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WEB問診とは?導入のメリットとシステムの選び方について解説します

新型コロナウイルス流行の影響や医療のIoT化が医療業界に大きな影響を与えています。紙の問診票からWEB問診へ移行する医療機関が年々増加傾向にあります。

今回は、WEB問診の基礎的な情報、メリットやシステムの選び方について解説します。CLINICS編集部


目次[非表示]

  1. 1.WEB問診の基礎知識
    1. 1.1.紙の問診票のデメリット
    2. 1.2.WEB問診とは?
  2. 2.WEB問診のメリット(医療機関側)
    1. 2.1.メリット① 受付スタッフの作業時間軽減
    2. 2.2.メリット②診察の流れがスムーズになる
    3. 2.3.メリット③感染症の対策につながる
  3. 3.WEB問診のメリット(患者側)
    1. 3.1.メリット① 待ち時間が減る
    2. 3.2.メリット② 紙の問診票より記入しやすい
  4. 4.WEB問診システムを選ぶポイント
    1. 4.1.ポイント1 自院の電子カルテと連携できるか
    2. 4.2.ポイント2 オプションも含めた価格設定
    3. 4.3.ポイント3 問診のカスタマイズの自由度
  5. 5.まとめ


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WEB問診の基礎知識


WEB問診とは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの電子機器を使用し、デジタル上の問診票や同意書に患者さまが直接回答するシステムのことです。カルテに必要な情報をWEB上に格納できるため、診察時間の短縮が見込めるとして注目を集めています。

ここでは、実際にWEB問診がどんなサービスなのか、以下の2つのポイントごとに解説していきます。

  • 紙の問診票のデメリット
  • WEB問診とは?

それでは、詳しく見ていきましょう。


紙の問診票のデメリット

現状の医院で行う問診の場合、いくつかのプロセスを経て行われています。初診の場合も再診の場合も、受付をした後に簡易的な問診票を手渡します。

紙の問診票では記入漏れや字が読みにくい場合があるなどの問題から、スタッフが確認せねばならないこともしばしば。こういった作業が日に何度も行われるため、待ち時間が生じてしまうのです。

待ち時間の長さは患者さまにストレスを与えるだけではなく、通院のモチベーションを下げることにもつながります。


WEB問診とは?

紙の問診票に対してWEB問診は、インターネット環境さえあればいつでもアクセスして問診票への記入が可能になります。WEB問診の場合、質問項目を詳細に設定できたり選択式にしたりできるため、患者さまが自分の状態について記入するモチベーションにつながります。

患者さまは通院までの空いた時間に記入できますし、医療機関側でも来院時にはすでに問診票記入が終わっているので、時間の短縮になります。また、WEB問診票はクラウドサーバーに保管するシステムなので、医院のスペースを圧迫する事もありません。

詳しいメリットについては次の章で解説します。

WEB問診のメリット(医療機関側)


簡単にWEB問診表のメリットについてについて先述しましたが、ここからはより詳しくWEB問診表のメリットについて確認していきます。

  • メリット① 受付スタッフの作業時間軽減
  • メリット② 診察の流れがスムーズになる
  • メリット③ 感染症の対策につながる

WEB問診は、医療機関にとっても患者さまにとっても多くのメリットがあります。これらの3つのポイントごとに解説していきますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。


メリット① 受付スタッフの作業時間軽減

従来の紙問診票の場合、上記でも解説したように記入漏れや誤字など、ヒューマンエラーによって受付スタッフの負担が大きくなってしまう傾向があります。来院前に問診票をデータ入力してもらうことで、来院時にチェックする必要がなくなり、業務効率化につながります。

受付の業務効率が改善することで診察効率の向上も期待できるでしょう。また、WEB問診の場合、問診票の内容をそのまま自動連携で電子カルテに記入できる場合が多いです。医療機関側は患者さまへの対応をよりスピーディーにできますし、患者さま側も確認される手間を削減できます。


メリット②診察の流れがスムーズになる

2つ目のメリットが、診察の流れがスムーズになることです。1つ目のメリットでお伝えしたとおり、事前のWEB問診により、来院前に医療機関側で問診票の確認が可能になります。そのため、事前に診察の計画を立てられるのです。

詳細な症状の情報を知れるだけでなく、重症と思われる方に対しての事前対応も可能です。例えば早急な来院を勧めたり、自院では診ることができないような病気が疑われる場合は、事前に専門病院を紹介することも可能となります。

患者さまが来院してからは、すぐに適切な処置を行えるようになるため、診察開始してから対応までの時間短縮につながります。結果的に患者さまの待ち時間が減るため、待合室の混雑緩和につながるメリットもあります。素早い対応は、そのまま患者さまの満足度の向上につながるでしょう。


メリット③感染症の対策につながる

現在流行しているの新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどの感染症の感染対策にもつながります。

紙の問診票にはどの医院もボールペンやボードが付いています。問診票自体は回収しますが、ボールペンやボードなどは、消毒を行うとしても、使い回しになることがほとんどです。

WEB問診の場合、下記のようにオンライン上ですべてが完結します。

  • 患者さまが自分のスマホ・パソコンで入力する
  • 医療機関側で入力された問診データを確認する

このため、全体的な接触軽減が実現し、手渡ししたり使い回したりするモノ自体がなくなりますから、感染リスクの軽減になります。


WEB問診のメリット(患者側)

メリット① 待ち時間が減る

Web問診票は事前にWeb上での記入が可能です。そのため、事前に記入していれば、待ち時間が少なく済みます。

また、患者さんが自分のタイミングで時間的な余裕があるときに記入しておけばよいため、非常に便利です。

メリット② 紙の問診票より記入しやすい

Web問診票はWeb上でチェックをつけていく形式のものが多いため、記入の負担が少なく済むことも大きなポイントです。導入するサービスにより、UIは異なりますが、紙の問診票よりもユーザビリティが向上することが期待できます。


WEB問診システムを選ぶポイント


問診システムは、日々の診療で患者さまの状態を知るのに欠かせないものです。WEB問診はメリットが多いですが、実際に導入してストレスなく長く使うためには、自院に合ったWEB問診システムを選ぶことが大事です。

WEB問診システムについて、以下の3つのポイントごとに、細かく解説していきます。

  • ポイント1 サポートの手厚さと迅速さ
  • ポイント2 オプションも含めた価格設定
  • ポイント3 問診のカスタマイズの自由度

自院で取り入れる場合をイメージしながら、それぞれチェックしてみてくださいね。


ポイント1 自院の電子カルテと連携できるか

1つ目のポイントが、「自院の電子カルテと連携できるか」です。

せっかくWeb問診システムを導入しても、カルテに転記できなかったり、余計な手間がかかってしまうと意味がありません。自院で使用している電子カルテがあれば、連携できるかどうかを事前にメーカーに問い合わせましょう。


ポイント2 オプションも含めた価格設定

価格設定も、新たなシステム導入にあたっては欠かせないチェックポイントになります。WEB問診システムは買い切りのものは現状なく、月額料金と年額料金で利用料を支払うのが基本です。

基本料金の金額だけで選ぶと、電子カルテや予約システムとの連携費用などのオプションで結果的に高額になる可能性があります。事前に必要な機能やサポートしてもらいたい内容を伝えましょう。それに基づいた見積もりを出してもらうようにすることで、正確な料金の比較ができるようになります。


ポイント3 問診のカスタマイズの自由度

問診システムには、基本的なテンプレートが備わっているところがほとんどですが、まれに自由カスタムとして問診内容をゼロから作成するところもあります。

もちろん自由に内容を決められる独自性は評価されるべきですが、問診の内容をすべて医院で考えて打ち込み、運用するのは時間と手間がかかってしまうでしょう。なるべく手間を減らしたい医院の場合、既存項目があるか、項目をカスタマイズできるかを確認しておくことが必要になります。


まとめ

今回は、WEB問診の基礎的な情報、メリットやシステムの選び方などををお伝えしてきました。

本記事をまとめると、下記の通りです。

  • WEB問診は医療機関にとっても患者さまにとっても多くのメリットがある
  • 素早い対応は、そのまま患者満足度の向上につながる
  • 実際に導入してストレスなく長く使うためには、自院に合ったWEB問診システムを選ぶことが大事さまざまなメリットが考えられるWEB問診は、今後より増えていくことが予想されます。ただ、デジタル機器の扱いが苦手な患者さまや恒例の患者さまに対しては、WEB問診システムの使い方についてレクチャーしたり、従来の紙の問診票で対応する必要があるでしょう。

WEB問診システムの導入を検討している場合は、資料請求から始めましょう!


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