
【2023年最新版】電子カルテメーカー50社を徹底比較!!
現在、医療現場のIT化のひとつに電子カルテが挙げられます。電子カルテシステムの種類、電子カルテを導入する際のチェックポイントなどとあわせて解説します。
これから電子カルテを導入予定の開業医の先生方は必見です。
効率的に電化カルテメーカーの比較をしたい方は「電子カルテメーカー比較20選」の資料をご覧ください。⇨電子カルテメーカー比較20選の資料はこちら
- この記事を読むと以下のことがわかります。
- 電子カルテシステムの種類「オンプレミス型」と「クラウド型」
- 紙カルテから電子カルテに移行する際の注意点
- 電子カルテを導入する際のチェックポイント
- 電子カルテメーカー比較50選
目次[非表示]
- 1.電子カルテシステムの種類「オンプレミス型」と「クラウド型」
- 2.クラウド型の電子カルテの特徴
- 3.クラウド型の電子カルテのメリット・デメリット
- 4.紙カルテから電子カルテに移行する際の注意点
- 5.電子カルテの普及率とは?
- 6.クラウド型電子カルテを選ぶ際の7つのポイント
- 6.1.ポイント1.操作性
- 6.2.ポイント2.安定性
- 6.3.ポイント3.費用(価格)
- 6.4.ポイント4.特化した機能の有無
- 6.5.ポイント5.レセコンとの連携
- 6.6.ポイント6.サポート内容
- 6.7.ポイント7.周辺システムとの連携
- 7.【ジャンル別】電子カルテ比較50選
- 7.1.クラウド型
- 7.1.1.1.ORCA内包型カルテで事務作業を削減「CLINICSカルテ」
- 7.1.2.2.直感的な操作で簡単にカルテを作成できる「CLIUS (クリアス)」
- 7.1.3.3.無料で使えるクラウド型電子カルテ「きりんカルテ」
- 7.1.4.4.医療現場のニーズに合わせて開発・提供「エムスリーデジカル」
- 7.1.5.5.「アシストビュー機能」を搭載「Open-Karte Cloud」
- 7.1.6.6.ワンクリックでオーダー可能!「blanc」
- 7.1.7.7.オールインワンパッケージのソフトウェア「HAYATE/NEO」
- 7.1.8.8.使いやすい操作性が特徴「MI・RA・Is/AZ for Cloud」
- 7.1.9.9.高い可用性と耐障害性が魅力「MegaOakSR」
- 7.1.10.10.多彩な入力補助機能がある「新版e-カルテ」
- 7.1.11.11.レスポンスが低下しにくい「HAPPY ACTIS」
- 7.1.12.12.安定稼働とBCP対策を実現「Hi-SEED Cloud」
- 7.1.13.13.さまざまな通知機能などで医療安全をサポート「MegaOakHR」
- 7.1.14.14.レセプト機能を搭載した医療と経営のサポートを目指せる「ドクターソフト」
- 7.1.15.15.オーダリングと電子カルテの統合型システム「アイヒス」
- 7.1.16.16.ユーザーごとに電子カルテ画面のレイアウト設定ができる「MALL」
- 7.1.17.17.各種システムとの連携によって患者データを一元管理できる「Medicom-HS」
- 7.1.18.18.日医標準レセプトソフト「ORCA」と連携可能「Doctor’s Desktop3」
- 7.1.19.19.往診など院外でも使用できる「m-WAVE2.0」
- 7.1.20.20.診療科ごとに必要な操作メニューをカスタマイズ可能「ハヤブサ」
- 7.1.21.21.自院用に内科医が開発した電子カルテ「アーチャンカルテ」
- 7.1.22.22.直観的に操作できる画面レイアウトが特徴「MRN」
- 7.1.23.23.Mac専用に開発された「Dopanet Doctors」
- 7.1.24.24.電子カルテから各種診断装置に患者情報を送信できる「TOSMEC Aventy™ 3.0」
- 7.1.25.25.日医標準レセプトソフト「ORCA」と連携可能「e-医キットmRec+」
- 7.1.26.26.必要な医療情報を多職種で共有できる「MI電子カルテシステム」
- 7.1.27.27.各種検査結果照会システムを搭載する「@homeDr.」
- 7.1.28.28.直観的な操作が特徴「SUPER CLINIC」
- 7.1.29.29.医療法人社団悠翔会の医師たちとともに開発した「homis」
- 7.1.30.30.看護必要度を電子カルテで管理できる「Wing」
- 7.2.無床クリニック向け
- 7.3.中小規模病院向け
- 7.3.1.1.運用コスト負担を抑えた「HOPE Cloud Chart」
- 7.3.2.2.在宅診療にも使える「セコム・ユビキタス電子カルテ」
- 7.3.3.3.老舗電子カルテメーカー「Medicom-CK」
- 7.3.4.4.カルテ2号紙をイメージした「電子カルテシステムER」
- 7.4.訪問診療向け
- 7.4.1.訪問診療に特化する「movacal.net」
- 7.5.精神科向け
- 7.5.1.1.精神科業務に特化した「LIVE」
- 7.5.2.2.一般診療科向けの電子カルテを精神科用に最適化した「プシュケ」
- 7.5.3.3.精神科や産科向け機能など専門的な医療にも対応「PlusUSカルテ」
- 7.5.4.4.精神科医療に特化した「ML-R Nozomi」
- 7.5.5.5.総合的な医療と介護の診察データを提供できる「Tomori ~ともり~」
- 7.5.6.6.精神科医療において大きなシェアを占める「Alpha」
- 7.5.7.7.精神科診療の機能を限定した「Waroku」
- 7.6.眼科向け
- 7.6.1.1.眼科特有の業務に適した「CLIPLA Eye」
- 7.6.2.2.眼科の導入実績が多数ある「カルテビューア」
- 7.7.在宅・外来診療向け
- 7.8. 産婦人科向け
- 7.9.糖尿病科向け
- 7.10.介護医院向け
- 7.10.1.介護医療院向けに最適化された「介護医療院カルテ」
- 7.11.美容整形外科向け
- 8.電子カルテに関するよくある質問
- 8.1.Q.クラウド型電子カルテのセキュリティは大丈夫ですか?
- 8.2.Q.電子カルテの毎月かかる価格は、どの程度かかりますか。
- 8.3.Q.電子カルテを契約してから導入/運用開始までに何か月かかりますか?
- 8.4.Q.電子カルテを利用することで得られるメリットは何ですか?
- 8.5.Q.電子カルテを利用することで生じるデメリットは何ですか?
- 8.6.Q.電子カルテとレセコンの違いは何ですか?
- 9.まとめ
▼動画確認したい方はこちらの動画をご確認ください!
電子カルテシステムの種類「オンプレミス型」と「クラウド型」
電子カルテのシステムには大きく分けて、オンプレミス型とクラウド型の2種類があります。オンプレミス・クラウド双方にメリットとデメリットが存在します。
ここからは、それぞれの違いを確認していきましょう。
電子カルテの特徴や概要は、資料でもご紹介しています。⇒資料のダウンロードはこちらから
オンプレミス型 |
クラウド型 |
|
システム |
設備を院内で保有し、コンピュータ間をローカルネットワークで接続するシステム |
クラウド事業者が持つネット上のサーバーにカルテデータをアップして管理する電子カルテ |
メリット |
自院内のみで完結する これまで医療機関で広く使われていた実績があり、サポートが手厚い |
システムの保守管理はクラウド側で行ってくれるので、管理をする必要はない クラウド型は初期費用がかからないものが多い |
デメリット |
サーバーやプリンタやパソコン、ネットワークシステムやバックアップメディアなどを自院で準備する必要があるため初期費用が高額になる |
カスタマイズはできないことがほとんど 自院用に問診システムなどをつくりかえたい場合は、クラウド型は適していない |
クラウド型の電子カルテの特徴
クラウド型の電子カルテは、オンプレミス型と異なり社内にサーバーを持つ必要がないため、初期費用が低く導入できることが特徴です。
そのため、近年では中小規模のクリニックや医院で導入が増加しています。
電子カルテの特徴や概要は、資料でもご紹介しています。⇒資料のダウンロードはこちらから
クラウド型の電子カルテのメリット・デメリット
クラウド型の電子カルテには、メリットやデメリットがあります。ここでは、メリットとデメリットそれぞれ詳しく説明していきます。
メリット
クラウド型の電子カルテには次のようなメリットが挙げられます。
- 必要な情報を調べやすい
- コストを抑えられる
- 他のシステムと連携しやすい
インターネットに接続できる環境であれば、パソコン以外にスマートフォンやタブレットなどから情報を調べやすいのが特徴です。
そのため、チーム医療や地域医療促進につなげやすい点が特徴です。
クラウド型の特徴として、初期費用が安価であることが挙げられます。
保守作業やバージョンアップなどもすべて電子カルテを提供している企業がおこなうことから、コスト以外にも手間もかかりません。
初期費用無料のサービスが多く、月額料金も1〜3万円程度です。
医療関連のシステムとして、Web問診システムや自動精算機、診療予約システムなどが挙げられますがクラウド型であればこれらのシステムと連携しやすくなっています。
そのため、電子カルテだけでなく診療業務の効率化につながります。
デメリット
クラウド型の電子カルテにはセキュリティ面が心配といった声がありました。
しかし、近年の電子カルテは技術が向上しておりシステムによっては院内でデータを保管するよりも安全なケースもあります。
さまざまな電子カルテがあり、セキュリティシステムが充実したタイプを選ぶとよいでしょう。
紙カルテから電子カルテに移行する際の注意点
紙カルテから電子カルテに移行を進めるにあたり、どういった点に注意して導入すればいいのでしょうか。ここでは、具体的に紙カルテから電子カルテへの移行する方法についてご紹介します。
電子カルテには種類がありますので、自院の運用に適した電子カルテを選ぶ必要があります。
- 患者の来院受付
- 窓口会計へと至る患者の動線
- スタッフの動線
- 診察や検査
など、診療スタイルに合ったものかしっかりと確認しましょう。
電子カルテの特徴や選び方は、資料でもご紹介しています。⇒資料のダウンロードはこちらから
電子カルテの普及率とは?
令和2年の時点における電子カルテの普及率は、以下の通りです。
一般病院 |
400床以上 |
200〜399床以上 |
200床未満 |
一般診療所 |
57.2% |
91.2% |
74.8% |
48.8% |
49.9% |
クラウド型電子カルテを選ぶ際の7つのポイント
クラウド型電子カルテを選ぶポイントは、以下の7つです。
- 操作性
- 安定性
- 費用(価格)
- 特化した機能の有無
- レセコンとの連携
- サポート内容
- 周辺システムとの連携
それぞれ詳しく紹介します。
ポイント1.操作性
クラウド型電子カルテを選ぶ際、操作しやすいタイプを選ぶことが重要です。一般的に病院で使われている電子カルテはオンプレミス型です。
クラウド型は操作性が異なることが多いため、できるだけスムーズに操作できるシステムを選ぶようにしましょう。
操作性がスムーズなシステムを選ぶことにより、スムーズな導入が可能です。紙カルテを電子カルテに変更することで、入力ミスや転記ミスがなくなり業務効率化につながります。
ポイント2.安定性
クラウド型電子カルテを選ぶ際トラブルがあったときでも業務を止める必要がないタイプを選びましょう。
また、トラブル時に充実したサポート体制のある電子カルテ提供会社を選ぶことが重要です。電子カルテを導入時にサポートの充実度について詳しく確認するようにしましょう。
ポイント3.費用(価格)
クラウド型電子カルテを選ぶ際は費用で選ぶことも重要です。開業時に導入する場合、出来る限り開業資金を抑えたいと考えていることが一般的です。
物件を選んだり、医療器具をそろえたり出費が重なるため電子カルテを選ぶ場合できるだけ安くしたいと考えることが多いでしょう。
電子カルテにはオンプレ型とクラウド型とありますが、一般的にクラウド型であれば100~200万円程度で導入可能です。
ポイント4.特化した機能の有無
クラウド型電子カルテを選ぶ際、自院で使いやすい機能があるかどうかで選ぶこともあります。
電子カルテメーカーによっては特化している診療科があり、導入しようとしている診療科で使いやすいかを確認することが重要です。
また、どの診療科でも使えるような汎用型の電子カルテは割高になるので注意が必要です。
電子カルテの特徴や選び方は、資料でもご紹介しています。⇒資料のダウンロードはこちらから
ポイント5.レセコンとの連携
クラウド型電子カルテを選ぶ際は、レセコンとの連携に焦点をおきましょう。
レセプトは、電子カルテ内に記載されたデータを元に作成します。万が一クラウド型電子カルテが、レセコンと連携できなければ、レセプト作成に時間がかかってしまうでしょう。
スムーズにレセプトを作成できるように、レセコンとの連携は事前に確認するのがおすすめです。
ポイント6.サポート内容
サポート内容に気をつけて、クラウド型電子カルテを選びましょう。
クラウド型電子カルテの場合、導入前と導入後でサポート内容が異なります。導入前であれば、使い方指導などのサポートが受けられます。
導入後のサポートには、トラブル時の対応などがあげられます。
電子カルテは導入後にトラブルが生じる可能性もあるため、サポート内容が充実していると安心して利用できるでしょう。
ポイント7.周辺システムとの連携
クラウド型電子カルテを選ぶ際は、周辺システムとの連携性を考えましょう。
クラウド型電子カルテには、診療予約システムや自動精算機などさまざまなシステムと連携できるものがあります。周辺システムとの連携性が高いと、業務効率化の実現が可能です。
スタッフの業務負担を減らすためにも、周辺システムとの連携性が高いクラウド型電子カルテを選びましょう。
【ジャンル別】電子カルテ比較50選
電子カルテは、メーカーごとに機能や設定が千差万別です。
デモンストレーションをしてみて、入力操作がしやすいか、レスポンスは速いかなどを確かめることで、実際に運用し始めてからのストレスが軽減されます。
ここでは、クラウド型の電子カルテの中でもおすすめのメーカーを紹介します。
電子カルテメーカーの比較は、pdfの資料でもご紹介しています。⇒資料のダウンロードはこちらから
クラウド型
1.ORCA内包型カルテで事務作業を削減「CLINICSカルテ」
CLINICS予約・CLINICSオンライン診療と連携させることにより、患者のアプリとつながることができる史上初の電子カルテです。
これによって、医療機関では患者へのデータ送信や予約導線の一元管理ができ、患者側から見れば通院をサポートできるだけでなく、スマホでの検査結果受信ができたり、キャッシュレス決済ができたりと、待ち時間を短縮することもできます。
「CLINICSカルテ」は、セキュリティ対策の面も非常に優秀です。ISMSクラウドセキュリティ認証を取得しており、国際標準規格に適合する高いセキュリティを誇ります。データセンターやデータ通信にも堅牢なシステムを採用し、安心・安全なシステム・社内体制を確立してくれるでしょう。
2.直感的な操作で簡単にカルテを作成できる「CLIUS (クリアス)」
企業のバックオフィス業務を効率化する「ジョブカン」シリーズでおなじみの同社が提供するクラウド型電子カルテシステム。電子カルテの他、オプションプランを用いれば「オンライン診療」「患者予約」も利用可能です。
月額12,000円〜のプランでは遠隔操作によるサポートが用意されているので、電子カルテに慣れていないクリニックや初めての導入のクリニックにもおすすめです。
参考:CLIUS
3.無料で使えるクラウド型電子カルテ「きりんカルテ」
格安オンライン写真プリントサービス「しまうまプリント」が「医療のプラットフォーマーを目指す」という新たな夢に向けて開発したクラウド型電子カルテシステムが「きりんカルテ」です。
最大の特徴は、初期費用・月額利用料などが無料であること。無料ながらも、カルテ作成機能だけでなく、外来受付や予約機能、更に訪問スケジュール作成機能や在宅医療文書作成機能など、在宅医療に特化した機能も備えています。
参考:きりんカルテ
4.医療現場のニーズに合わせて開発・提供「エムスリーデジカル」
カルテ作成・オーダー入力を効率化してくれる「AI自動学習機能」、紙カルテを超える書き心地で、シェーマもハンコ感覚で使える「iPad アプリ」など便利な機能を豊富に備えています。
レセコン一体型、ORCA連動型から選択可能なので、すでにレセコンを導入しているクリニックにもお勧めできます。
5.「アシストビュー機能」を搭載「Open-Karte Cloud」
検査結果、アレルギー情報、医薬品情報などを一画面に集約して表示できる「アシストビュー機能」を搭載した電子カルテ。
何をどう表示するかはユーザー側の端末ごとに設定可能で、ユーザーは経過を観察できるため、情報の見落としも防げます。部門別業務にも対応しており、看護・検査・リハビリなど各部門の支援機能を搭載した「トータルパッケージ」を採用。
利用サービスを絞ることで導入の初期投資を抑えたり、段階的にサービスを拡張したりすることも可能です。ただ、レセコンは内包しておらず、「ORC」もしくは提携企業の「Medical Leader-Account(ML-A)」と連携する必要があります。
参考:Open-Karte Cloud | 富士フイルム [日本]
6.ワンクリックでオーダー可能!「blanc」
遠隔診療や訪問医療・看護・介護など、様々なシチュエーションにも利用可能です。
カルテ内の各種情報から紹介状や診断書等の文書を自動作成できる他、処方内容を用途に応じて事前にセット化すれば診療科・医師・患者ごとにワンクリックでオーダーできます。状況も一覧で可視化できるため、登録漏れ・オーダー漏れを防げますよ。
参考:クラウドカルテ「blanc」 - 製品紹介 | JBCCヘルスケア
7.オールインワンパッケージのソフトウェア「HAYATE/NEO」
電子カルテ運用に必要な機能が一体化したオールインワンパッケージのソフトウェア。情報の検索・整理機能に優れているのが特徴です。
タグ(札)機能を電子カルテに搭載しており、診察・看護情報に付与することで、一つの画面上で必要な情報の取得が可能。薬・診療科・検査日等の多様な要件に対して素早く整理・検索ができるのもメリット。
その他にも、カルテサマリーを一覧表示する「タイムライン機能」、カルテ記載時期をバーグラフ化した「カルテナビ機能」など視覚性に優れた情報検索機能を持ち、必要な情報を早期に発見・検索できます!
参考:HAYATE/NEO
8.使いやすい操作性が特徴「MI・RA・Is/AZ for Cloud」
「MI・RA・Is/AZ for Cloud」は、株式会社シーエスアイが提供するクラウド型電子カルテシステムです。オンプレミス型のシステム「MI・RA・Is/AZ」をそのままクラウド型にした仕様で、訪問診療やBCP対策にも対応しています。
見やすい画面と使いやすい操作性が特徴で、複数人のカルテを同時入力できたり、病棟状況の把握や看護師業務のサポートをしてくれたりとさまざまな機能が備わっています。これらの機能を上手く活用すれば、日々の書類作成や管理負担の軽減にもつながるでしょう。
参考:MI・RA・Is/AZ for Cloud - 株式会社シーエスアイ
9.高い可用性と耐障害性が魅力「MegaOakSR」
「MegaOakSR」は、NEC(日本電気株式会社)が提供する小規模病院向けのクラウド型の電子カルテサービスです。電子カルテだけでなく、医療事務や看護支援、オーダーリングなどに対応できる機能も搭載されており、幅広い用途で活用できます。
また、電子カルテはデータセンターで保管され、サーバメンテナンスはすべてデータセンターで実施されることから、高い可用性と耐障害性も魅力です。暗号化技術やIP-VPN接続を採用し、外部からの侵入はできない安全なネットワーク環境が構築・提供されています。
10.多彩な入力補助機能がある「新版e-カルテ」
「新版e-カルテ」は、株式会社ソフトウェア・サービスが開発・提供している電子カルテシステムです。
新版e-カルテの最大の特徴は紙カルテに慣れている医療現場や医療スタッフでもストレスなく利用できる点です。この特徴は多彩な入力補助機能によって実現しています。
また、PACSなどの各画像システムとの連携機能も備わり、診療内容を記録しながら画像表示も可能です。さらに、栄養指導やリハビリなどのデータと連携した一括管理ができ、医療業務全体の効率化を図れるきっかけにもなるでしょう。
参考:EMR Components 2022 1)システムの名称: 新版 e-カルテ(シンバンイーカルテ) 2)対象業務、
11.レスポンスが低下しにくい「HAPPY ACTIS」
「HAPPY ACTIS」は、キャノンメディカルシステムズ株式会社が提供する歯科電子カルテシステムです。歯科医師や歯科衛生士の現場をサポートする算定チェック機能や歯科診療サポート機能など、特化した複数の機能が備わっています。
HAPPY ACTISの最大の特徴は、高速データベースエンジン「Caché」を採用・搭載している点です。このエンジンによって歯科医院が管理する膨大なデータを一括りにできます。
さらに、長期間使い続けてもレスポンスが低下しにくい仕様で、高速システムの提供を実現しています。
参考:HAPPY ACTIS | 病院ソリューション | キヤノンメディカルシステムズ
12.安定稼働とBCP対策を実現「Hi-SEED Cloud」
「Hi-SEED Cloud」は、富士フイルムヘルスケアシステムズ株式会社が提供するクラウド型電子カルテです。直感的なインターフェースとアシスト機能によって、カルテ入力の簡素化を実現しています。
また複数のシステムや機器とも連携でき、受付や診察、会計といった医療に関する一連の業務を効率化できます。さらに、Hi-SEED Cloudは「ISO27001」ならびに「ISO27000」に準拠したクラウド監視センターで運用されているため、安定稼働とBCP対策を実現している点も特徴です。
参考:クリニック向けクラウド型電子カルテ Hi-SEED Cloud
13.さまざまな通知機能などで医療安全をサポート「MegaOakHR」
「MegaOakHR」は利用シーンに合わせて、業務効率化を実現できる電子カルテです。記録を効率良く簡単に入力できる「テンプレート機能」、診療の質向上をサポートしてくれる「クリニカルパス機能」など充実した機能が備わっています。
これらの機能によって利用者の目的に合わせた情報を素早く収集できるでしょう。「業務効率化」「操作性向上」「医療安全」「経営改善」をテーマにしており、常に進化し続けている電子カルテです。
14.レセプト機能を搭載した医療と経営のサポートを目指せる「ドクターソフト」
ドクターソフトは、初期費用を抑えて導入できる長期間運用型の電子カルテです。
患者の待ち時間を把握できる「ミニオーダリングシステム」など充実した機能が備わっています。すべての保険と診療科目に対応しているため、多くの病院で導入可能です。
操作性も高いため、医療事務員の作業を効率化できます。「レセチェッカ」「月次集計ツール」など、さまざまな関連ソフトを連携させると、より効率よく利用できるでしょう。
15.オーダリングと電子カルテの統合型システム「アイヒス」
「アイヒス」は、完全クラウド型の電子カルテです。訪問診療や往診など、幅広い診療に対応しています。パソコンとインターネットが接続されていれば、場所を問わず利用できるでしょう。
また災害などで病院のパソコンが故障しても、早期的に復旧できます。完全クラウド型であるため、導入コストを抑えられるのもメリットです。
「少しでもコストの低い電子カルテを導入したい」などのニーズを持つ方は、アイヒスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
参考:イメージワン
16.ユーザーごとに電子カルテ画面のレイアウト設定ができる「MALL」
「MALL」は高い柔軟性と拡張性を誇る電子カルテです。MALLは約150社の他社部門システムや現在病院で使用しているシステムと連携できます。
またカルテ画面をユーザーに合わせて設定できる点も魅力であるため、自分が使いやすいようにフィットさせられるでしょう。医療機関に精通しトレーニングされたスタッフが全国に配置されているため、トラブル発生時でも手厚いサポートを受けられます。
参考:パシフィックメディカル
17.各種システムとの連携によって患者データを一元管理できる「Medicom-HS」
「Medicom-HS」は、医事一体型電子カルテです。診療行為や医薬品を一元管理できるシステムであるため、マスターメンテナンスする必要はありません。
病院ごとの運用に合わせられるため、費用を抑えながら電子カルテを導入することが可能です。またセキュリティが強いため、病院や患者情報の漏洩を防げます。
導入からメンテナンス、アフターケアまでサポート体制が充実しているため安心して利用できるでしょう。
参考:病院用医事一体型電子カルテシステム Medicom-HS | メディコム | PHC株式会社
18.日医標準レセプトソフト「ORCA」と連携可能「Doctor’s Desktop3」
「Doctor’s Desktop3」は操作性が高くコストパフォーマンスに優れた電子カルテです。
日医標準レセプトソフトORCAと連携しているため、受付から診察、会計までスムーズに行えます。テンプレート機能や定型文を利用すれば、文章作成業務の負担が軽減されるでしょう。
Doctor’s Desktopは心電図や予約、リハビリなどさまざまな医療機器と連携できます。現在病院で使用しているシステムとも連携できる可能性が高いでしょう。
19.往診など院外でも使用できる「m-WAVE2.0」
「m-WAVE2.0」は患者の自宅やあらゆる施設など、場所問わず利用できる電子カルテです。インターシステムズ社「Cache」を採用しているため、データ量が増えても軽くて速い閲覧が可能です。
また、画面内のボタンや文字のサイズが大きいため使いやすく、迷子にならずに使用できるでしょう。通信環境の影響を受けることなく利用できるため、病院内の診察はもちろん往診でも活躍します。各種機能とも連携できる点も魅力の一つです。
20.診療科ごとに必要な操作メニューをカスタマイズ可能「ハヤブサ」
診療科目ごとにカスタマイズできたり提案できたりする点が「ハヤブサ」の魅力です。
ハヤブサは画面展開数が最小限に抑えられているため、簡単でスピーディーに操作できます。iPadでの操作が可能なため、問診業務が簡略化される点も魅力です。
また「戦略的患者管理システム」で患者の動向を分析でき、経営改善のための資料としても利用できます。業務の効率化はもちろん、経営改善を目指す方におすすめの電子カルテです。
参考:製品情報ーハヤブサ | 電子カルテの導入をお考えなら医療ITサービスの株式会社アイソルへ
21.自院用に内科医が開発した電子カルテ「アーチャンカルテ」
アーチャンカルテは、専門知識がなくても利用しやすい電子カルテです。キーボードタッチで簡単に入力できる「入力支援機能」、過去の診療内容が簡単に閲覧できるなど、充実した機能が備わっています。
患者待ちの状況確認や医療文章作成機能により医療スタッフの業務効率化の実現が可能です。アーチャンカルテは、サーバーでもクライアントでも利用できる電子カルテです。
参考:レセコン・レセプト・電子カルテならアップルドクター【アーチャンカルテ】
22.直観的に操作できる画面レイアウトが特徴「MRN」
「MRN」はシンプル操作で誰もが使いやすい電子カルテです。
画面内で患者情報が一目でわかる「患者属性情報エリア」、カルテサマリーなどの情報がわかる「カルテヘッダー表示エリア」、過去カルテをスクロール表示できる「過去カルテ表示」、テンプレート入力やDo入力もできる「本日カルテ表示エリア」の4つに分かれています。
カルテの操作性が高く手間がかからないため、診察時間に注力できるようになるでしょう。
参考:MRN "Medical Recepty NEXT" メディカルレセプティネクスト
23.Mac専用に開発された「Dopanet Doctors」
使っていて楽しいと思えるのが「Dopanet Doctors」の特徴です。「Dopanet Doctors」はMac専用に作られた電子カルテで、Windowsに対応していません。
2号用紙は紙カルテをイメージして作られているため、今まで紙カルテを使っていた方もすぐに対応できます。診療支援ソフト「RS_base」を通してさまざまなシステムと連携可能です。セキュリティにも強いため、安心してインターネットにも接続できます。
参考:株式会社 エムアイユー │ Mac専用電子カルテ Dopanet Doctors
24.電子カルテから各種診断装置に患者情報を送信できる「TOSMEC Aventy™ 3.0」
「TOSMEC Aventy™️3.0」は電子カルテと医事会計が一体となったシステムです。
電子カルテを媒介に各種診断装置に患者情報を送信できるため、その後の検査や治療がスムーズに行えます。院内の画像や文書を一括管理できるため、管理が簡単です。
処方チェックでは、入力された薬と患者情報をチェックします。そのため、患者に最適な薬が処方されているか否か確認できるでしょう。
参考:TOSMEC Aventy 3.0 | 診療所ソリューション | エムスリーソリューションズ
25.日医標準レセプトソフト「ORCA」と連携可能「e-医キットmRec+」
「e-医キットmRec+」は、日医標準レセプトソフト「ORCA」と自由度の高い連携を実現できます。e-医キットmRec+はORCAに登録されている患者情報を変更できるなど、自由度の高さが魅力の電子カルテです。
患者の負担額を簡単に表示できる「会計金額概算プレビュー機能」や、レセプトデータ参照機能など充実した機能が備わっています。e-医キットmRec+でしか利用できない機能の多さが魅力です。
26.必要な医療情報を多職種で共有できる「MI電子カルテシステム」
MI電子カルテシステムは、豊富な実績を元に作られた電子カルテです。MI電子カルテシステムは入院受付や診療、医事会計などさまざまな部門が連携することで必要な患者情報などを共有できます。
また「MI検体検査システム」「MI健診・人間ドックシステム」などとも連携できるため、より業務の効率化を実現できるでしょう。「医療スタッフの業務負担を軽減したい」「業務を効率化したい」という方におすすめの電子カルテです。
参考:MI電子カルテシステム
27.各種検査結果照会システムを搭載する「@homeDr.」
「@homeDr」は、医療スタッフのデータ入力時間を短縮できる電子カルテです。患者の過去カルテや所見、画像などはカルテをはじめとした文書に「ドラック&ドロップ」で反映できます。
直感的に操作ができるので、カルテや文書の入力時間を短縮することが可能です。頻繁に使う診療行為や所見は「オーダーメニュー」で配置できます。
ボタンなども自由に配置できたり使いやすいようにカスタマイズできたりする点も魅力の電子カルテです。
参考:導入事例 | 無床診療所向け電子カルテシステム @homeDr. アットホームドクター
28.直観的な操作が特徴「SUPER CLINIC」
「SUPER CLINIC」は、医療現場の多様なニーズに対応できる電子カルテです。カルテ2号紙のレイアウトをイメージして作られており、基本的な操作ができれば簡単にカルテを作成できます。
パッと見ただけで、全体の情報を把握できるシンプルなデザインが魅力です。処方箋の作成や次回予約など、診療に関する一連の業務をサポートしてくれます。
院内業務をサポートする機器など、さまざまなシステムとも連携可能です。
参考:製品情報:概要・コンセプト | 株式会社ラボテック(LABOTECH)
29.医療法人社団悠翔会の医師たちとともに開発した「homis」
「homis」の導入により、医療スタッフの業務と情報共有を効率化できます。
homisのカルテはシンプルな構造になっており、操作性が高いのが特徴です。過去のカルテなどから情報を引用できるため、カルテ作成時間を短縮できます。
また複数のカルテを同時に編集できるため、施設集団医療に適した電子カルテと言えるでしょう。介護算定や患者請求などにも対応しているため、事務スタッフの業務負担も軽減できます。
30.看護必要度を電子カルテで管理できる「Wing」
「Wing」は一般と療養病院向けの電子カルテです。
WingはMacやWindowsなど、さまざまなOSに対応しているため多くの病院で導入できます。操作性が統一されているため、初めての方でも簡単に使うことができるでしょう。
パソコンはもちろん、手書き入力や音声入力にも対応しているため入力作業が楽になります。また、ブラウザで操作できるため、インターネットを使うのと同じように気軽に利用できるでしょう。
無床クリニック向け
無床クリニックにも対応「BrainBoxCloud」
「BrainBoxCloud」は、株式会社ユヤマが提供する医療会計一体型のクラウド電子カルテです。
データの分析・予測を行えるAI INSIGHTと呼ばれる機能や医薬品データベース「MDbankVⅢ」を搭載しています。他院の処方管理と連携できるだけでなく、診察パネルを導入すれば連携した処方管理をまとめて表示でき、患者の状態を一目で把握することが可能です。
また、院内にサブサーバを設置して同期すれば障害にも備えられます。「BrainBoxCloud」は無床クリニックも対応しており、幅広い医療機関で利用できるでしょう。
参考:クラウド型電子カルテ BrainBox Cloud | 製品紹介 | 株式会社湯山製作所
中小規模病院向け
1.運用コスト負担を抑えた「HOPE Cloud Chart」
中堅病院向けレセプト・オーダーリングシステム一体型のクラウド電子カルテシステム。
専門の知識がなくても簡単に操作できるシンプルなデザインが特徴で、カルテ、各種専用オーダ、看護支援、各部門との連携など豊富なパッケージ機能を用意しています。
導入後はヘルプデスクも用意してくれるなど、システムの検討から稼動後まで手厚くサポートしてくれるのもメリットと言えるでしょう。
参考:クラウド型電子カルテシステム HOPE Cloud Chart II : 富士通
2.在宅診療にも使える「セコム・ユビキタス電子カルテ」
訪問スケジュール作成機能や体温表機能を搭載し、在宅診療を支援してくれるのが「セコム・ユビキタス電子カルテ」です。
紙カルテと同じように記入でき、他院や連携施設でカルテの共有が可能です。患者一人ひとりに共通IDを付与できます。
病院の他、診療所・老人保健施設・訪問看護ステーションなど複数施設を展開している場合でも患者情報の共有がセキュアに行えるので、複数の場所でクリニックを運営しているドクターにもおすすめです。
参考:在宅クリニック・無床診療所~中小規模病院向けセコム・ユビキタス電子カルテ
3.老舗電子カルテメーカー「Medicom-CK」
1972年に日本初のレセプトをリリースして以降、医療のIT化を担ってきたPHC株式会社が開発した中小規模病院向けWeb型電子カルテ。電子カルテに看護支援機能やリハビリ支援機能などを一体化し、中小規模病院の現場で役立つ機能をシンプルで使いやすい画面に集約しています。
PC・タブレット・スマホなどマルチ端末で利用でき、訪問診療時には院内ネットワークと持ち出し用端末をVPN接続できます。電子カルテのメリットであるチーム医療だけでなく、法人グループ内連携、さらに地域医療連携などへの貢献も期待できるでしょう。
参考:一般・療養型中小規模病院向け電子カルテ Medicom-CK | メディコム | PHC株式会社
4.カルテ2号紙をイメージした「電子カルテシステムER」
「電子カルテシステムER」は、株式会社ワイズマンが提供する電子カルテです。電子カルテを中心とする部門システムとの連携により、医療から介護に至るまでの院内のICT化を推進するソリューションでもあります。
カルテ2合紙をイメージした画面構成は、これまで紙カルテを長く使ってきた医院には特におすすめです。また、診療のスタイルによって画面をカスタマイズでき、オーダーカレンダーや画面キャプチャ、患者分類評価などのさまざまな機能が備わっています。
参考:電子カルテシステムER 【中小規模病院向け】 | 株式会社ワイズマン
訪問診療向け
訪問診療に特化する「movacal.net」
「movacal.net」は、NTTエレクトロニクステクノが提供する訪問診療に特化した在宅医療対応電子カルテです。タブレットでも操作しやすい画面表示になっており、定型文入力機能やテンプレート機能なども備わっています。
また、入力中にネットが途切れた場合でもオフライン機能で過去カルテが参照できます。さらに、電子カルテからのFAX送信や院内・院外との情報共有、日医標準のレセプトソフトや介護請求ソフトとも連携できるため、請求業務の自動処理も可能です。
参考:モバカルネット
精神科向け
1.精神科業務に特化した「LIVE」
「LIVE」は、株式会社ライブワークスが提供する精神科業務に特化した電子カルテです。電子カルテを中心に、精神科病院の運用に欠かせない機能を備えた統合パッケージといえます。
保護入院や隔離といった行為記録や治療計画・評価など、院内の様々な情報をスムーズに共有できます。また、LIVEの提供形態はオンプレミスとパッケージ、クラウドの3種類があり、ニーズに合ったタイプを選んで導入できる点も特徴です。
2.一般診療科向けの電子カルテを精神科用に最適化した「プシュケ」
「プシュケ」はクラウド型の電子カルテです。多様化する医療現場を背景に日々進化する電子カルテシステムへの要求に応える為に精神科医療に特化した機能を複数備えています。
また、様々なマスタの設定により現場の要望に応え得る自由度の高い電子カルテシステムであり、精神科の診療はもちろん、内科などの一般科を併設されている病院様も幅広く利用できます。
参考:Web電子カルテPsyche(プシュケ) - 製品紹介 | JBCCヘルスケア
3.精神科や産科向け機能など専門的な医療にも対応「PlusUSカルテ」
「Plusカルテ」は医療現場の声を活かした電子カルテです。
電子カルテやオーダリング、看護支援が一体となった「統合型電子カルテ」、複数施設間のネットワークからの運用やクラウド型での構築が可能です。クラウドバックアップサービスにより、診療情報を守ってくれます。
「医療会計」「放射線情報管理」「リハビリ支援」など、他のPlus製品と連携させると、よりコストパフォーマンスが高まるでしょう。
4.精神科医療に特化した「ML-R Nozomi」
「ML-R Nozomi」は多彩な入力支援機能が魅力の電子カルテです。
ML-R Nozomiの画面は任意で拡大できるため、視認性をアップでき書類作成のストレスを軽減できます。業務が忙しいと落ち着いて記録を入力できない場合もあるでしょう。しかし記録の一括入力機能を使えば、記録業務を効率化できます。
また、患者の病歴や生育歴などの情報を簡単に共有できるため、他職種とも連携を図りやすくなるでしょう。
参考:ML-R Nozomi - 医療システム事業 | 株式会社ナイス|愛知県名古屋市
5.総合的な医療と介護の診察データを提供できる「Tomori ~ともり~」
「Tomori 〜ともり〜」は精神科におすすめの電子カルテです。
Tomori 〜ともり〜は、精神保健福祉法に基づいてシステム設計されています。精神科領域の医療機関に特有な機能要件に加えて、多彩な入力機能が備わっているのが魅力です。
入力機能の充実により、精神科で働く医療スタッフの業務負担が軽減されます。電子カルテの導入を検討している精神科に特化した医療機関の方におすすめです。
6.精神科医療において大きなシェアを占める「Alpha」
「Alpha」は精神科で働く、医療スタッフのニーズに寄り添って設計された電子カルテです。
患者の家族歴や入退院歴など、患者に関する知りたい情報が短時間で閲覧できる画面設定になっています。文章の自動入力作成機能が標準装備されているため、医療スタッフのカルテ作成や入力の負担を軽減できるでしょう。
サポート体制が充実している点も魅力的です。導入前と導入後、どちらもサポートを受けられるためトラブルが起きた場合も安心できるでしょう。
7.精神科診療の機能を限定した「Waroku」
「Waroku」は、精神科診療所向けのクラウド型電子カルテです。
Warokuは精神科の診療に絞って制作されているため、精神科医はストレスなく利用できます。カルテ作成の補助機能を使えば、カルテ入力の負担を軽減することが可能です。
薬を簡単に処方でできる「ワンクリックオーダー」や簡単な操作で必要な情報を収集できる「文書管理機能」など、充実した機能が備わっています。
眼科向け
1.眼科特有の業務に適した「CLIPLA Eye」
「CLIPLA Eye」は、株式会社クリプラが提供する眼科特有の業務に適した眼科向けのクラウド電子カルテです。
電子カルテシステムであるものの、受付から会計までサポートしてくれるのも大きな特徴として挙げられます。複数患者のカルテに同時にアクセスでき、検査データの取り込みをワンクリックで行えるなど、眼科に特化した機能が充実しています。
また、会計データはレセコンに転送するだけで完了するため、入力のミスも未然に防ぐことが可能です。さらに、院内の患者状況をステータスごとに一覧表示できるため、受付業務も効率化にも効果があります。
参考:業界初 眼科向けクラウド電子カルテ CLIPLA Eye -クリプラアイ | 株式会社クリプラ
2.眼科の導入実績が多数ある「カルテビューア」
「カルテビューア」の導入により、紙カルテをスキャンすることでペーパーレスにデータを管理できます。
診療する際、従来通りの紙カルテを利用できます。検査や診察情報を記入した紙カルテを、カルテビューアでスキャンすることでデジタル化できるようになるのです。
また、過去の文書もデータ化して保存可能です。今使っている機器はそのまま使えるため、カルテビューアは低コストで病院やクリニックに導入できます。
在宅・外来診療向け
在宅医療・外来診療に対応している「Zaitak Karte」
「Zaitak Karte」は、インターネット環境があればどこでも利用できるクラウド型電子カルテです。
基本的にどこでも利用できるため、在宅医療や往診にも対応できます。SNS機能により、患者と専門職がフラットな関係を築きながら情報を共有することが可能です。
また、患者基本情報や病名など幅広い書式を取得して文書を作成できます。医療スタッフの文書作成時間を短縮でき、診療や治療にリソースを割けるようになるでしょう。
参考:在宅医療地域連携クラウドサービス・Team Karte
産婦人科向け
産婦人科向け・不妊治療施設向けの「RACCO電子カルテ」
RACCO電子カルテは、不妊治療施設向けの電子カルテです。
RACCO電子カルテの導入により、夫婦のカルテを同時に確認できるためスムーズに情報共有できます。カルテを開くだけで患者のART管理記録を表示できるため、効率よく診察できるでしょう。
オンライン決済にも対応しているため、患者の待ち時間や負担を軽減でき満足度向上にもつながります。また、受付スタッフの業務負担も軽減できるでしょう。
参考:不妊治療施設向け | 電子カルテのシステムロード株式会社
糖尿病科向け
糖尿病専門クリニック向けの電子カルテ「DMエキスパート」
「DMエキスパート」は、糖尿病専門クリニック向けの電子カルテです。患者の今までの処方内容や検査データなどを一画面で確認でき、長期ケアにも対応できる「MMIX」。
栄養指導や問診などのテンプレートが用意されており、情報の抜け漏れを防ぐことができるでしょう。患者の次回来院日に合わせて残薬も管理できるなど、医療スタッフの業務負担を軽減できる機能が充実しています。
参考:DMエキスパート
介護医院向け
介護医療院向けに最適化された「介護医療院カルテ」
「介護医療院カルテ」は、単独介護医療院向けの電子カルテです。
症状が安定している慢性期の患者には、介護指示や定期処方を一括でオーダーできます。介護医療院の記録から請求まで対応しているため、医療スタッフの業務負担を軽減できるでしょう。
また現在のシステムを変更しなくてよいため、低コストで導入できます。事業所のタイプによって最適なシステム構築を提案してくれるため、どんな介護医療院でも導入できるでしょう。
美容整形外科向け
美容外科や美容皮膚科など自由診療に特化した「MEDIBASE」
「MEDIBASE」は自由診療に特化した電子カルテです。
MEDIBASEはクラウド型の電子カルテであるため、低コストで導入できます。見積書や概要書をペーパーレス化でき、電子サインにも対応可能です。また、予約システムとも連携できるため受付スタッフの業務負担の軽減と、効率化を実現できます。
患者もインターネット上から予約できるため、来院するハードルも下がるでしょう。低コストの電子カルテを導入したい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
参考:自由診療に特化した「クラウド型」電子カルテはメディベース
電子カルテに関するよくある質問
Q.クラウド型電子カルテのセキュリティは大丈夫ですか?
A.セキュリティに関しては各メーカーによって対策度合いが異なります。
弊社では、医療情報という機密性の高い情報を取り扱うシステムとして、社内外のセキュリティ水準を向上させていくことを目指し ISMSクラウドセキュリティ認証を取得。
SSL暗号化通信+証明書認証により安心のセキュリティを実現しています。
Q.電子カルテの毎月かかる価格は、どの程度かかりますか。
A.アカウントごとの従量課金が多く、各メーカーへのお問合せが必要になります。
弊社では、端末数や使用するアカウント数に関わらず基本料金は一律の金額でご利用いただけます。詳細は料金プランをご確認ください。
Q.電子カルテを契約してから導入/運用開始までに何か月かかりますか?
A.一般的に約3ヶ月で導入・運用開始可能なメーカーが多いです。弊社でも約3ヶ月で導入・運用開始が可能となっております。
Q.電子カルテを利用することで得られるメリットは何ですか?
A.電子カルテを利用することで、医療スタッフの業務を効率化できるようになります。
紙カルテを使用する場合、手書きで記入しないといけない上に他職種への情報共有も遅くなるでしょう。情報共有が遅れると患者の受付時間にも影響を与えるため、満足度低下にもつながります。
電子カルテを利用すると、カルテや記録入力の手間が削減され情報共有もスムーズになるでしょう。
Q.電子カルテを利用することで生じるデメリットは何ですか?
電子カルテの利用で生じるデメリットは、以下の通りです。
- 紙カルテからのデータ移行が必要である
- 操作に慣れるまでに時間がかかる
- 導入・運用コストが高くなる場合がある
- 災害時や停電時に利用できない
Q.電子カルテとレセコンの違いは何ですか?
A.電子カルテとレセコンは、機能が異なります。電子カルテは記録やカルテ内容をコンピュータ上で入力するシステムです。
一方でレセコンは、診療報酬証明書を作成したり提出したりするシステムです。電子カルテとレセコンが一体となった電子カルテもありますが、元々は異なる機能を備えています。
まとめ
電子カルテはコスト面などで課題があり、なかなか導入が進んできませんでしたが、クラウド型の進出や診療報酬の改定などにより、いまでは導入しやすくなってきました。
電子カルテを導入するだけですぐに業務効率化ができるわけではありませんが、よりよい医院運営の一助となることは間違いありません。導入時には比較検討していくことが重要になります。
電子カルテの導入でさらなる業務効率化を図っていくことをおすすめいたします。