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おすすめのセミセルフレジメーカー9選を紹介!選び方からメリットまで徹底解説

セミセルフレジの導入検討にあたり、具体的なメーカーを知りたいクリニックは多いのではないでしょうか。複数のメーカーが提供しており、導入するのであれば自院に適した機種を選びたいところです。

そこで本記事では、おすすめのセミセルフレジメーカー9社を紹介するとともに、選び方からメリットまでを徹底解説しています。ぜひ、セミセルフレジ導入の検討材料としてお役立てください。

目次[非表示]

  1. 1.セミセルフレジの選び方
    1. 1.1.電子カルテとの連携ができるか
    2. 1.2.故障や紙詰まりが起きにくい製品かどうか
    3. 1.3.メーカーのサポート内容が自院に適しているか
    4. 1.4.現金以外の決済方法に対応しているか
  2. 2.セミセルフレジ導入で得られるメリット
  3. 3.セミセルフレジを導入する際の注意点
  4. 4.おすすめのセミセルフレジメーカー9選
    1. 4.1.スマレジ(株式会社スマレジ)
    2. 4.2.ハヤレジ(ハヤレジ株式会社)
    3. 4.3.NOMOCa-Regi(ノモカレジ)(株式会社GENOVA)
    4. 4.4.自動釣銭機セット(株式会社ビジコム)
    5. 4.5.HappySelf(株式会社寺岡精工)
    6. 4.6.FIT-B for Clinic(株式会社アルメックス)
    7. 4.7.対面型セルフレジ(グローリー株式会社)
    8. 4.8.Clinic KIOSK for Desktop(株式会社新世紀)
    9. 4.9.テマサックPro カウンタータイプ(株式会社カワニシバークメド)
  5. 5.セミセルフレジを導入する際の手順
    1. 5.1.メーカーの比較検討
    2. 5.2.自院での運用方法の確定
    3. 5.3.セミセルフレジの設定・使用方法の確認
    4. 5.4.テスト運用の実施
    5. 5.5.本稼働で確認・検証
  6. 6.まとめ

セミセルフレジの選び方

セミセルフレジの選び方について、以下4つの項目に沿って解説していきます。

  • 電子カルテとの連携ができるか
  • 故障や紙詰まりが起きにくい製品かどうか
  • メーカーのサポート内容が自院に適しているか
  • 現金以外の決済方法に対応しているか

電子カルテとの連携ができるか

セミセルフレジの選定において、最も重要視されるのが電子カルテとの連携です。なぜなら、連携ができれば、患者の情報を瞬時に取得し、正確な会計処理が可能になるためです。

もし連携ができない場合は、セミセルフレジ単体でどこまでの機能が利用可能か確認する必要があります。現状の運用と比較して、業務負担が図れるのか担当スタッフを交えてチェックしましょう。その際、担当スタッフが迷わずに操作できるか、運用に変更点はないかなどを確認してください。

故障や紙詰まりが起きにくい製品かどうか

セミセルフレジを選ぶ際、故障や紙詰まりが起きにくい製品であるかどうかも重要なポイントです。
機械である以上、一定の頻度で故障や紙幣・硬貨の詰まりは避けられないものの、その発生頻度や対処法は製品によって異なります。

具体的に比較する際には、どのような場合にトラブルが起きやすいのかを比較し、対処法がわかりやすい製品を選ぶとよいでしょう。

メーカーのサポート内容が自院に適しているか

セミセルフレジを導入後、スタッフだけではトラブルに対処できない場合、すぐに対応してもらえるかどうかは、収益に関わる重要なポイントです。

特に土日に診療しているクリニックの場合、メーカーが休みの場合も少なくありません。よって、未収金発生のリスクを避けるためにも、自院の運営に適したサポート内容があるかどうかの確認は必須といえます。

現金以外の決済方法に対応しているか

現金だけではなく、クレジットカードやQRコード決済などさまざまな決済方法が普及しています。導入するセミセルフレジが現金以外の決済方法にも対応しているかどうかも、選び方において重要な観点です。

また、キャッシュレス決済に対応していない場合は、別途決済システムとの連携が可能か、各決済方法に対する手数料はどの程度なのかも確認しておきましょう。


セミセルフレジ導入で得られるメリット

セミセルフレジの導入で得られるメリットは、主に以下の6点です。

  • セミセルフレジの導入により、会計業務の自動化による業務効率化が可能
  • クレジットカードや電子マネーなど、複数の決済手段を提供することで患者の利便性が向上し、満足度が高まる
  • 患者自身で入金処理するため、スタッフとの接触が減り、感染リスクが低減できる
  • キャッシュレス決済などの導入により決済方法が増やせる
  • 会計のスピードが向上し、患者の待ち時間が短縮される
  • 自動的な釣り銭の出金により、ヒューマンエラーを防止できる

セミセルフレジを導入する際の注意点

セミセルフレジを導入する際の注意点は以下の4つです。

  • 導入コストがかかるため、初期費用やランニングコストを検討する必要がある
  • セミセルフレジの設置には一定のスペースが必要であり、受付スペースが圧迫される可能性があるため、注意が必要
  • 患者が紙幣や硬貨を操作する手間が増える
  • 患者のなかには操作に慣れていない方もいるため、適切なサポートが必要になる、サポートが増えるとスタッフの負担も増える


おすすめのセミセルフレジメーカー9選

続いては、おすすめのセミセルフレジメーカーを9社紹介するため、選定の参考にしてください。

メーカー名
サービス・システム名
株式会社スマレジ
スマレジ
ハヤレジ株式会社
ハヤレジ
株式会社GENOVA
ノモカレジ
株式会社ビジコム
自動釣銭機セット
株式会社寺岡精工
HappySelf
株式会社アルメックス
FIT-B for Clinic
グローリー株式会社
対面型セルフレジ(クリニック向け)
株式会社新世紀
ClinicKIOSK for Desktop
株式会社カワニシパークメド
テマサックPro

スマレジ(株式会社スマレジ)

スマレジとは

引用:スマレジ

株式会社スマレジの自動精算システムは、初期費用が約1,000,000円〜、月額費用は8,800円〜となっており、無床クリニックでも導入が容易なセミセルフレジです。レセコンとの連携により、会計内容をスムーズに表示し、精算が行えます。

また、自動釣銭機との連携も可能で、衛生的な現金取り扱いや誤決済の防止に寄与します。さらに、クレジットカード、ICカード、QRコードなど多彩な決済手段に対応し、高額精算でも安心です。

ハヤレジ(ハヤレジ株式会社)


ハヤレジ(ハヤレジ株式会社)

引用:株式会社ハヤレジ「ハヤレジ」(https://hayaregi.com/)(20231107)

ハヤレジ株式会社が提供する「ハヤレジ」は、現金の取引や会計手続きの効率化が可能な設計です。さらに、再来受付や会計、お薬引換券の発行など、多彩な機能を一つにまとめられます。

また、電子カルテ・レセコンとの連動により請求金額の打ち間違いを解消できるため、業務の効率化を図れる点も大きなメリットです。レジ締め作業も簡易化されているため、スタッフの業務効率化はもちろん、ミスの削減や患者の待ち時間短縮にも貢献するシステムです。

NOMOCa-Regi(ノモカレジ)(株式会社GENOVA)

NOMOCa-Regi(ノモカレジ)(株式会社GENOVA)

引用:株式会社GENOVA「NOMOCa-Regi(ノモカレジ)」(https://nomoca.net/regi/)(20231107)

NOMOCa-Regi(ノモカレジ)は、歯科・クリニック専門の自動釣銭機・セルフレジシステムです。
電子カルテとの連携により正確な会計・記録が実現し、間違いの見直しも容易です。

また、自動出金機能により締め作業が短縮され、残業時間の削減にもつなげられます。なお、NOMOCa-Regiは電子カルテやレセコンとの連携に豊富な実績があり、全国どこでもサポートできる体制が整っているため、安心して導入が進められます。

自動釣銭機セット(株式会社ビジコム)

自動釣銭機セット(株式会社ビジコム)

引用:株式会社ビジコム「自動釣銭機セット」(https://www.busicom.co.jp/product/business/clinic.html)(20231107)

ビジコムのセミセルフレジは、レセコンで生成された領収書のバーコードをレジで読み取り、正確で迅速な会計を実現します。さらに、自動釣銭機の現金投入口が患者向けに配置されており、患者自身が支払い方法を選択できる利便性も有しています。

また、幅広いレセコンとの連携により、正確な現金管理が実現され、レジ締め作業の時間も大幅な短縮が可能です。

HappySelf(株式会社寺岡精工)

HappyuSelf(株式会社寺岡精工)

引用:株式会社寺岡精工「HappySelf (WebSpeezaSL-TH/KH)」(https://www.teraokaseiko.com/jp/products/PRD00337/)(20231107)

「Happy Self」は、株式会社寺岡精工が提供する自動精算システムで、カウンター型と一体型の2種類から選択可能です。使いやすいシンプルなデザインで、初めて利用する方や高齢者が多いクリニックにも適しています。

さらに、クレジットカード、電子マネー、QRコードなど多彩な決済方法に対応しており、幅広いニーズに対応可能です。

FIT-B for Clinic(株式会社アルメックス)

FIT-B for Clinic(株式会社アルメックス)

引用:株式会社アルメックス「FIT-B for Clinic」(https://www.almex.jp/products/detail/p-mc-fitb.html)(20231107)
クリニック向けセルフレジ「FIT-B for Clinic」は、設置面積を一般的なシステムから約20%削減し、省スペースな精算システムを提供しています。

バーコードリーダによる精算金額入力や音声ガイダンスによる操作案内が特徴で、フルセルフとセミセルフモードを切り替えて利用が可能です。また、硬貨の収納容量が豊富で釣銭切れを防止し、在高情報を視覚的に確認できるのも魅力です。

対面型セルフレジ(グローリー株式会社)

対面型セルフレジ(グローリー株式会社)

引用:グローリー株式会社「対面型のセルフレジ(クリニック向け)」(https://www.glory.co.jp/product/detail/id=1977)(20231107)
グローリー株式会社のクリニック向け対面型セルフレジは、POSとレセコンが連携しており、金額情報のバーコードを読み取ることで正確な会計処理が可能です。

違算の発生を防止し、売上金回収も自動化されており、締め作業時間が大幅に削減されます。全国に100カ所以上の直営拠点を持つ保守サポート体制も整っている点も大きな魅力です。

Clinic KIOSK for Desktop(株式会社新世紀)

Clinic KIOSK for Desktop(株式会社新世紀)

引用:株式会社新世紀「Clinic KIOSK for Desktop」(https://www.shinseiki-j.com/lp/desk/)(20231107)

Clinic KIOSKは、2013年からの開発を経て、クリニック向けの自動精算機として進化した製品です。
クリニックのニーズに合わせて筐体デザインを改良し、省スペースでの設置を可能としています。

また、コストパフォーマンスに優れ、外来の保険診療に特化したハードウェア構成により低コスト化を実現している点も魅力です。導入支援では、使い方の説明だけでなく、業務フローの構築までサポートし、稼働後もトラブル対応や法令改定への対応など継続的な運用支援を提供しています。

テマサックPro カウンタータイプ(株式会社カワニシバークメド)

テマサックPro カウンタータイプ(株式会社カワニシバークメド)

引用:株式会社バークメド「テマサックPro カウンタータイプ」(https://kawanishi-bm.co.jp/thema-sac/)(20231107)
テマサックProは、多言語対応やキャッシュレス決済を標準搭載し、追加費用なしで患者のニーズに対して柔軟な対応が可能です。低手数料でのキャッシュレス決済も可能で、運用コストを抑えられます。

医科・歯科に特化したサポート体制は365日対応で、安心して利用できる点や1000色以上のカラーバリエーション、便利な機能を備えるなど、自院オリジナルのセミセルフレジ導入を実現できます。さらに、全金種対応や現金一括投入、売上金のみ回収可能など、使い勝手のよい機能も満載です。

セミセルフレジを導入する際の手順

セミセルフレジを導入する際は、以下5つの手順で進めるとスムーズです。それぞれの内容について、解説します。

  • メーカーの比較検討
  • 自院での運用方法の確定
  • セミセルフレジの設定・使用方法の確認
  • テスト運用の実施
  • 本稼働で確認・検証

メーカーの比較検討

まずは自院にとってどのようなセミセルフレジが必要なのかを検討し、必要な機能や、得られるメリットなどをピックアップしていきましょう。そのうえで、メーカーの比較検討に入ります。その際、医療業界の導入実績があるかどうかは、電子カルテやレジコンなどの連携の部分で重要です。

1つのメーカーに絞らず、複数のメーカで相見積もりを取り、比較検討しましょう。

自院での運用方法の確定

次いで、自院での運用方法確定に入ります。現在の会計手順と導入後の変化を明確に整理し、関係者の意識統一を図るための手順書やマニュアルの整備が欠かせません。

メーカー担当者の声を交えながら、具体的な運用方法を見える化しましょう。絞り込んだセミセルフレジが適切かどうかを改めて確認し、問題がなければ発注手続きを進めます。

セミセルフレジの設定・使用方法の確認

セミセルフレジが到着したら、まずはセットアップを実施し、実際に使用可能な状態にします。メーカーから使用方法の説明を受けながら、具体的な使い方やトラブル発生時の対応方法などを確認しましょう。

また、スタッフ教育の一環として、基本的な操作方法についてレクチャーを受けておくと、今後の対応がスムーズです。

テスト運用の実施

実際の運用において発生するかもしれない課題を洗い出し、解決策を見つけます。外来終了後や休診日を利用して、実際に会計終了までの流れを再現し、問題がないか確認しましょう。

操作方法の最終確認やトラブル発生時のメーカー側のサポート体制、連絡先についても確認が必要です。テスト運用で出た課題を解決すると、本稼働に向けた準備に進みます。

本稼働で確認・検証

テスト運用の後は、実際に診察日に稼働し、問題がないかを確認します。患者のなかには、初めてセミセルフレジを利用する方もいるため、丁寧なサポートが必要になったり、予期せぬトラブルが発生したりする可能性もあります。

メーカーのサポートが必要な場合は、迅速に対応してもらえるように、事前にお願いしておくとよいでしょう。

まとめ

セミセルフレジは、スタッフの業務効率化を図り、患者の待ち時間を短縮して満足度を向上させる優れたシステムであるといえます。

価格帯や機能はさまざまですが、自院に最適なセミセルフレジを選定できれば、スタッフと患者の両方にとって大きなメリットが得られるでしょう。複数のメーカーを比較検討し、気になる製品があればメーカーに問い合わせて実物に触れてみてはいかがでしょうか。

執筆監修者:CLINICS編集部
執筆監修者:CLINICS編集部
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