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電子カルテ実技検定試験とは?勉強法と電子カルテ実技検定資格の活かし方

従来、医師が手書きで書いていた紙カルテ。紙に書いていた情報を電子システムに置き換えたものが、「電子カルテ」です。そんな電子カルテには、「電子カルテ実技検定試験」という資格があります。そこで今回は、電子カルテ実技検定資格の概要や、この資格の勉強の仕方などを解説していきます。

この記事を読むと以下のことがわかります。

  • 電子カルテ実技検定試験の概要
  • 電子カルテ実技検定を受けるには、どんな勉強が必要?
  • 電子カルテ実技検定のニーズが高まる理由

関連記事:電子カルテとは?導入のメリットや課題について解説します


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電子カルテ実技検定試験の概要

急速に進む医療情報システムのIT化の中心的役割を担うのが電子カルテシステムです。

診療録等の診療情報を電子化し、患者サービス、自病院の医療の質的向上と効率化、院内における患者情報の共有と情報提供のため、多くの医療機関で電子カルテ化が進んでいます。

<2022年度 試験日時>

  • 第25回 2022年6月11日(土) 願書受付:4月11日〜5月11日
  • 第26回 2022年11月12日(土) 願書受付:9月12日〜10月12日

この検定は、診療時における医師と患者とのやり取りを、シミュレーション化した問答形式問題を基に、電子カルテシステム(診療所、病院外来用)を操作し、電子カルテの操作方法を習得する検定です。

医療機関に就職する場合は、電子カルテシステムの学習と、当検定の資格取得により、大きな評価を得ることでしょう。また、医療業界の強いニーズのもと、受験者数は増加傾向にあります。この検定に合格すれば、医師事務作業補助技能認定の一つの条件を満たすことになります。

参考:電子カルテ実技検定試験 医療秘書教育全国協議会

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電子カルテ実技検定を受けるには、どんな勉強が必要?

電子カルテを操作するためには多くのことを学んでおく必要があります。

電子カルテ実技検定を受けるためには、単なるコンピュータ操作だけでなく、医師の指示や診療内容を正しく理解し、適正に電子カルテとしての体裁を整えることを理解していなければなりません。

また、電子カルテに入力されたデータは、そのまま保険点数を算定するためのデータとして利用することになるので、いわゆる「レセプト業務」を意識・理解した入力ができているかどうかが問われます。

電子カルテが他のシステムや部門とどのように連動・連携しているのかを理解し、活用できるようにしておくことも必要とされるのです。 

電子カルテ実技検定試験おすすめテキスト、参考書や問題集

電子カルテ実技検定試験に対応するテキストは、いまはまだマイナーな試験ということもあり試験対策の情報サイトやブログなどもありません。ただ、過去問題集は、一般社団法人 医療秘書教育全国協議会で購入できます。

【出題範囲】

  • 「真正性の確保」を意識した電子カルテの入力操作ができる
  • 初診時の問診票の入力・必要データの電子カルテ画面への取込みができる
  • 「既往症、原因、主要症状等」についてSOAP形式に関する知識に従った入力判断ができる
  • 補足ツール(テンプレート、シェーマ)の活用
  • 標準マスタ使用による病名情報の登録
  • 「処方、手術、処置等」について記録するとともに点数算定を意識した入力ができる
  • 検体検査・単純撮影に関し、一連のオーダ処理ができる

診療報酬請求事務能力認定試験やDPC/PDPS初級検定試験などと併せて取得することをおすすめします。

【講座・スクール】

資格の大原:受講される方の学習環境に応じた「通信課程」「夜間通学課程」などの学習スタイルがあります。

シカトル:介護・福祉・医療の資格の取得方法や学校紹介、資格講座の資料請求等のサービスを行っている資格情報サイトです。


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電子カルテ実技検定のニーズが高まる理由

電子カルテの導入は、医療のIT化推進政策によって進められています。

2001年から国が電子カルテの普及を推し進め始めました。その当時の電子カルテ普及率はとても低い状態でした。

その後、病床数が400台以上の病院でみると、2008年では38.8%、3年後の2011年は57.3%、6年後の2014年は77.5%になり、普及率は徐々に上がってきています。さらに、電子カルテは病院だけでなく、診療所にも導入されるようになってきました。

医療現場で仕事をしていくにあたり、電子カルテシステムを正しく使いこなせるかどうかは日々の業務の効率化にも大きな影響を与えます。これから医療現場で仕事をしていきたい人、医療現場ですでに仕事をしている人は、取得しておくと良い資格と言えるでしょう。

電子カルテ実技検定資格の活かし方

医療事務の採用では、経験者が優遇される傾向があります。資格を取得する大きなメリットといえるのが、未経験者が医療事務への転職・就職を考える際に、「経験不足を補う材料になる」という点です。

資格は医療事務の現場で必要とされる最低限の知識・スキルを保証してくれるものです。未経験者が経験者と戦うための最大の武器は、仕事に対する姿勢や意欲です。電子カルテ実技検定資格は、それを具体的に示すためのツールとして利用できます。

また、資格の勉強をすることで、自然と知識やスキルがアップデートされるほか、資格手当といった形で「収入面で優遇される」こともあります。電子カルテ実技検定資格以外にも、「医療秘書」や「診療情報管理」、さらには「調剤事務」「介護事務」などの資格を取得することで、将来のキャリアの幅を広げることもできます。


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電子カルテ実技検定試験を生かして医療の仕事をスタートしよう

電子カルテを導入する施設が増えているということは、そのシステムを扱う人材へのニーズも高まっているのは当然のことです。

電子カルテ実技検定を取得していれば、電子カルテの扱いについて一定の知識があることの証明になります。

今後ますます普及していくであろう電子カルテ。その資格を取得しておくことの重要性も今後高まる可能性が考えられるため、資格取得を検討してみてもよいかもしれません。


CLINICS編集部

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