dynamics(ダイナミクス)とは?評判・口コミ・料金を解説!|CLINICSカルテ
病院やクリニックでは電子カルテの導入が加速しています。電子カルテにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や料金などが異なります。そのため、どの電子カルテがクリニックに合うか、選ぶのは難しいのではないでしょうか。そこで、この記事では現役医師が開発した、無床診療所向け電子カルテDynamics(ダイナミクス)の特徴や口コミを紹介します。
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Dynamics(ダイナミクス)とは?
Dynamics(ダイナミクス)とは、吉原正彦医師が開発した無床診療所向けの電子カルテソフトウエアです。Microsoft Accessがベースのカスタマイズ可能なオープンソフトウエアで、全国の医師の声を反映しながら日々改良されています。
他のDynamicsユーザーと情報交換をリアルタイムで行うことができます。さらに、診療をしながら医師も医療事務やレセプト業務を把握することも可能です。
Dynamicsに必要なのはパソコンとMicrosoft Accessだけで、メールの送受信やフォルダの作成といった最低限のパソコンスキルがあれば活用できます。そのため、ITスキルに自信がなくても安心して導入可能です。
Dynamicsの料金
Dynamicsの料金は以下の通りで、電子カルテソフトウェアの中では比較的リーズナブルであることが特徴です。
項目 |
金額(税込) |
使用許諾料(初回のみ) |
220,000円 |
月額使用料 |
11,000円 |
初回のみ使用許諾料が必要ですが、初回以降は毎月の月額料(税込11,000円)のみです。ヘルプデスクの利用料やバージョンアップなど保守料金は上記の金額に含まれています。
導入するパソコンの台数に関係なく、5年間で総額80万円(税込)です。5年を超えて導入する場合でも必要なのは月額使用料だけと、リーズナブルに導入しやすい電子カルテだといえます。
Dynamicsの代表的な機能
Dynamicsの代表的な機能として、患者の受付や処方箋作成、診断書作成、自動的な診療点数計算等が挙げられます。
この他にも老人訪問看護や健康診査報告書の作成、カラー写真付薬剤情報印刷などさまざまな機能が付随しています。こうした機能から、病院やクリニックのスタッフの業務負担軽減につながるでしょう。
Dynamicsのサポート内容
Dynamicsはバージョンアップや改定作業、データバックアップなどの運用支援を行なっています。他にも、リモートやオンサイトにて障害対応が受けられるため、万が一の場合でも安心です。
さらに、電話予約や自動受付機など関連機器との連携や、レセプト支援など病院やクリニックに必要な要素が豊富に含まれています。
Dynamicsのヘルプデスク
Dynamicsに設置されているヘルプデスクは、以下の時間帯に電話対応を行なっています。日曜日と祝日は対応していませんので注意しましょう。
平日 |
8:50~19:00 |
土曜日 |
8:50~19:30 |
※年末年始、夏季休暇などは対応していない場合あり
Dynamicsと相性がよい医療機関
Dynamicsは、医療事務やレセプト業務などを医師自ら把握する病院やクリニックと相性が良いといえます。
特に、患者の負担金を自身で把握したい病院やクリニックに向いています。この他にも他のDynamicsユーザーと情報交換を行いたい病院やクリニックにもおすすめです。
Dynamicsの特徴
Dynamicsには次の特徴が挙げられます。
- レセコン・電子カルテ一体型システム
- 低コストで導入可能
- 充実したデータセキュリティ
- ユーザー同士との情報・交流が可能
1.レセコン・電子カルテ一体型システム
Dynamicsの特徴としてレセコン・電子カルテを含めた一体型であることが挙げられます。診療時に会計を確認し、効率的に業務を進めることが可能です。
2.低コストで導入可能
Dynamicsはレセコンと電子カルテを合わせた金額であるほか、利用パソコンの台数が増えても金額は変わらないため、比較的低コストで導入可能です。
3.充実したデータセキュリティ
Dynamicsはカルテをすべて院内で管理することから、情報が漏洩する心配がありません。院内にシステムがあることでカルテ操作が迅速に行えるメリットもあります。
4.ユーザー同士との情報・交流が可能
Dynamicsを導入することで、Dynamicsユーザー同士との情報交換や交流が可能です。Dynamicsは現役医師が開発し、現場の意見を積極的に取り入れています。
定期的に例会が開催されたり、メーリングリストを使った交流が活発であったりと、ユーザー同士が交流する場が充実しています。
Dynamicsの導入ステップ
Dynamicsを導入するには、ramdaの公式ページから問い合わせるか、電話で連絡します。その後病院の院内環境におけるヒアリングや事前調査、医師の要望を伝えます。
Dynamics側から必要な機材やセッティング費用の見積もりが届くため、最終的にDynamicsやRS_Baseの導入構成や費用を決めて契約を行います。契約後は機器設置や配線工事、セッティングまで進めます。
機材がすべて設置し終えた後は、Dynamics側から操作説明を受け、運用を開始します。運用開始後も定期的にバージョンアップやデータ更新など保守作業のサポートが受けられます。
Dynamicsの評判・口コミ
日経メディカルOnlineの医師会員を対象にした電子カルテ・ICT導入に関するアンケート2021によると、Dynamicsは電子カルテにおいてシェアランキングの3位にランクインしています。さらに、同アンケートにおいて開業21年以上、開業16〜20年以上に1位に選ばれています。
このように医師から高い評価を得ていることがわかります。
実際にDynamicsを導入したクリニックの口コミは以下の通りです。Dynamics導入が業務効率化向上につながっていることがわかります。
「ダイナミクスはLANを介して多数の端末から入力可能ですが、医師が診察しながら入力するのが一番効率的だと感じています。多数端末入力に伴うトラブルもなく快適に使えることもあり、ダイナミクスを使っているうちにPC操作に自信がつき、経理への興味も湧いてきました。」
まとめ
Dynamics(ダイナミクス)は現役医師が開発した電子カルテで、電子カルテのシェアランキングで上位に入っており、医師から高い評価を得ているサービスです。
比較的低コストで導入しやすいほか、レセコン・電子カルテ一体型システムであることからスムーズな運用が可能です。バージョンアップやデータバックアップなどのサポートを受けられるため、安心して導入できます。