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【今すぐ使える!】クリニック開業時に見るべき事業計画書サンプル集

クリニックを開業する際には、事業計画書を作成する必要があります。しかし、クリニックの開業が初めてで事業計画書を作成した経験がないと、必要性がわからない方もいるでしょう。

当記事では、事業計画書を作成しなければならない理由や事業計画書を考える際のポイント、事業計画書策定のステップなどを紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.事業計画書を作成しなければならない理由
    1. 1.1.1.融資審査に必要なため
    2. 1.2.2.開業後に安定して経営するため
    3. 1.3.3.資金をショートさせないため
  2. 2.事業計画書を考える際のポイント
  3. 3.事業計画書策定のステップ
    1. 3.1.1.経営コンセプトの実現に向けて戦略を文章化する
    2. 3.2.2.必要資金は多めに見積もる
    3. 3.3.3.プロに支援してもらい確実性をアップさせる
  4. 4.クリニック開業時に見るべき事業計画書サンプル
    1. 4.1.1.ドクターのための医業経営相談ナビ
    2. 4.2.2.医院開業コンサルタント
    3. 4.3.3.メディカルリンク
    4. 4.4.4.日本医事新報社
  5. 5.クリニック事業計画書サンプルについてよくある質問
    1. 5.1.1.事業計画書のサンプルを見ると何が分かるのか?
    2. 5.2.2.事業計画書を作成する目的とは?
    3. 5.3.3.事業計画書を作成する際の注意点とは?
  6. 6.まとめ

事業計画書を作成しなければならない理由

事業計画書を作成しなければならない理由は以下の通りです。

  • 融資審査に必要なため
  • 開業後に安定して経営するため
  • 資金をショートさせないため

それぞれ詳しく紹介します。

1.融資審査に必要なため

事業計画書は融資審査に通るためにも必要です。

クリニックに融資する銀行は、事業計画書をもとに融資して良いか判断します。事業計画書を見て、融資額の返済が可能と判断されたら融資してもらえるのです。

事業計画書は以下の3つから構成されています。

  • 経営基本計画
  • 資金計画
  • 収支計画

資金計画と収支計画には、開業にあたって必要な資金を記載するため融資審査に必要です。

必要な資金などを記載した詳細な事業計画書を作成すると、融資審査に通りやすくなります。融資を受けられるように、時間をかけて事業計画書を作成しましょう。


関連記事:クリニック開業の融資について徹底解説|融資の流れや受ける際のポイントもご紹介クリニックの開業資金調達で活用できる融資4選!融資を受けるステップや注意点も徹底解説!


2.開業後に安定して経営するため

開業後に安定して経営するためにも、事業計画書を作成しましょう。

開業医にとって、開業後に経営を安定させクリニックを長く続けることが目標でしょう。クリニックを開業させても、収入が見込めないと閉院せざるを得ません。

事業計画書を作成すると、開業後の現実的な収入と負債を見込めます。

理想ではなく現実的で厳しい見通しを立てて事業計画書を作成すると、安定した経営につながるでしょう。


関連記事:クリニック経営について徹底解説|失敗する原因や成功させるためのポイントについてご紹介潰れるクリニックの6つの特徴|潰さない対策や倒産動向についても徹底解説します


3.資金をショートさせないため

クリニック運営で資金をショートさせないためにも、事業計画書は重要です。

開業後に資金が不足して、経営が立ち行かなくなるケースは少なくありません。先の見通しが甘く不要な医療機器を導入するなどが、主な原因です。

クリニックを開業しても、すぐに利益が出るとは限りません。予想よりも患者が集まらない場合も考えられます。

開業後の資金がどれくらい必要か明確にするためにも、事業計画書は必要です。

詳細な事業計画書を作成すると、資金をショートさせず経営を継続できるでしょう。​​​​​​​



事業計画書を考える際のポイント

事業計画を考える際の重要なポイントは、以下の通りです。

  • 医業収入
  • 人件費
  • 税金
  • 借入返済
  • 生活費



事業計画書策定のステップ

事業計画書は以下のステップで策定します。

  • 経営コンセプト実現に向けて戦略を文章化する
  • 必要資金は多めに見積もる
  • プロに支援してもらい確実性をアップさせる

それぞれ詳しく紹介します。

1.経営コンセプトの実現に向けて戦略を文章化する

事業計画書を策定する際は、経営コンセプトの実現に向けて戦略を文章化しましょう。

経営コンセプトは開業医によって異なります。経営コンセプトを明確にした上で「患者の集め方」「認知度拡大の方法」などの戦略を、文章化するのです。

文章にすると考えが整理される上に、書類作成や開業コンサルタントへ依頼する際も思いを伝えやすいでしょう。

事業計画書を策定する際は、経営コンセプトを明確にした上で戦略を文章化することが大切です。


関連記事:クリニックのコンセプトで得られるメリットとは?具体的な手順を詳しく解説


2.必要資金は多めに見積もる

事業計画書を作成する際は、必要資金を多めに見積もりましょう。

クリニックの収入である診療報酬は、入金されるまで2ヵ月ほどかかります。その間にも物件の費用や、スタッフの人件費などを支払わなくてはいけません。

資金が少ないと、開業後のさまざまな費用を支払えなくなる可能性があります。

開業後の資金不足を防止するためにも、必要資金は多めに見積もって事業計画書を作成しましょう。


関連記事:クリニックの開業資金はどれくらい必要?自己資金や費用内訳についても解説します!


3.プロに支援してもらい確実性をアップさせる

事業計画書はプロに支援してもらうと、確実性がアップします。

事業計画書を作成するには、収支予測や運転資金に関する客観的な視点が必要です。プロは診療圏調査などにも対応しているため、開業医だけでは獲得できない情報も得られます。

プロにサポートしてもらうことで、より具体的な事業計画書を策定でき開業の失敗を防止できるでしょう。


関連記事:【最新版】クリニックにおすすめのコンサル28選!業務内容や選ぶポイントを徹底解説


クリニック開業時に見るべき事業計画書サンプル

クリニック開業時に見るべき事業計画書のサンプルは、以下の通りです。

  • ドクターのための医業経営相談ナビ
  • 医院開業コンサルタント
  • メディカルリンク
  • 日本医事新報社

それぞれ詳しく紹介します。


関連記事:【クリニック開業】事業計画書テンプレート|書き方もわかりやすく解説します!


1.ドクターのための医業経営相談ナビ

ドクターのための医業経営相談ナビが提供するサンプルは、エクセルの入力欄に数字を記入するだけで事業計画書を作成できます。

投資条件や返済計画、収支計画5年分を自由に変更できるため、手軽に未来の予想を立てられるのが特徴です。

資金残高の見積もりや初期投資、人件費も検討できるなど、詳細な計画を立てられるサンプルになっています。

2.医院開業コンサルタント

医院開業コンサルタントが提供するサンプルは開業予定地や職員の構成、1日の見込み患者数などを細かく記載できます。

投資計画や資金計画も項目ごとに細かく情報を記載できるため、現実的な事業計画書を作成できるでしょう。

3.メディカルリンク

メディカルリンクが提供するサンプルは、項目ごとにアドバイスが記載されているのが特徴です。

例えば建築費関係では「建築費、内装費の予算組みをします。数社から見積もりを取り適正な数字を考えます」と記載されています。

的確なアドバイスにより、実際に事業計画書を作成する際のサポートになるでしょう。

4.日本医事新報社

日本医事新報社が提供するサンプルを参考にすると、開業準備や開業後にかかる費用が明確になります。

毎年・毎月の患者数や診療点数の予測などが明確になり、開業後の経営にも役に立つでしょう。

具体的な費用や目標が明確になるため、事業計画書作成時におすすめです。​​​​​​​



クリニック事業計画書サンプルについてよくある質問

クリニック事業計画書サンプルに関してよくある質問は、以下の通りです。

  • 事業計画書のサンプルを見ると何が分かるのか?
  • 事業計画書を作成する目的とは?
  • 事業計画書を作成する際の注意点とは?

疑問を解消できるように、それぞれ詳しく紹介します。

1.事業計画書のサンプルを見ると何が分かるのか?

事業計画書のサンプルを見ると、以下のことが明確になります。

  • 5年間の医院経営の目標、行動計画 
  • 開業時における適正な人件費の計算 
  • 開業準備、開業後にかかる費用 
  • 損益分岐点に到達するまでの資金繰り・診療単価の設定 
  • 毎年、毎月の患者数や診療点数の予測・目標

2.事業計画書を作成する目的とは?

事業計画書の作成は、開業イメージを明確にするのが目的です。

必要な資金や理念などを記載することで、開業のイメージや医院戦略が明確になります。経営するにあたって、問題点も発見しやすくなるでしょう。

3.事業計画書を作成する際の注意点とは?

事業計画書を作成する際は、開業コンサルタントに丸投げしないように注意しましょう。

事業計画書の内容を開業医自身も把握していると、融資を受ける際の審査で意思をしっかり伝えられます。

事業計画書の大まかな部分は開業医が作成し、修正等は開業コンサルタントに依頼しましょう。




まとめ

ここまで、事業計画書を作成しなければならない理由や事業計画書を考える際のポイント、事業計画策定のステップなどを紹介しました。

事業計画書は、融資審査や開業後の経営を安定させるためにも必要です。事業計画書を作成すると、目標や資金が明確になり具体的な開業イメージがつきます。

クリニックの経営を安定させるために、詳細な事業計画書を作成しましょう。


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執筆監修者:CLINICS編集部
執筆監修者:CLINICS編集部
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