Ace(エース)とは?口コミ・機能・料金を解説!|CLINICSカルテ
Web問診は新型コロナウイルスが流行した2020年ごろから注目を集め出しました。
Web問診を導入すれば、院内感染のリスクを下げられるだけでなく医師の診察の負担も軽減されます。しかし、Web問診の導入を検討しつつも、どのシステムを選んでよいかわからない方もおられるでしょう。
本記事ではAceの概要や特徴、実際にAceを導入している医療機関の評判・口コミなどを紹介します。
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Aceとは?
引用:http://www.ace-connect.jp/ace-connect/solutions/monshin.php
Aceは、株式会社ARSが開発したWeb問診システムです。
Aceは患者一人ひとりのリアルタイムな情報を可視化しその情報を蓄積できる上に、診察室の状況なども確認できるため、スムーズに患者を誘導できるようになります。
Aceシステムには診察の予約や決済ができるシリーズも存在するため、導入することで医師や看護師の業務簡略化や効率アップにもつながるでしょう。
Aceの料金
Aceの料金は公式ホームページに記載されていません。Aceの料金を知りたい場合は、公式ホームページに記載されている電話かメールで問い合わせる必要があります。
具体的に月額料金や初期費用を知りたい方は、直接電話やメールで確認しましょう。
Aceの機能
Aceの機能は以下の通りです。
- クラウドサーバーとの連携
- 電子カルテへの転記
- 端末による問診情報入力
代表的な機能
Aceの代表的な機能は、問診システムです。
Aceの問診システムはクラウドサーバーと連携できる設計になっており、患者が来院する前に問診情報を記入できます。患者は来院後、再度問診表に記載しなくてよいため、スムーズな受診が可能になります。
医療スタッフも、患者の来院前に問診情報が把握できるため、効率よく診察ができます。さらに待ち時間の短縮にもなるため、患者の負担軽減にもつながります。
問診票の作成機能
患者によって個別にテンプレートを選択できるなど、Aceの問診表作成機能は充実しています。
Aceによる問診表作成の流れは以下の通りです。
- 問診票の名前や形式など、問診票テンプレートを登録する
- 階層型に質問を登録する
- 質問を登録したあとは、順番入れ替えや追加登録も可能
- 患者に依頼したい問診を設定
患者の回答確認機能
Aceを導入すると、患者ごとに設定した問診の回答を確認してから診察を行えます。
患者の回答を確認する流れは以下の通りです。
- 診察日や患者番号で回答を検索する
- 回答結果はPDFやカルテ記録用に変換され、その内容をクリップボードに保管できる
Aceの特徴
Aceの特徴として次の4つが挙げられます。
- 病院内で情報連携しやすい
- 医療リソースを配分しやすい
- ユーザビリティにこだわっている
- 医療ミス・ヒヤリハットの削減につなげられる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
病院内で情報連携しやすい
Aceは無線LANで繋がっており、院内のどこででもPCやタブレットで情報確認できるため、大きい病院内でもスムーズに情報連携ができます。
患者のリアルタイム情報の共有はもちろん、蓄積されたデータへもアクセスしやすくなるため、スタッフも効率よく働けて、情報収集の負担も軽減されるでしょう。
医療リソースを配分しやすい
Aceの導入により、医療リソースを必要な場所へ配分できるようになります。
Web問診が導入されていないアナログの病院では診察などに時間をとられ、カルテへの記入がままならないことも少なくありません。
Aceが導入されることで業務が簡略化され、マンパワーや時間的コスト、テクノロジーといった医療リソースを必要な場所に配分できるようになります。
ユーザビリティにこだわっている
Aceは、ユーザビリティにこだわっており、医療スタッフはもちろん、機械操作になじみの薄い患者にとっても使いやすい設計になっています。
Aceは患者一人ひとりの情報をリアルタイムで可視化して蓄積しているため、都市部の大病院でも患者をスムーズに診察室に案内することが可能です。
診察室へスムーズに案内できることで、業務を効率化でき、医療スタッフの負担を軽減できます。
医療ミス・ヒヤリハットの削減につなげられる
医療ミスやヒヤリハットの削減につなげられる点もAceの魅力です。
医療ミスやヒヤリハットが起きる背景には、情報共有不足が挙げられます。医療スタッフ間で必要な情報を共有していないことで、医療ミスやヒヤリハットは起こりやすいです。
Aceを導入すると、数多くの患者の情報が蓄積されます。膨大な患者の情報をスタッフ間でスムーズに共有できるため、医療ミスやヒヤリハットが削減され、安全でミスのない医療を提供できるようになるでしょう。
Web問診票だけじゃない?Ace-connectのシステム一覧
Ace-connectのシステム一覧は次の通りです。
- Web予約
- ナビゲーションシステム(Web番号案内)
- Web決済
Web上で予約や決済できるようになるため、診察する患者を管理しやすくなります。
また、ナビゲーションシステムにより待合室に空きがない場合に、好きな場所で待てるようになりました。ポップアップ呼び出しやメール呼び出しにより、「診察まで〇〇人待ち」などといった情報がわかり、最適なタイミングで受診できます。
Aceの評判・口コミ
実際にAceを導入している医療機関の評判および口コミは、以下の通りです。
患者さんの問診時の負担を少しでも軽減し、診察室でのコミュニケーション時間を長く確保するためにAceのWeb問診システムを導入しました。こちらのWeb問診システムは他のシステムと比較してみてもユーザビリティにすぐれており、導入から半年で利用率が8割を超えています。もちろん、医療スタッフ側の負担軽減にもつながっており、不必要な労働時間を削減することによって医療ケアのクオリティも向上させることができました。
病院をリニューアルするにあたってAceのWeb問診システムを導入しました。現場の医療スタッフからは、「お年寄りの患者さんへの説明に不安がある」との声も聞かれましたが、現在はシステムそのものがかなり浸透し、長く通っている患者さんも比較的スムーズにWeb問診システムに応じてくださるようになりました。ただ、今のところシステムの利用率は5割程度のため、7割程度に引き上げられるかどうかが直近の課題と言えるでしょう。
外来をメインとした小規模なクリニックです。スタッフが少数精鋭ということで医療事務だけでもかなりの件数にのぼり、また、AceシリーズがIT導入補助対象となっていることもあり、AceのWeb問診システムを導入してみました。事業者にシステムによって患者さんのデータをダイレクトにサーバーに記録することができ、半永久的に保管することができるため、情報の共有ミスによるヒヤリハットのリスクが低くなったと感じています。
引用:Aceの導入事例
まとめ
ここまで、Aceの概要や特徴、実際にAceを導入している医療機関の評判・口コミなどを紹介します。
Aceは問診表の作成機能や回答機能により、患者の情報を来院前に把握できるため、効率よく診察できるようになります。また、ユーザビリティにこだわって作られているシステムのため、患者から医療スタッフまで誰もが使いやすいのが特徴です。
また、医療スタッフ間で患者の情報を細かく共有できるため、医療ミスやヒヤリハットのリスクを軽減できます。ミスのない安全な医療の提供に、Aceは重要な役割を担っていると言えるでしょう。
ぜひWeb問診システムの導入を検討している医療機関や、今回紹介したAceの導入を検討してみてはいかがでしょうか。