KAITOS(カイトス)とは?特徴・料金を解説!|CLINICSカルテ
オンライン診療の注目度が高まるにつれて、さまざまなオンライン診療システムが登場しています。しかし、システムごとに特徴が異なるため、やみくもに導入してしまうと、かえって業務量の増加を招き、非効率になりかねません。
したがって、自院と相性がよいシステムかどうか慎重に見極める必要があります。当記事では、KAITOSというオンライン診療・服薬指導システムの特徴や導入するメリットについて解説していきます。
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KAITOSとは?
KAITOSとは、医療機関検索サイト「病院なび」と連携しているオンライン診療・服薬指導システムです。患者はオンライン診療に対応している医療機関を検索し、そのまま予約を登録することができます。
それだけにとどまらずオンライン診療の実施、クレジットカード決済、患者が選んだ薬局への処方箋データ送信までもすべてKAITOSで対応可能です。
参考:オンライン診療・服薬指導システム「KAITOS(カイトス)」 | 東邦薬品
KAITOSの料金
KAITOSのシステム導入にかかる初期費用や、ランニングコストに関しては公式ホームページに記載がありませんでした。気になる方は資料請求または問い合わせてみましょう。
KAITOSの特徴
KAITOSの特徴として次の5つが挙げられます。
- 病院なびと連携できる
- 問診機能
- クレジットカード対応
- 受け取り薬局の選択が可能
- サポート体制が充実している
それぞれ詳しくみていきましょう。
病院なびと連携できる
病院なびには、22万件の医療機関や薬局が掲載されています。また、月間閲覧数が1,000万を超える「病院なび」は多角的な検索が可能です。
KAITOSはそんな病院なびと連携できるため、患者はオンラインで医療機関の検索および予約が簡単にできます。
問診機能
KAITOSでは診療科目別に問診票のテンプレートを多数用意している他、各医療機関オリジナルの問診票も作成することが可能です。通院と同じように患者の状態を事前に把握でき、スムーズにオンライン診療を行うことができます。
新型コロナウイルス感染症を想定した発熱外来用の問診パターンも用意されているので、対応している医療機関にとっては使用しやすい機能です。
クレジットカード対応
オンラインでのクレジットカード決済に対応しており、クレジットカード会社を問わず利用可能です。
カード会員データを安全に取り扱うことを目的として策定された、国際的セキュリティ基準「PCI DSS」に完全準拠しているため、安心して決済することができます。
受け取り薬局の選択が可能
患者がオンライン診療予約を行う際にかかりつけ薬局を選ぶことができるため、医療機関はどこの薬局に処方箋を送信すればよいのかを事前に把握できます。
かかりつけ薬局が特にないという患者の場合は、KAITOSを導入している近隣の薬局を自動表示してくれるため、その中から選択することも可能です。
サポート体制が充実している
KAITOS導入後、困ったことがあればKAITOS専用のコールセンターでサポート対応してくれます。
受付時間は、年末年始を除く平日9時〜17時です。直接、担当に問い合わせ可能なため、円滑に運用するサポート体制は万全といえるでしょう。
KAITOSを活用したオンライン診療の手順
KAITOSを活用した際のオンライン診療の手順は次の5ステップです。
- 病院なびから医療機関を検索
- 診療予約・薬局の選択
- オンライン診療の実施
- クレジットカードの決済
- 処方箋のデータ送信
クレジットカード決済時、処方箋がない場合は決済した段階で診療終了です。
処方箋がある場合、「5.処方箋のデータ送信」ステップに移行し、かかりつけ薬局もしくは近隣薬局から選択した薬局にデータ送信(FAX送信も可能)されます。
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KAITOSのメリット
KAITOSを利用するメリットとして次の3つが挙げられます。
- 院内感染リスクの低減効果が期待できる
- 集患対策がしやすい
- 継続的に受診してもらう機会を作ることができる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.院内感染リスクの低減効果が期待できる
コロナ禍における院内感染リスクを低減する効果が期待できる点です。
来院患者を少しでも減らすことは感染対策になり、医療機関の医師やスタッフ、来院患者の感染症に対する不安を軽減できます。
2.集患対策がしやすい
集患対策がしやすい点もメリットの一つです。オンライン診療や服薬指導を受けたいと思っている患者も、どこで受けられるのかわからなければ諦めてしまいます。
しかし、KAITOSは医療機関や薬局をさまざまな方法で検索できる病院なびと連携しており、もちろんオンライン診療が可能な医療機関で絞ることも可能です。患者の目に止まりやすく、集患に繋がることでしょう。
3.継続的に受診してもらう機会を作ることができる
感染症への不安により受診を控えようとする患者や、さまざまな事情により通院が困難な患者にも、継続的に受診してもらう機会を作ることができる点です。
通院すると受付から会計まで院内で多くの待ち時間が発生します。しかし、目が離せない小さな子どもがいる患者、多忙により医療機関で時間を過ごすのが困難な患者もいます。
予約から診療、薬の受け取りまですべて自宅にいながらにして行えるのであれば、受診したいという患者は多いのが実情です。KAITOSならそのような患者の声に応え、満足度を向上させることができるでしょう。
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KAITOSと相性が良い機関
KAITOSと相性が良い機関は、病院なびに掲載されている病院やクリニックなどの医療機関と薬局すべてです。KAITOSは病院なびと連携することでシステム的に、医療機関・薬局・患者の三者三様の問題を解決できます。
通院が困難な患者はオンラインでの診察や服薬指導を受けたいと思っても、どこの医療機関で受けられるのかわかりません。一方、病院はそのような患者にも継続的かつ容易に受診できるようにしたいと考え、薬局も患者にオンラインで服薬指導を行う場がほしいと考えているのが現状です。
しかし、患者からのアクションがないと、医療機関や薬局は応えることができません。病院なびと連携できるKAITOSであれば、患者のアクションを促すことができます。
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まとめ
KAITOSの強みは、医療機関と薬局、そして患者をスムーズに繋ぐこと、あるいは服薬指導においては薬局と患者を繋ぐことを実現したシステムであることです。
オンライン診療予約から決済だけではなく、処方薬を患者に届けるまで、医療機関と薬局が連携し円滑な医療を提供することで、患者は大きな満足度を得ることができます。
いまだ続くコロナ禍における感染対策、また受診方法の可能性を広げる効果に期待できるシステムとして活用できるでしょう。