【最新版】おすすめの自動再来受付機12選!メリットや選ぶポイントについても解説します!
限られたスタッフで受付や会計といった、さまざまな業務をこなすクリニックの負担軽減に役立つのが、自動再来受付機です。新型コロナウイルスの感染対策としても注目されています。
当記事では、クリニック向けの自動再来受付機のメリットやおすすめ製品について解説していきます。
自動再来受付機とは?
自動再来受付機とは、来院経験があり診察券をもっている患者の受付を自動的に行うことができる機器です。受付カウンターのスタッフに診察券を手渡すのではなく、患者自身が自動再来受付機に診察券を通せば受付できるため、受付スタッフの業務を軽減できます。
クリニック向けの自動再来受付機には卓上タイプとスタンドタイプがあります。また、サイズもさまざまであるため、設置スペースに合わせて選ぶことが可能です。
自動再来受付機の4つのメリット
自動再来受付機のメリットは次の4つです。
- 患者のストレスを軽減できる
- 感染のリスクを軽減できる
- スタッフの負担を軽減できる
- 患者のプライバシー保護につながる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.患者のストレスを軽減できる
自動再来受付機を導入すると、院内に滞在する時間が短くなるため、患者のストレスを軽減することができます。
「診察券の受け取り対応がなくなるだけ」と思うかもしれませんが、受け取り業務を削減できれば、医療スタッフは会計や予約といった他の手続きに集中できるため、患者の循環率を早めて、待ち時間を短縮することが可能です。
2.感染のリスクを軽減できる
自動再来受付機を導入すれば、スタッフは患者から診察券を直接受け取る必要がなくなります。そのため、患者とスタッフの接触機会が少なくなり、感染のリスクを軽減することが可能です。
3.スタッフの負担を軽減できる
自動再来受付機があれば、受付時に行うチェック作業が不要となるため、スタッフの負担を軽減できます。
限られたスタッフで受付・会計・予約・問い合わせといったさまざまな対応を行っている中、一つの手間が軽減されるだけでもスタッフの負担を減らすことができます。スタッフの負担が減れば、余裕を持った対応ができるため、院内の雰囲気がよくなり、患者満足度の向上にもつながるでしょう。
4.患者のプライバシー保護につながる
患者が診察券を自動再来受付機に通すと、番号が記載された受付票が発行されます。
番号呼び出し案内表示と組み合わせれば、番号で患者を呼び出せるため、名前で呼ぶ必要がありません。名前を呼ばれることを好まない患者や耳が聞こえづらい患者にも寄り添うことができます。
自動再来受付機を選ぶポイント
自動再来受付機を選ぶ際のポイントとして次の3つが挙げられます。
- 設置スペースに合う種類・サイズ
- 他のシステムと連携有無や拡張性はあるか
- 故障時のサポートが充実しているどうか
自動再来受付機の種類は、大きく分けて卓上タイプとスタンドタイプの2種類があります。
設置予定スペースの幅を確認し、設置可能なサイズを選びましょう。設置後の導線についてシミュレーションすることも大切です。
他のシステムと連携できる自動再来受付機であれば、さらなるメリットを手に入れられます。それぞれのシステムが独立していると、院内に機器が増えてしまい医療DX推進の妨げにもなるため、システム連携できるものを選びましょう。
おすすめのクリニック向け自動再来受付機12選
おすすめのクリニック向け自動再来受付機として、次の12社が挙げられます。
システム・サービス名 |
メーカー名 |
|
1 |
AUTOLITEV2 |
インテクア |
2 |
APS-NEXT |
アルメックス |
3 |
卓上再来受付自動精算機 |
システムギア |
4 |
Clinic KIOSK |
クリニックキオスクBIZ |
5 |
Bee患者自動受付機 |
メディ・ウェブ |
6 |
ADC-3100 Type-M |
システムギア |
7 |
MELTHACCEPT |
メルス |
8 |
MERSYS‐IV |
島津製作所 |
9 |
NOMOCa-Stand |
GENOVA |
10 |
自動診察受付システムPA-600 |
ドッドウエル ビー・エム・エス |
11 |
HOPE |
富士通 |
12 |
小型受付機SCS-S01 |
ファーストジェーインフォ |
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.AUTOLITEV2
引用:株式会社インテクア
インテクアの自動受付システム AUTOLITEV2は卓上タイプです。非常にコンパクトで受付カウンターに置きやすいデザインとなっています。
また、磁気診察券にもPET診察券にも対応しているため、既存の診察券が使えます。オプション機能として、番号呼出案内表示・ネット予約システム・電子カルテ受付情報連携が可能です。
2.APS-NEXT
引用:病院向け自動再来受付機(APS-NEXT) | 株式会社アルメックス
アルメックスの自動再来受付機「APS-NEXT」は、スタンドタイプと卓上タイプがあります。オプション機能のバーコードリーダーを追加すれば、磁気ストライプ入りの診察券だけではなく一次元/二次元バーコードの読み取りも可能です。
3.卓上再来受付自動精算機
システムギアの卓上再来受付自動精算機は、1台で再来受付から自動精算までこなすため、会計業務の手間を省くことができます。17インチのタッチパネルで、ボタンも大きく表示されているためわかりやすく、誰でも操作しやすいデザインです。
4.Clinic KIOSK
引用:自動精算機・再来受付機クリニック・診療所専門 ClinicKIOSK(クリニックキオスク)
クリニックキオスクBIZのClinic KIOSKは、スタンドタイプの自動精算機です。自動再来受付機能をはじめ、さまざまなオプション機能を組み合わせながら、クリニックの課題に合わせたシステムにカスタマイズできます。
5.Bee患者自動受付機
引用:3Bees
メディ・ウェブのBee患者自動受付機は、卓上タイプの自動再来受付機です。iPad型のためコンパクトかつ画面の視認性が高いため、機械に苦手意識のある高患者でも簡単に操作できます。
3Beesの他のアプリやレセコン、電子カルテと連携できるため、拡張性が高いのもポイントです。
6.ADC-3100 Type-M
システムギアの再来受付機ADC-3100 Type-Mはスタンドタイプです。画面操作に連動して音声ガイダンス機能が搭載されているため、機器の操作に慣れていない人をサポートしてくれます。
メンテナンス時は通常、背面を開けるタイプが多い傾向ですが、ADC-3100は前面開きとなっているため、用紙の補充やエラー対応がしやすいのが特徴です。
7.MELTHACCEPT
引用:MELTH ACCEPT - 再来受付システム メルスアクセプト
メルスが開発した再来受付機MELTHACCEPT(メルスアクセプト)は、卓上タイプとスタンドタイプがあります。選択画面が見やすく、タッチ操作しやすいのがポイントです。患者案内表示システムと連動させることができます。
8.MERSYS‐IV
引用:再来受付システム MERSYS‐IV : 株式会社島津製作所
島津製作所の受付システムMERSYS‐IV(メルシス)は、スタンドタイプと卓上タイプに加え、モニターも縦/横があります。そのため、設置場所に合わせて選ぶことができます。
また、患者が診察券を取り忘れた際は内部に収納できるため、プライバシーを保護することも可能です。
9.NOMOCa-Stand
引用:NOMOCa-Stand
GENOVAの自動精算機NOMOCa-Stand(ノモカスタンド)は、オプションで自動再来受付機能を追加可能です。拡張性が高く、案内表示システムの他、レセコンや予約システムと連携することができます。
10.自動診察受付システムPA-600
引用:医療機関向けカード発行システム | 株式会社ドッドウエル ビー・エム・エス
ドッドウエル ビー・エム・エスの自動診察受付システムPA-600は、スリムなスタンドタイプです。LED点滅と音声ガイダンスで操作方法をわかりやすくサポートします。
オプションでバーコードリーダーを追加すれば、手から診察券を離す必要がなくなるため、置き忘れ防止につながるでしょう。
11.HOPE
富士通の自動再来受付システムHOPEは、カードを挿入する際や受付票を出力する際、指示ランプが点滅します。カードの誤挿入防止シャッターが装備されている点も安心です。
サポート拠点が全国に約120ケ所あり、故障時のサポート体制にも期待できます。
12.小型受付機SCS-S01
引用:再来・自動受付システム - 製品案内 | First J info Corporation【株式会社ファーストジェーインフォ】
ファーストジェーインフォの小型受付機SCS-S01は卓上タイプで、診察券がない患者も受付することができます。省スペース設計となっており、カウンター上をはじめ、場所を選ばず設置可能です。
また、スタンドタイプの中型自動受付機SCS-M01や大型自動受付機SCS-L001も展開されています。画面が大きく視認性もアップできるため、スペースを確保できるのであれば、スタンドタイプの導入を検討してもよいでしょう。
まとめ
自動再来受付機を導入することのメリットや各社の製品について解説してきました。スタッフの負担や患者の待ち時間、感染リスクの低減に役立ち、他のシステムと連動できるものを選ぶとさらにメリットが得られます。
スタッフが抱えるさまざまな業務をより正確に、かつスリム化することは、今まで目が向けられなかった業務にも向けることができるようになります。患者満足度向上にもつなげていきましょう。