B4Aとは?評判・口コミ・料金を解説!
医療現場のデジタル化を図る際におすすめなのが「B4A」です。自由診療クリニックに特化したシステムで、電子カルテというよりはDXツールとしての側面が強いため、1つのシステムで医療現場のデジタル化や業務効率化、DX化を推進できます。
そこで当記事では、B4Aの概要や機能、料金、導入メリット・デメリット、評判・口コミについて解説します。
B4Aとは?
「B4A(ビーフォーエー)」は、医療機関の経営や業務効率化をサポートしてくれる自由診療クリニックに特化したDXツールです。
電子カルテ機能だけではなく、医療スタッフのシフト管理や問診票入力、リピート施策といったさまざまな機能が備わっています。
B4Aの主な機能
B4Aの主な機能として次の7つが挙げられます。
- リアルタイム予約機能
- 事前オンライン問診機能
- 電子カルテ管理機能
- 画像管理機能
- シフト管理機能
- 経営数値管理機能
- 請求・役務管理機能
1つのシステムでこれらの機能を活用できるため、業務効率化はもちろん、医療現場のデジタル化およびDX化を推進できるでしょう。
B4Aのプラン・料金
各種情報サイトを閲覧したところ、B4Aの料金は月額35,000円〜という情報がありました。しかしB4Aの公式ホームページを参照したところ、明確なプラン・料金の記載はなかったのです。
「よくある質問」では「導入要件によって異なるため、1度問い合わせをお願いします。」との記載があったため、B4Aの導入を検討している方は問い合わせしてみましょう。
B4Aの4つのメリット
B4Aのメリットとして次の4つが挙げられます。
- 機会損失を防げる
- 患者満足度の向上につなげられる
- シフト管理が行える
- CRMを活用できる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.機会損失を防げる
B4Aに搭載されている「リアルタイム予約機能」を活用すれば、予約枠を最大化できます。患者はリアルタイムで空き状況を確認し、Webから直接予約できるため、電話で予約する手間がありません。
医療機関側も電話対応する手間が省ける他、電話対応できないことによる患者の離脱リスクを減らせるため、機会損失を防げます。
2.患者満足度の向上につなげられる
事前オンライン問診機能を活用すれば、患者はWeb上にて事前に問診票を入力できます。来院してから問診票に入力する必要がなくなるため、待ち時間の短縮が可能です。
また、事前問診をはじめとする各種機能で収集したカルテ情報は、クラウド管理によって医療機関のスタッフ全員に同時共有できます。情報をシームレスに連携・共有できれば、予約・来院から診療までをスムーズに進められるため、患者満足度の向上につなげられるでしょう。
3.シフト管理が行える
シフト管理が行えるのもB4Aのメリットです。シフトは予約と連動されているため、自動で割り当てられる他、電子カルテや勤怠管理、売上管理といったすべてのシステムとシームレスな連携が行えます。
各種システムにそれぞれ情報を入力する必要がなくなるため、業務効率化を図ることができ、入力ミスを防止することも可能です。
4.CRMを活用できる
「CRM(Customer Relationship Management)」とは、顧客関係管理ともいい、顧客情報や関係性、行動履歴を収集・管理して、顧客との良好な関係を構築し促せるツールのことです。
B4AにはCRM機能が備わっています。そのため、電子カルテに入力したさまざまなデータを自動で蓄積し可視化できるため、適切な属性にカスタマイズしたメッセージを自動配信でき、効果的なマーケティングの実施が可能です。
また、SNSでのリマインドやクーポン発行といった施策も実施できます。
B4Aのデメリット
B4Aは既存システムからのデータ移行は可能ですが、利用中の既存システムとは連携できません。
したがって、イチからデジタル化を目指している、システムの刷新を検討している医療機関にはおすすめですが、既存システムとの連携を視野に電子カルテを探している場合、導入は難しいでしょう。
B4Aの評判・口コミ
リアルタイム予約が良いという口コミが見られました。オンタイムで予約枠ができるため、患者が予約しやすいといった声があった他、ログインしておけば患者情報と予約情報をすべて確認し、記録しやすいそうです。
また、オーダーに応じてシステムを構築できるため、クリニックの課題解決につなげられるといった声も見受けられました。
B4Aと相性の良い医療機関
B4Aと相性が良い医療機関は次の2つです。
- 1つのシステムですべての管理したい医療機関
- 医療業務を電子化したい医療機関
1つのシステムでCRMやシフトを管理し、情報をシームレスに連携・共有したい場合、B4Aは最適なシステムです。
また、予約や紙の問診票をデジタル化し、待ち時間の短縮や業務効率化を図りたい場合も相性が良いよいシステムといえるでしょう。
B4Aと相性の悪い医療機関
B4Aのデメリットでも触れたとおり、B4Aは利用中の既存システムとは連携できません。そのため、既に導入しているシステムと連携させて、B4Aを使用したい医療機関とは相性が悪いでしょう。
ただし、患者データは移行できるため、B4Aに切り替えてシステムを刷新することは可能です。ただし、問題なくシステム運用するためには、どのようにデータを移行すれば良いのか、B4Aに相談する必要があります。
まとめ
「B4A」は電子カルテというよりも「電子カルテ機能」「リアルタイム予約機能」「事前オンライン問診機能」「シフト管理機能」「CRM機能」といった各種機能を搭載したDXツールといった側面が強いシステムです。
さまざまなメリットがある一方、既存システムと連携できないといったデメリットがあるため、相性の善し悪しがはっきり分かれるシステムでもあります。したがって、導入する際は自院と相性が良いかしっかりと検討することが大切です。