られず、使いにくさがストレスになってしまう可能性があります。自身の診療科に特化した機能を踏まえ、適切なシステムを選びましょう。

操作性に優れているかどうか

電子カルテシステムの操作性を確認する際は、医師だけでなく看護師や事務などの多職種間で共有し、話し合いの場を設けることが重要です。

使いやすいインターフェースや直感的な操作が可能なシステムは、スタッフの業務の効率に直結します。全職種がスムーズに利用できるシステム選定ができるかどうかが、円滑な医療業務遂行の鍵です。

サポート体制が充実しているかどうか

電子カルテの選定において、サポート体制が充実しているかは導入後の運用に重要な影響を与えます。

導入後に発生する操作上の疑問や診療報酬改定への対応など、必要な際に迅速なサポートが受けられるかは円滑な診療を提供するために確認すべきポイントです。安心してシステムを利用するために、適切なサポートが提供されるかを確認しましょう。

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まとめ

今回は、電子カルテのシェアランキング、選定時の比較ポイントやトレンドについて解説しました。

電子カルテにはそれぞれ異なる特徴があるため、自院の診療スタイルに合ったものを選定できれば業務の効率化を図れるでしょう。なお、医師だけでは決めずに、多職種の目でチェックして時間をかけながら比較検討することが大切です。



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