【最新版】クリニック開業物件紹介サービス10選!開業物件を選ぶ際のポイントも徹底解説します!
クリニックを開業するにあたり、物件選びは重要です。
どれだけ質の良い医療を提供できるクリニックでも、立地が悪いと来院数の増加は見込めないでしょう。クリニックを開業したくても「どのような物件を選べば良いかわからない」という方も少なくありません。
当記事では、クリニックの開業地を選ぶ際の主なパターンや物件を選ぶ際のポイント、クリニック開業物件の紹介サービス10サイトを紹介します。
目次[非表示]
- 1.クリニックの開業地を選ぶ際の主なパターン3選
- 1.1.1.故郷や自分の知った土地で開業
- 1.2.2.落下傘開業
- 1.3.3.勤務先の近場で開業
- 1.4.1.開業地に将来性があるか
- 1.5.2.利便性が良いか
- 1.6.3.用途制限や間口が建築上問題ないか
- 1.7.4.保証金・フリーレントはあるか
- 2.クリニック開業における主な物件種類
- 3.クリニックをテナント開業する際の注意点は3つ
- 3.1.1.上下隣の店子の業種
- 3.2.2.新しい設備の導入スペース
- 3.3.3.契約期間
- 4.クリニック開業物件の紹介サービス10選
- 4.1.1.CLINIC Support
- 4.2.2.M3.com
- 4.3.3.日経メディカル開業サポート
- 4.4.4.ウエルシア薬局
- 4.5.5.不動産のクリニック開業物件サイト
- 4.6.6.the医院開業
- 4.7.7.メディカルセンター.JP
- 4.8.8.アットクリニック
- 4.9.9.コムコム.com
- 4.10.10.DtoDコンシュルジュ
- 5.まとめ
クリニックの開業地を選ぶ際の主なパターン3選
クリニックの開業地を選ぶ際の主なパターンは以下の通りです。
- 故郷や自分の知った土地で開業
- 落下傘開業
- 勤務先の近場で開業
それぞれ詳しく紹介します。
1.故郷や自分の知った土地で開業
クリニックを開業する場合は、故郷や自分の知った土地で開業しましょう。
故郷や自分の知った土地の場合は、知り合いやコネクションが多く口コミなどから何も知らない土地に比べて、顧客を獲得しやすいでしょう。
2.落下傘開業
自分の好きな土地で開業する、落下傘開業も選択肢の1つです。
落下傘開業する際は、診療圏を分析しどれだけの来院数を見込めるかを事前に調査する必要があります。
落下傘開業のデメリットは、自宅から遠くなる場合があることです。
3.勤務先の近場で開業
勤務先の近くで開業するのも一手です。
勤務先の近場であれば、患者と知り合いであるケースも多いため患者を獲得しやすいかもしれません。ただし、勤務先と同じ診療科目で開業する場合、競合となるためトラブルにつながる可能性もあります。
診療科目と分けて、勤務先の外来先として開業するとトラブルになりにくいでしょう。
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クリニックの開業物件を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 開業地に将来性があるか
- 利便性が良いか
- 用途制限や開口が建築上問題ないか
- 保証金・フリーレントはあるか
それぞれ詳しく紹介します。
1.開業地に将来性があるか
開業物件を選ぶ際は、土地に将来性があるかが重要です。
開業すると、短期間ではなく長期的にその地域で診療することを見据えたうえで、土地の特性を把握しなくてはいけません。
「後期高齢者が多く10〜20年後は人口が減少する可能性がある」「一戸建てが多いため転勤が少なく人が定着しやすい」など、地域や暮らしている人の特徴から将来性のある土地か判断し、開業地として選ぶようにしましょう。
関連記事:医院を開業する土地を選ぶ際のポイントを徹底解説|物件の種類や各物件のメリット・デメリットについてもご紹介
2.利便性が良いか
開業地を選ぶ際は、利便性が良いか確認しましょう。
利便性が悪いと、患者が通いにくいため固定の顧客を獲得しにくくなります。「患者が利用しやすい立地か」「広い駐車場を確保できるか」など、患者目線に立ってどんなクリニックだと利用しやすいか考えることが重要です。
患者に利用しやすいと思われるためにも、利便性の良い土地を選びましょう。
3.用途制限や間口が建築上問題ないか
用途制限や間口が建築上問題ないか確認しましょう。
土地によっては、用途制限がかけられておりクリニックを建てられない場合もあります。高さ制限や建ぺい率などを確認して、クリニックを建てられる土地か事前に確認しましょう。
4.保証金・フリーレントはあるか
クリニックの開業物件を選ぶ際は、保証金・フリーレントがあるかを確認する必要があります。
クリニック開業にあたり内装が完成するまで、時間がかかるケースも少なくありません。内装が完成するまでに2ヵ月以上かかる場合もあります。
フリーレントで賃貸を借りられると、内装が完成するまでの賃料を免除してくれる場合があるのがメリットです。また、一度クリニックを開業すると撤退する可能性が低い傾向にあるため、保証金を安くできる可能性もあります。
クリニック開業における主な物件種類
クリニック開業における主な物件の種類は、以下の通りです。
- 戸建て型
- 医療モール型
- ビルテナント型
物件の特徴について、それぞれ詳しく紹介します。
戸建て型
戸建て型は、一軒家や建物全体を利用してクリニックを開業するスタイルです。
戸建て型の物件では、建物全体を自由に使えるため、スペースの利用に柔軟性があります。また、駐車場もテナントなどに比べると設置しやすいのが特徴です。
上記のポイントにより患者がクリニック内を移動しやすくなり、駐車場もあるため通院しやすくなります。ただし、建物全体を貸し切るケースが多いため、賃料やランニングコストが物件に比べて高くなりやすい点はデメリットです。
医療モール型
医療モール型は、一つの建物内に複数のクリニックが入居しているのが特徴です。
複数のクリニックが入っており、情報交換もしやすいため相乗効果やシナジー効果を期待できます。また、医療モール内には駐車場など共用の設備が充実していることが多いです。
共用の設備を利用することで、ランニングコストを抑えやすいなど経済面で恩恵を受けやすくなります。一方、賃料や共用スペースの料金が高くなるケースもあるので注意が必要です。
ビルテナント型
ビル内の一部を借りてクリニックを開業するのが、ビルテナント型です。
ビルテナント型では、ビル内物件にはまた、ビルの管理や設備の提供など専門の管理会社によって行われています。管理会社によって、内装工事の条件が異なるため事前に確認しなくてはなりません。
また、診療科によって適した階層が違うため、テナント選びは慎重に行う必要があります。
クリニックをテナント開業する際の注意点は3つ
クリニックをテナント開業する際の注意点は、以下の3つです。
- 上下隣の店舗の業種
- 新しい設備の導入スペース
- 契約期間
注意点について、それぞれ詳しく紹介します。
1.上下隣の店子の業種
クリニックをテナント開業する際は、上下隣の店舗の業種を確認する必要があります。
上下隣の店舗の業種は、クリニックの運営に大きな影響を与える可能性が高いです。例えば、飲食店が入っていると店舗によっては、騒音問題や匂いなどの問題が起きる可能性があります。
クリニック開業後にトラブルが起きないように、物件選びにおいて周辺環境を考慮して慎重に判断しなくてはなりません。
2.新しい設備の導入スペース
テナント開業する際は、新しい設備の導入スペースがあるかを確認してください。
クリニック開業にあたって最新の医療機器を導入すると、より良い医療を提供できる可能性があります。そのため、物件選びの際には必要な医療機器の導入に十分なスペースを確保できるかどうかチェックしなくてはなりません。
クリニック開業を成功させるためにも、新しい設備を導入できるスペースを確保できる物件を選んでください。
3.契約期間
クリニックをテナント開業する際は、契約期間を確認してください。
クリニックの開業は、一時的な事業ではなく、長期的な視点で考えなくてはなりません。長期的なクリニック運営を見据えて、契約期間を決定することが求められます。
クリニックを長く運営していくためにも、長期的な契約期間を結べる物件を選ぶ必要があります。
クリニック開業物件の紹介サービス10選
クリニック開業物件の紹介サービスは以下の通りです。
- CLINIC Support
- M3.com
- 日経メディカル開業サポート
- ウエルシア薬局
- 不動産のクリニック開業物件サイト
- the医院開業
- メディカルセンター.JP
- アットクリニック
- コムコム.com
- DtoDコンシュルジュ
それぞれ詳しく紹介します。
1.CLINIC Support
CLINIC Supportは、全国のクリニック開業物件情報を知ることができるサービスです。
「開業したくても通常の業務で忙しい」という方も利用できるように、開業条件を登録しておくだけで、条件に適した物件情報が届きます。
CLINIC Supportに登録すると、オンライン相談やクリニックサポート登録企業からの提案を無料で利用することができるでしょう。
2.M3.com
M3.comは、エリア・物件形態など条件を絞って全国の開業物件を検索できる、クリニック開業物件の紹介サービスです。
物件検索に加えて、継承開業サービスも検索できます。また、医院開業セミナーも行っているため開業に関する知識も身につけられるでしょう。
3.日経メディカル開業サポート
日経メディカル開業サポートは、全国の地域や診療科目で開業物件を検索できるサービスです。
公式サイトでは、診療科目ごとに物件の内装デザインの提案が記載されているため、物件選びだけではなく内装に着手する際も参考になります。
日経メディカル開業サポートでは、開業や開業後の医師とパートナー企業の仲介も行っているため、経営の改善にもつながるでしょう。
4.ウエルシア薬局
ウエルシア薬局を利用すると、条件に沿った開業物件を探せます。
ウエルシア薬局は物件選びに利用するのはもちろん、開業のパートナーとして選ぶのもおすすめです。ウエルシア薬局には1日平均800人が来店するため、パートナーになると認知度が高い状態で開業を迎えられるでしょう。
駐車場やバリアフリー設備も整備されているため、患者の満足度向上にもつながります。
5.不動産のクリニック開業物件サイト
不動産のクリニック開業物件サイトを利用すると、豊富な物件数を扱っており非公開物件も紹介してもらえます。
小さなクリニックから大きな病院まで、幅広い物件情報を扱っており希望に沿った物件を見つけられるでしょう。不動産のクリニック開業物件サイトに登録すると、無料で診療圏調査ができるため周りのクリニックのデータや見込み患者が事前にわかります。
診療科目に適した物件を選ぶには、不動産のクリニック開業物件サイトがおすすめです。
6.the医院開業
the医院開業は、厳選された物件情報が掲載されているのが特徴です。
the医院開業に無料会員登録すると「開業相談」「診療圏調査」など、物件以外にも有益なサービスを受けられます。
日本最大級の優良物件を掲載しており、開業に役立つサポートを受けたい方はthe医院開業に一度登録してみましょう。
7.メディカルセンター.JP
メディカルセンター.JPは、厳選された優良物件と日本調剤の開業サポートで理想のクリニックを開業できます。
メディカルセンター.JPは東証プライム日本調剤が運営しており、厳選調査済み物件は100件以上と数多くの物件を扱っているのが特徴です。
確かな実績と豊富な物件数で、理想の開業を目指せるでしょう。
8.アットクリニック
アットクリニックは、クリニック向けの物件掲載数1位を誇っています。
アットクリニックの公式サイトではエリアや広さ、賃料などさまざまな条件から物件を検索することが可能です。「物件の探し方」など、開業に伴って必要な情報も記載されています。
クリニックを開業するなら、アットクリニックの利用がおすすめです。
9.コムコム.com
コムコム.comは、エリアや診療科目に加えてこだわりの条件で物件を検索できます。
こだわりの検索では「ドラッグストア内開業」「医療モール」など、さまざまな条件で検索でき、理想に近い物件を見つけられるでしょう。
会員登録すると、非公開物件も紹介してもらえる点が魅力の1つです。
10.DtoDコンシュルジュ
DtoDコンシュルジュは、4000件以上の開業支援実績を誇るクリニック開業物件の紹介サービスです。
物件紹介に加えて開業セミナーや個別相談会、診療圏調査をしてもらえるため地域の特性や開業に必要な知識を身につけられます。
クリニック開業を目指す方は、実績豊富なDtoDコンシュルジュがおすすめです。
まとめ
ここまで、クリニックの開業地を選ぶ際の主なパターンや物件を選ぶ際のポイント、クリニック開業物件の紹介サービス10サイトを紹介しました。
クリニック開業地を選ぶ際は、地域住民や土地の特性を把握して将来性のある土地を選ぶ必要があります。クリニック開業物件の紹介サービスを利用すると、希望に沿った条件の物件と出会える確率が高くなるでしょう。
当記事を参考に、開業に最適な土地や物件を探しクリニック開業を目指してみてください。