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PACSメーカーのおすすめ18選|選び方と導入時の注意点を解説!

PACSメーカーのおすすめ18選|選び方と導入時の注意点を解説!

執筆監修者:CLINICS事務局

医療機器・備品

電子カルテ・レセコン

「PACSを選ぶ際のポイントを知りたい」「おすすめのPACSはなに?」
このような疑問を持っている院長は少なくありません。PACSを用いると、画像データの保管や利活用など、多くのメリットがあります。当記事では、PACSの概要や選び方のポイント、おすすめのPACSなどを具体的に解説します。​​​​​​​

PACS(パックス)とは

PACS(パックス)とは、医療用画像管理システムのことです。PACSの導入により、レントゲンやCT画像の取得・保存など、関連情報を一元管理できます。 システムさえあれば、場所を問わずレントゲンやCT、MRIなどの画像を共有、閲覧可能になるため、迅速な診断と適切な治療を提供できるのがメリットです。医療機関において、画像の管理や保管方法に悩んでいる施設も少なくありません。PACSを導入して、データの共有や保管の効率化を図りましょう。

PACS(パックス)の種類

PACSの種類は、以下の3つに分けられます。

  • クラウド型
  • オンプレミス型
  • CR・DRメーカーの製品

それぞれ詳しく紹介します。

クラウド型

クラウド型のPACSは、オンプレミス型に比べて初期費用が抑えれることが大きなメリットです。また、他医療機関や関係施設とのデータ共有ができるケースもあり、遠隔読影や救急対応、紹介・逆紹介などで活躍します。PACSを高頻度で利用しない方や新規開業時など、PACSの費用を抑えたい方におすすめです。

オンプレミス型

オンプレミス型は、施設内にサーバーを設置するため、処理速度が速いかつ高機能な傾向があります。一方、クラウド型と比較すると、サーバー設置の分だけ導入費用が高くなりやすい点がデメリットです。診察でPACSを利用する頻度が高く、費用よりも性能面を重視してPACSを導入したい方はオンプレミス型を検討してみてください。

CR・DRメーカーの製品

CR・DRメーカーの製品は、PACSに初めて触れる医師でも簡単に使える機能性の高さと低価格がメリットです。特に、PACSを利用した経験のない医師にとって、使いやすさは大きな魅力です。直感的な操作が可能なため、それほど時間を要せずとも導入や運用がスタートできます。ただし、CR・DRに適した解像度のため、より高精細な画像で診断を行う医療機関への導入には向いていない一面があります。

PACS(パックス)の選ぶ際のポイント

PACSを選ぶ際のポイントは、以下の通りです。

  • 診療科目・利用する医療機器に沿って決める
  • 電子カルテと連携できるか確認する
  • 保守やサポート体制を確認する

それぞれ詳しく紹介します。

診療科目・利用する医療機器に沿って決める

医療機関の診療科目や利用する医療機器に適したPACSを選ぶことが重要です。MRI、CTなど画像容量が大きい機器が含まれるなら、この時点で専門メーカーのPACSをおすすめします。たとえば、放射線科や心臓血管科など、特定の科目や機器に特化したPACSが必要な場合が考えられます。また、各医療機器メーカーは、PACSと連携できるような規格やインターフェースを提供しており、情報共有が容易です。診療科目や利用する医療機器に沿って決めていけば、自院に適したPACSが選びやすくなります。

電子カルテと連携できるか確認する

電子カルテとの適切な連携もPACS選びでは重要です。電子カルテとPACSがスムーズに連携すると、患者の医療画像や医療情報に効率よくアクセスできるため、迅速な診断に役立ちます。電子カルテと連携可能なPACS選定により、画像診断に関する医療従事者の業務負担を軽減可能です。電子カルテをはじめとした、各システム・医療機器との連携面も考慮してください。

保守やサポート体制を確認する

PACSを選ぶ際は、保守やサポート体制を事前に確認するのがおすすめです。PACSの運用においては、万が一のシステムトラブルや障害時の対応が重要となります。特に、医療機関は災害時でも診療が提供できる体制が求められます。選定したPACSメーカーが、迅速かつ適切なサポートや保守体制を有していると、トラブルが起きたときでも安心です。

おすすめのPACS(パックス)メーカー18選

おすすめのPACSメーカーは、以下の18社です。

1.C@RNACORE(富士フイルム株式会社)

参考:富士フイルムメディカル「C@RNACORE」
富士フイルムメディカルが提供する「C@RNACORE」は、高度画質とシンプルな操作性が魅力です。レントゲンやCTなどで撮影した画像を、一元管理や画像処理ができます。また、セキュリティ面も優れており院外との連携のしやすさも魅力の一つです。院内の別の医療システムともシームレスに連携できます。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

富士フイルム株式会社

2.Shade Quest(富士フイルム医療ソリューションズ株式会社)

参考:富士フイルム医療ソリューションズ株式会社「Shade Quest」
富士フイルム医療ソリューションズ株式会社が提供する「Shade Quest」は、使いやすい形に画面のレイアウトが変更できます。ボタン配置も変えられるため、一人ひとりが使いやすい環境を整えられます。情報共有もスムーズに行えるため、医療従事者の業務効率をアップさせられる点も魅力です。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

富士フイルム医療ソリューションズ株式会社

3.NEOVISTA I-PACS SX(コニカミノルタジャパン株式会社)

参考:Konica Minolta
NEOVISTA I-PACS SXjは、医療機関同士の連携に適したPACSです。NEOVISTA I-PACS SXはクラウド型のPACSで、操作が簡単な設計になっており、ボタン一つで昔の画像を閲覧できます。また、レポート一体型のPACSで効率のよい業務を実現してくれるのがメリットです。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

コニカミノルタジャパン株式会社

4.RapideyeCore Grande(キャノンメディカルシステムズ株式会社)

参考:キャノンメディカルシステムズ株式会社「RapideyeCore Grande」
キャノンメディカルシステムズ株式会社が提供する「RapideyeCore Grande」は、院外からでも簡単にデータへのアクセスが可能です。REXUS Technologyという機能を搭載していることにより、画像の高速処理を実現しています。特に、大規模の医療機関への導入がおすすめです。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

キャノンメディカルシステムズ株式会社

5.Medical Image Place(キヤノンITSメディカル株式会社)

参考:キヤノンITSメディカル株式会社「Medical Image Place」
キヤノンITSメディカル株式会社が提供する「Medical Image Place」は、各省庁のガイドラインに準拠したクラウド基盤による安全性が特徴です。既存PACSとの連携によるバックアップは、意識せずとも自動的に保存されるため、万が一の災害や事故などへの備えとして利用できます。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

キヤノンITSメディカル株式会社

6.クラウド PACS NOBORI(PSP株式会社)

参考:PSP株式会社「クラウド PACS NOBORI」
株式会社NOBORIが提供する「クラウド PACS NOBORI」は、医療情報や画像を安全に管理できるPACSです。厚生労働省などのガイドラインに準拠しているため、セキュリティ面にも秀でています。また、トラブルや問題が起きたときに、専門のスタッフが365日対応してくれる点もメリットです。

提供形態

クラウド型

費用

月々の利用料のみ

運営会社

PSP株式会社

7.EV Insite net(PSP株式会社)

参考:PSP「EV Insite net」
PSP株式会社が提供する、「EV Insite net」は、院内の複数の診療科目の画像を管理できます。院内の検索システムや放射線情報管理システムとも連携でき、医療従事者の業務効率アップが可能です。また、ドラッグ操作やワンタッチ操作など、簡単な方法で過去の検査結果を閲覧できます。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

PSP株式会社

8.ClimisクラウドPACS、XTREKシリーズ(株式会社ジェイマックシステム)

参考:株式会社ジェイマックシステム「ClimisクラウドPACS、XTREKシリーズ」
「ClimisクラウドPACS、XTREKシリーズ」は、コストの低さと直感的な操作が魅力のPACSです。クラウド型のため病院内で使用するのはもちろん、タブレットを使用して院外からも利用できます。また、電子カルテとの連携もしやすい設計になっており、スムーズな診療が可能です。新規開業で初期費用を抑えたい施設に適しています。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

株式会社ジェイマックシステム

9.Vue Cloud Service(フィリップジャパン(旧:ケアストリームヘルス)

参考:フィリップジャパン(旧:ケアストリームヘルス)「Vue Cloud Service」
フィリップジャパンの「Vue Cloud Service」は、オールインワンビューアとして、読影業務の効率化をサポートしています。モダリティが異なる場合でも使用可能なため、たとえばCT画像とMRI画像との比較も可能です。また、高精度の自動レジストレーション機能も搭載しているため、安全性と正確性を確保している点も特徴です。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

フィリップジャパン(旧:ケアストリームヘルス)

10.Centricity PACS/Centricity Clinical Archive」(GEヘルスケア・ジャパン)

参考:GEヘルスケア・ジャパン「Centricity PACS/Centricity Clinical Archive」
「Centricity PACS/Centricity Clinical Archive」は、ほかの施設やシステムとの連携がしやすいPACSです。患者一人ひとりの情報を管理しやすいのが特徴で、さらに一元管理も簡単にできます。部門ごとのデータを簡単に連携・統合できるので、施設や部門を超えたデータ共有が可能です。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

GEヘルスケア・ジャパン

11.WATARU(株式会社スリーゼット)

参考:株式会社スリーゼット「WATARU」
株式会社スリーゼットが提供する「WATARU」は、電子カルテとの連携に秀でたPACSです。コンパクトなボディでありながら、画像の管理や電子カルテとの連携、データセンターとの通信制御など機能が充実しています。また、サイズがコンパクトなため、狭い場所でも設置できるうえに、初期費用が不要な点も魅力です。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

株式会社スリーゼット

12.LOOKREC(株式会社エムネス)

参考:株式会社エムネス「LOOKREC」
株式会社エムネスが提供する「LOOKREC」は、リアルタイムで情報を共有できるPACSです。「LOOKREC」は画像やデータの保存、管理だけではなく遠隔操作の依頼など充実した機能を備えています。検査画像が共有しやすいため、救急や夜間など医療現場の業務効率アップが可能です。導入費用や更新費用が0円も魅力です。

提供形態

クラウド型

費用

0円

運営会社

株式会社エムネス

13.FORZ(株式会社エクセル・クリエイツ)

参考:株式会社エクセル・クリエイツ「FORZ」株式会社エクセル・クリエイツが提供する「FORZ」は、使いやすさを重視したPACSです。ショートカットキーの割り当てによって操作効率をアップさせ、頻繁に使う表示はプリセット保存も可能です。また、他社製のシステムや他施設との連携もスムーズに行えるため、診療情報提供のスピードアップも実現できます。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

株式会社エクセル・クリエイツ

14.ICT PACS  SoliPACS シリーズ(株式会社PIXTERA)

参考:株式会社PIXTERA「ICT PACS SoliPACS シリーズ」
株式会社PIXTERAが提供する「ICT PACS SoliPACS シリーズ」は、多機能で自由度の高い構築を実現できるメリットがあります。電子カルテ端末とPACSビューワはパソコン1台で操作でき、医療画像データも一元管理が可能です。また、高画質画像を維持したまま高速表示もできるため、スピーディに診察ができます。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

株式会社PIXTERA

15.J1Professional(ライズ株式会社)

参考:ライズ株式会社「J1Professional」
ライズ株式会社が提供する「J1Professional」は、あらゆる検査の画像を一元管理できるなど充実した機能が備わっています。画像の管理や自由度の高いレポートを作成できるだけではなく、予約管理から撮影などの工程を効率化できます。画像と各種検査結果情報を素早く、簡単に管理できる最新のPACSです。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

ライズ株式会社

16.Claio(株式会社ファインデックス)

参考:株式会社ファインデックス「Claio」
株式会社ファインデックスが提供する「Claio」は、院内のさまざまなデータを統合管理できるPACSです。画像サマリ機能を使うことにより、検査結果やレポートを一元管理できます。また、画像送信の連携機能にも秀でているため、電子カルテ側にスムーズな情報共有を行えるのも魅力です。

提供形態

オンプレミス型

費用

要問い合わせ

運営会社

株式会社ファインデックス

17.Xronos(ライフサイエンスコンピューティング株式会社)

参考:ライフサイエンスコンピューティング株式会社「Xronos」
ライフサイエンスコンピューティング株式会社が提供する「Xronos」は、コストを抑えて導入できるのがメリットです。「Xronos」は、ソフトウェア単体でも提供しているため、関連システムを省ける分、初期費用を抑えられます。また、電子カルテとシームレスに連携でき、ボタン一つで画像を表示可能です。そのほか、セキュリティの安全性も確保されており、遠隔からの操作に対応するなど、充実した機能が揃っています。

提供形態

オンプレミス型

費用

要問い合わせ

運営会社

ライフサイエンスコンピューティング株式会社

18.ドクターPACS for(株式会社ドクターネット)

参考:株式会社ドクターネット「ドクターPACS for」
株式会社ドクターネットの「ドクターPACS for」は、多様な画像やレポートを一元管理できる汎用型の画像診断システムです。クラウド型の利点を活かし、院外からの読影も可能な環境を実現できます。また、他院との連携や各モダリティとの連携など、シームレスかつ快適な画像診断が可能です。

提供形態

クラウド型

費用

要問い合わせ

運営会社

株式会社ドクターネット

まとめ

ここまで、PACSの概要や種類、おすすめのPACSなどを紹介しました。PACSを導入すると、画像やデータを簡単に管理できるようになるのがメリットです。クラウド型やオンプレミス型など、さまざまな種類が存在するため、それぞれの特徴を把握したうえで検討する必要があります。当記事で紹介したシステムを参考に、選定してみてください。

執筆監修者

CLINICS事務局

株式会社メドレー

医療現場のDXパートナーとして「医療ヘルスケアの未来をつくる」を理念に、開業を目指す先生や開業医の方々に寄り添う情報を発信しています。お届けするのは、オンライン診療や電子カルテ関連、開業準備を成功へ導くノウハウ、最新の医療制度・法令などさまざま。ITの力で人と医療の現場をつなぎながら、日々の診療やクリニック経営に役立つ知見を丁寧かつ分かりやすくまとめています。ぜひ、理想とするクリニックづくりのヒントとしてご活用ください。

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