
【2026年最新】電子カルテおすすめ12選!「2027年」に備えるための最善策
医療現場を支える方々にとって、システムの入れ替えは一生に何度もない大きな決断です。特に最近では、度重なる制度改正への対応に追われる中で、「今のシステムが将来も通用するのか」あるいは「どのタイミングが買い替えの正解なのか」といった難しい判断を迫られる場面が増えています。こうした状況において、ひとつの明確な指標となるのが、厚生労働省が推進する「医療DX」の動きです。国は2030年までの全医療機関への普及を目指し、その重要な節目として「標準仕様に準拠したクラウド型システムの導入/移行」を強く推奨しています。本記事では、この2027年に向けた転換期にどのような視点でシステムを選ぶべきかを紐解きつつ、最新の電子カルテを厳選。自院にとっての最善策を見つけるためのガイドとして、ぜひお役立てください。
出典:電子処方箋・電子カルテの目標設定等について/厚生労働省
目次[非表示]
- 1.電子カルテの最新トレンドとは?
- 2.選定の要、レセコンの2大形態とは?
- 3.電子カルテおすすめ12選!
- 3.1.汎用型:一般外来を支える主力システム7選
- 3.1.1.①CLINICS(株式会社メドレー)
- 3.1.2.②MAPs for CLINIC(株式会社EMシステムズ)
- 3.1.3.③CLIUS(株式会社DONUTS)
- 3.1.4.④エムスリーデジカル(エムスリーデジカル株式会社)
- 3.1.5.⑤Qualis(株式会社ビー・エム・エル)
- 3.1.6.⑥Medicom(ウィーメックス株式会社)
- 3.1.7.⑦BrainBoxCloud II(株式会社ユヤマ)
- 3.2.在宅型:訪問診療に特化したシステム2選
- 3.3.自費型:美容・自由診療向けシステム3選
- 3.3.1.①medicalforce(株式会社メディカルフォース)
- 3.3.2.②キレイパスコネクト(GMOビューティー株式会社)
- 3.3.3.③B4A(株式会社B4A)
- 4.まとめ
電子カルテの最新トレンドとは?

冒頭で触れた「2027年」という節目。それは、メーカーの壁を越えて医療情報をスムーズにやり取りする「標準化」の取り組みが本格化するタイミングを指します。厚生労働省は2027年度以降を、標準仕様に準拠したクラウド型システムの導入/移行を進めるべき推奨時期としています。この節目を前に、医療現場のデジタル化は今、かつてないスピードで加速しています。では、なぜ今、この「連携」を共通化しようとしているのでしょうか?
2027年、医療情報の「たこつぼ化」が解消される
最大の理由は、現在の医療情報のあり方が「たこつぼ化」しているからです。多くの電子カルテは現在も、メーカーごとに独自の形式でデータ保存をしています。その結果、他院へ情報を渡すときに非効率な作業が発生し続けています。これを厚生労働省が中心となり、「共通のデータ言語」に統一し、医療機関同士が情報をスムーズにやり取りできる環境を整えようとしているのです。さらに理解を深めるために、この「標準化」に向けて動いている2つシステムについても触れておきましょう。
標準型電子カルテ:厚生労働省が提供する、最小限の機能に絞った「公営カルテ」
標準型準拠カルテ:民間が国のルールを遵守し、使い勝手を追求した「民間カルテ」
民間カルテの現在の浸透状況を鑑みると、今後の主流も「標準型準拠カルテ」になると想定されます。なぜならば、国のルールに合わせつつ、診療スタイルに合った便利な機能を柔軟に利用できるからです。
たえまないルール変更に「クラウド」で備える
こうした変革への柔軟な対応。その鍵を握るのが、クラウドという選択肢です。標準化の要件は、2030年の全体普及に向けて技術や制度の進歩にあわせ細かくアップデートされていきます。もちろん、オンプレミス型がすぐ使えなくなるわけではありません。しかし、今後は「連携」が前提の改正が続くため、そのたびに自院サーバーを個別に改修し、多額の費用や立ち会いの手間をかけ続けるのは現場の大きな負担となります。
一方で、クラウド型ならスマートフォンのアプリのように、最新の要件へ自動かつ低コストで適応し続けることが可能です。つまり、今クラウドを選ぶのは、単なるトレンドではなく、将来にわたって改修コストや手間に振り回されないための最善策なのです。
選定の要、レセコンの2大形態とは?
おすすめの12選を紹介する前に、電子カルテ選定の「要」とも言える、レセコン(医事会計システム)との関係性を整理しておきましょう。 保険診療を中心とするクリニックには、日本の経営を支える2つのスタイルがあります。どちらの形態を選ぶかが、スタッフの入力負担や窓口の待ち時間を左右する、最も重要な分岐点になります。カルテと会計機能がひとつのシステムに統合されています。同一画面/UIで情報入力や操作が可能であること、スムーズなデータ連携ができることが最大のメリットです。カルテを閉じた瞬間に会計までデータが反映されるため、入力ミスを防げるだけでなく、窓口での待ち時間も大幅に短縮できます。窓口が一本化されるため、トラブル時の連絡先で迷わないことも、忙しい現場には嬉しいポイント。
【ORCA連動型】高い信頼性と、将来への柔軟性を保つ形態
日本医師会が提供する「ORCA(オルカ)」と、お好みの電子カルテを組み合わせて使うスタイル。日医標準レセプトとして圧倒的なシェアを持つORCAは、診療報酬改定への対応が非常に早く、正確です。いつかカルテの画面だけを変えたいと思っても、会計データはそのまま使用できるので、特定メーカーに縛られない柔軟な運用が可能。
※美容皮膚科などの自費診療をメインとされる場合は、会計まで一貫して管理できる【自費特化型】という選択肢が主流となります。
電子カルテおすすめ12選!

ここからは、最新トレンドであるクラウド型であり、かつ2027年という節目に備えるための今選ぶべき電子カルテをカテゴリー別に紹介。自院が大切にしたい「診療スタイル」や前述した「レセコン形態」に合わせて最善な一手を見つけてください。
汎用型:一般外来を支える主力システム7選
①CLINICS(株式会社メドレー)
【レセコン一体型】
診療・経営・患者体験のすべてを一元管理するオールインワンシステムです。予約から会計、経営分析まで一つの画面で完結。AIアシストがカルテ入力を劇的に効率化します。患者アプリを通じて快適な通院体験を提供し、かかりつけ化を促進。専任スタッフによる手厚いサポートにより、初めての導入でも安心です。
引用:CLINICS
②MAPs for CLINIC(株式会社EMシステムズ)
【レセコン一体型】
レセコンのトップシェア企業が、その知見をクラウドに凝縮。優れたUIに加え、各診療科に特化した入力テンプレートを豊富に搭載しています。他社システムとの連携性も抜群で、既存の検査機器や周辺ソフトを活かした運用が可能。医事会計の圧倒的な信頼性と、クラウドの利便性を高次元で両立させたシステムです。
引用:MAPs for CLINIC
③CLIUS(株式会社DONUTS)
【ORCA連動型】
IT業界ならではの洗練されたUI/UXデザインが最大の特徴です。直感的な操作が可能で、PC操作に不慣れなスタッフでも短期間で習得できます。AIによる入力補助やセット登録、豊富な外部連携実績も魅力。端末を選ばず動作も軽快なため、診察室だけでなく受付や処置室など、場所を問わずスムーズに活用できます。
引用:CLIUS
④エムスリーデジカル(エムスリーデジカル株式会社)
【レセコン一体型】
AI自動学習機能が医師の入力パターンを学習し、処置や処方を予測提案。入力時間を大幅に削減します。iPadやスマートフォンにも対応し、場所を選ばずカルテの閲覧・入力が可能。クラウドならではの進化を続け、オンライン診療や多職種連携など、多様化するこれからの診療形態に柔軟に適応し続けるシステムです。
引用:エムスリーデジカル
⑤Qualis(株式会社ビー・エム・エル)
【レセコン一体型】
検査受託最大手のBMLが提供。外注検査の依頼から結果取り込みまでのフローが極めてスムーズです。使い手の好みに合わせてレイアウトを自在にカスタマイズでき、診療アラーム機能で患者ごとの予定も一目で把握。強固なセキュリティと全国を網羅する保守サポート網により、日々の安定した診療を強力にバックアップします。
引用:Qualis
⑥Medicom(ウィーメックス株式会社)
【レセコン一体型】
日本初の電子カルテを開発したMedicomブランドのクラウドモデルです。長年培われた医事会計のノウハウを継承しつつ、クラウドの機動性を確保。全国に拠点を持つ強固なフィールドサポート体制は、他社にはない安心感を提供します。実績に裏打ちされた安定性と、最新のIT技術をバランス良く備えた信頼の一台です。
引用:Medicom
⑦BrainBoxCloud II(株式会社ユヤマ)
【レセコン一体型】
調剤機器メーカーの知見を活かし、薬の相互作用チェックや強力な処方提案機能を備えています。AIを活用したデータ分析に加え、院内にサブサーバを設置するハイブリッド構成により、通信障害時でも診察を継続できるBCP対策が魅力。医師の思考を止めない入力プロセスにこだわり、スムーズな診察室運営を支えます。
引用:BrainBoxCloud Ⅱ
在宅型:訪問診療に特化したシステム2選
①モバカルネット(NTTプレシジョンメディシン株式会社)
【ORCA連動型】
在宅医療の現場を徹底追求して開発されました。タブレット一つで訪問先から情報を参照・入力でき、多職種連携機能も充実。煩雑な各種文書の一括作成機能により、事務作業を大幅に軽減します。NTTグループの堅牢なセキュリティとBCP対策を備え、地域に根差した安心かつ安定した医療提供を強力にサポートします。
引用:モバカルネット
②セコムOWEL(セコム医療システム株式会社)
【レセコン一体型】
外来診療と在宅医療の両立をコンセプトに設計されています。セコムグループの強固なセキュリティ基盤により、院外でのカルテ操作も安心です。シンプルな画面構成で操作性が高く、多職種間でのリアルタイムな情報共有に強み。訪問スケジュール管理や複雑な公費計算にも対応し、在宅医療の現場をトータルで支えます。
引用:セコムOWEL
自費型:美容・自由診療向けシステム3選
①medicalforce(株式会社メディカルフォース)
【自費特化型・ORCA連動型】
美容クリニックに特化したオールインワンのクラウドシステムです。電子カルテ機能に加え、予約管理、在庫管理、CRM(顧客管理)を統合。経営状況を可視化するダッシュボード機能により、来院履歴や分析データを即座に経営戦略へ活かせます。直感的な操作性で、現場スタッフの業務負荷を減らしつつ売上最大化を支援します。
引用:medicalforce
②キレイパスコネクト(GMOビューティー株式会社)
【自費特化型・ORCA連動型】
集客プラットフォーム「キレイパス」との強力な連携が最大の武器。予約から事前問診、決済、リピーター施策までをワンストップで自動化します。煩雑なバックヤード業務をITで効率化し、スタッフが患者への接遇に集中できる環境を提供。SNS集客とオペレーションを直結させ、機会損失を防ぐ次世代の管理システムです。
引用:キレイパスコネクト
③B4A(株式会社B4A)
【自費特化型・ORCA連動型】
自由診療の予約・決済体験を劇的に変えるDXツールです。リアルタイム予約の精度が極めて高く、患者側の利便性を高めることで電話対応コストを大幅に削減。オンライン決済やデジタルギフト機能など、マーケティングに強い機能を多数搭載しています。洗練されたUIでクリニックのブランディングにも寄与するシステムです。
引用:B4A
まとめ

変革の時代に、後悔しないシステム選びを
国は2030年までの電子カルテ全普及を目指し、その重要な節目として2027年度以降のシステム更改を強く推奨しています。この大きな転換期を、単なる「置き換え」で終わらせるのか、それとも「クリニックの可能性を広げる好機」にするのか。その分岐点は、システム選びの視点にあります。
後悔しない選択のために、改めて以下の3点を振り返りましょう。
⒈クラウド型であることを大前提にする
⒉自院のスタイルに合うレセコン形態(一体型・連動型)を見極める
⒊周辺システム(予約・問診等)との親和性を重視する
これらの条件を兼ね備え、次世代のスタンダードとして選ばれているのがCLINICS。CLINICSは、クラウド型電子カルテを中心に、診療・経営・患者体験・医療DXをAIと一体化したオールインワンシステムです。レセコン一体型ならではの淀みない操作性は、事務負担を驚くほど軽くし、変わりゆくこれからの医療環境にもいち早く適応します。「今の診療フローをどうデジタル化すべきか」あるいは「数年後の大きな変化にどう備えるべきか」など、迷われることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。自院にとっての最善策を、よろしければご提案いたします。












