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【医院経営者向け】クリニック(病院)には防犯カメラが必須?|選び方から価格まで徹底解説します!

近年、防犯カメラを設置しているクリニックが増えてきました。防犯カメラを設置する理由として、患者同士あるいは患者と医療スタッフ間のトラブルが多様化していることがあげられるのではないでしょうか。

しかし防犯カメラは、形状や機能の違いにより多くの種類があります。そのため、何を選べばいいかわからず導入に至っていないクリニックもあるでしょう。

そこで当記事では、防犯カメラをクリニックに設置すべき理由や選び方について詳しく解説していきます。

また、弊社が提供するクラウド型電子カルテのCLINICSカルテ概要資料は以下よりダウンロード可能です。基本的なカルテ機能に加えて、経営分析機能も搭載しているカルテとなっておりますので、ぜひ概要資料をダウンロードください。

目次[非表示]

  1. 1.防犯カメラの種類
  2. 2.クリニックが防犯カメラを設置すべき3つの理由
    1. 2.1.1.関係者の犯罪抑止
    2. 2.2.2.外部からの侵入防止および侵入の記録
    3. 2.3.3.紛失防止
  3. 3.防犯カメラのおすすめ機能3つ
    1. 3.1.1.高画質
    2. 3.2.2.スターライト
    3. 3.3.3.防水・耐衝撃
  4. 4.クリニックが防犯カメラを設置すべき場所
    1. 4.1.1.病棟
    2. 4.2.2.受付窓口
    3. 4.3.3.職員通用口・玄関
    4. 4.4.4.薬品庫
  5. 5.防犯カメラの費用相場
  6. 6.防犯カメラの選び方
    1. 6.1.設置する場所
    2. 6.2.データの保存方法
    3. 6.3.コスト
  7. 7.まとめ

防犯カメラの種類

防犯カメラの代表的な種類は次の3つです。

  • ボックス型
  • ドーム型
  • PTZ型

ボックス型は存在感があり、防犯カメラらしい見た目なので威嚇効果が高いカメラです。一方向の撮影なので、広範囲を撮影したい場合は複数台を設置しなければいけません。

ドーム型は凹凸が少なく目立たないのが特徴です。撮影方向もわかりにくくクリニックの待合室に設置しても威圧感がなく風景に溶け込むでしょう。

PTZ型は遠隔操作ができるカメラで、レンズを上下左右に動かしたりズームイン・ズームアウトしたりすることができます。常に監視する人がいる施設で活用しやすいでしょう。

また、上記以外にも、屋内用や屋外用、ワイヤレス、ネットワーク接続可などさまざまな種類があります。


クリニックが防犯カメラを設置すべき3つの理由

クリニックが防犯カメラを設置すべき理由は以下の3つです。

  • 関係者の犯罪抑止
  • 外部からの侵入防止および侵入の記録
  • 紛失防止

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.関係者の犯罪抑止

防犯カメラを設置することは、関係者の犯罪抑止になります。クリニックのスタッフや出入りする業者が罪を犯す可能性はゼロではありません。

患者の個人情報だけではなく薬品や備品、貴重品などを守るために防犯カメラを設置しましょう。

2.外部からの侵入防止および侵入の記録

外部から侵入しようとする人に威嚇したり、万が一侵入されたとしても記録を残したりするために防犯カメラを設置することが大切です。盗難目的の侵入だけではなく、患者からのいき過ぎたクレームや嫌がらせ行為の証拠にもなり得ます。

2021年12月に、大阪市北区のクリニックで起きた放火殺人事件では、院内に防犯カメラを設置していたため発生状況が明らかになりました。防犯カメラは事件を防止できなくとも、もしもの時には代弁者となってくれるでしょう。

3.紛失防止

監視カメラを設置することで、薬や注射針などの紛失や置き忘れを防止することができます。

いつ誰が持っていて、どこに置いたかを映像で確認することが可能です。

防犯カメラのおすすめ機能3つ

防犯カメラのおすすめ機能は次の3つです。

  • 高画質
  • スターライト
  • 防水・耐衝撃

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.高画質

防犯カメラは高画質なものを選びましょう。画素数(解像度)が高いカメラで撮った映像の方が鮮明で、細部まで確認することができます。

ただし、画素数が高いカメラで撮った映像でも、それを映すディスプレイの画素数が低いとカメラの画質を生かせません。

2.スターライト

スターライト機能とは、夜間でもわずかな光があればカラーで鮮明な映像を撮影できる機能です。真っ暗闇になると暗視モードに切り替わります。

例えば、モノクロ映像の暗視カメラは明るく白く録画するので、顔や服装を特定するのが困難です。しかしスターライトカメラであれば、服装や髪色などを実際に近い色で撮影することができ、証拠映像として力を発揮できる点がおすすめポイントです。

3.防水・耐衝撃

攻撃的な侵入者の場合は、まず防犯カメラを壊そうとする可能性があるので、耐衝撃性能の高い機種がおすすめです。また、屋外に設置する場合は防水・防塵性能が高い機種を選びましょう。

防水性能や耐衝撃の保護等級は、IEC(国際電気標準会議)で規定されています。防水・防塵性能は「IP」で始まるコード、耐衝撃性能は「IK」で始まるコードで表され、数値が高くなればなるほど保護効果が高いことを意味します。

クリニックが防犯カメラを設置すべき場所

クリニックが防犯カメラを設置すべき場所は、次の4箇所です。

  • 病棟
  • 受付窓口
  • 職員通用口・玄関
  • 薬品庫

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.病棟

有床クリニックの場合、入院患者にトラブルが発生した場合に備えて防犯カメラを設置すべきです。

しかし患者のプライバシー保護にも重点を置かなくてはいけません。病室はプライバシー侵害となるため、廊下で、重点監視ポイントを絞って設置しましょう。

2.受付窓口

受付窓口には、現金やパソコンなどがあるため、窃盗目的の侵入者が立ち入りやすい場所です。また、スタッフが不正をする可能性もあります。

防犯カメラを設置すれば、犯罪を抑止し個人情報や現金を守れる他、もし犯罪行為があっても防犯カメラ映像を証拠として残すことができます。

3.職員通用口・玄関

クリニックへの人の出入りを記録するために、通用口や玄関には防犯カメラを設置するのがよいでしょう。更衣室での盗難防止のために、更衣室の出入口にも設置しておいた方が安心です。

4.薬品庫

転売目的や犯罪行為に利用する目的で薬品が盗まれるかもしれないため、薬品庫にも防犯カメラを設置すべきです。もしもの時のために管理体制を強化しておきましょう。

防犯カメラの費用相場

防犯カメラを設置する際は、機器費、設置工事費、設定費などの費用がかかるため、防犯カメラの費用相場は1台あたり15万円~30万円ほどです。ただし、カメラの性能や作業費によって費用が大きく異なるため、業者から見積りをとって検討する必要があります。

高額な費用をかけられないと思われるかもしれませんが、補助金制度を設けている自治体もあるため、防犯カメラの導入を検討している場合は1度確認してみるとよいでしょう。

防犯カメラの選び方

防犯カメラを選ぶ際のポイントは次の3つです。

  • 設置する場所
  • データの保存方法
  • コスト

それぞれ詳しくみていきましょう。

設置する場所

設置する場所が屋内なら、威圧感が少ないドーム型や小型のカメラがおすすめです。ボックス型は患者に威圧感を与えるので適していません。

設置場所が屋外の場合、防水・防塵性や耐衝撃性のほか、直射日光や反射の影響を極力抑えるために逆光補正機能がある機種を選びましょう。存在感あるボックス型なら、更なる犯罪抑止効果が期待できます。

データの保存方法

録画データを、ハードディスクに保存するのか、インターネット上のクラウドサーバーに保存するのかを検討することも防犯カメラ選びのポイントです。画質によってデータ量が違いますが、100万画素の映像を30日分保存するのに必要な容量の目安は、おおよそ2TBです。

ハードディスクに保存する場合は、画質と画像のデータ量を考慮した容量のハードディスクを準備しなければならないため、容量によっては増設を検討する必要があるでしょう。

クラウドサーバーの場合はハードディスクのように容量を気にする必要がなく、帰宅後もパソコンやスマートフォンで映像を確認できます。反面、クラウドサービスは有料なのでランニングコストがかかると認識しておきましょう。

コスト

防犯カメラ本体は、価格幅が大きく数万円から数十万円まであります。1万円以下で販売されている防犯カメラもありますが、一般家庭用の画質が低いものだったりダミーの防犯カメラだったりするので、間違って購入しないように気を付けましょう。

業者に設置工事を依頼する場合は、工事費用や設置費などがかかります。設置台数や工事内容によって金額が増減しますので、業者から見積をとって検討することをおすすめします。

まとめ

防犯カメラはまず犯罪の抑止力として機能し、犯罪が起きたときには重要な証拠になります。

ただし、設置場所が悪いと防犯カメラを設置した意味がありません。また、防犯カメラの機種や設置台数によってはコストばかりがかさんでしまう恐れがあります。

したがって、当記事で解説した防犯カメラの機能や設置すべき場所、選び方のポイントを参考にしながら、自院に最適なものを選ぶことが大切です。

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執筆監修者:CLINICS編集部
執筆監修者:CLINICS編集部
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