
【2023年最新版】クリニックや病院におすすめのPOSレジ10選|特徴や選び方を徹底解説します!
近年、医療スタッフの負担を軽減する目的として、POSレジの導入を考えている医療機関が増えています。POSレジにはさまざまなメリットがあります。医療スタッフはもちろんのこと、患者にとっても助かるシステムです。
しかし、病院やクリニック向けのPOSレジの種類は豊富であるため、どれを導入すべきか迷う医療機関も多いでしょう。そこで当記事では、POSレジのメリットや、おすすめのPOSレジを10システム紹介します。
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POSレジとは
POSレジとは英語で「point of sales」といい、商品についているバーコードを読み取ることで「誰が?いつ?どこへ?いくらで?」販売したのか把握できるシステムです。
最近、スーパーやコンビニでみかけるようになり、POSレジのおかげで商品の在庫状況の確認や支払の履歴、そして売れ行きの傾向を確認することができます。経営者にとっては大変使い勝手の良いシステムです。
しかしPOSレジの種類は多く、それに伴い機能性や使用方法なども多岐にわたります。導入を考えている場合、自院が何を重要視するのかを考えることが大切です。
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クリニック・病院向けのPOSレジに必要な機能
POSを導入するにあたって必要な機能は何があるのか、あらかじめ確認が必要です。すべてのPOSレジが良いとは限らないため、自院に合わないPOSレジがあるかもしれません。
クリニックや病院に合ったPOSレジを選ばないと、かえって仕事量の増加や作業効率の低下を招く恐れがあるので注意が必要です。これを踏まえた上で、クリニックや病院向けのPOSレジに必要な機能は以下の通りです。
- 電子カルテ等との連携
- 予約状況の管理機能
- キャッシュレス機能
- 診察の受付機能
- 会計の処理機能
クリニックや病院では電子カルテやレセコンなどを使います。そのため、POSレジとこれらのシステムを連携させておくと、非常に便利です。従来では、会計時に患者の診察内容と料金を照らし合わせ、双方に問題がないか確認する必要がありました。
しかし電子カルテとPOSレジを連携しておくと、従来の手間が省け、患者が支払いをするだけで会計が完了するのです。
また予約状況の管理機能も必要です。病院やクリニックでは、毎日何人もの患者が来院されるので予約管理が大変です。レジとは別に予約専用の端末を設置している医療機関もありますが、POSレジに予約管理機能があれば、まとめて管理できるでしょう。
支払方法にキャッシュレス機能が搭載されているかどうかも大切です。最近、現金を持ち歩かずにキャッシュレス決済をする人が増加しています。今後、キャッシュレス機能があるPOSレジの導入を検討する医療機関が増加するでしょう。
またPOSレジには診察の受付機能が入っているものがあります。受付方法はQRコードをかざしたり、アプリ内の診察券をかざしたりするなどさまざまです。診察受付ができれば、会計処理をしている患者と被らないため待ち時間の削減になります。受付専用のスタッフも要らなくなるので、人件費の削減にもなるでしょう。
POSレジで欠かせない機能の一つが、会計機能です。クリニックや病院でPOSレジの導入を検討している場合は、必ず会計機能がついているものにしましょう。
医療機関の会計処理はかなり複雑であるため、会計ミスが起こりやすい傾向です。POSレジに会計処理機能がついていれば、ミスが起こる可能性が低下するかもしれません。
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クリニック・病院がPOSレジを導入する3つのメリット
クリニック・病院がPOSレジを導入するメリットは、以下の3つです。
- 未収金を管理しやすくなる
- さまざまな決済方法に対応できる
- 会計業務を効率化できる
1つずつ詳しくみていきましょう。
1.未収金を管理しやすくなる
医療機関では未収金が発生することがあります。未収金とは、患者がその場で支払えなかった請求金額のことです。POSレジには患者一人ひとりのデータが細かく記録されているので、いくら支払えていないのかすぐに確認できます。
2.さまざまな決済方法に対応できる
POSレジでは現金払いだけではなく、さまざまな決済方法で支払うことができます。キャッシュレスで生活する人にとっても嬉しい機能です。
またキャッシュレス機能があれば、細菌やウイルスによる感染を予防することができます。というのも、対面で現金の受け渡しをしなくてもいいため、人と人が触れ合う機会が減るからです。
今なお続く、新型コロナウイルス感染症の予防にもつながるでしょう。
3.会計業務を効率化できる
医療現場での会計はとても複雑です。そのため医療スタッフによる会計ミスが起こりやすくなります。しかしPOSレジの導入によりミスをなくしたり、医療スタッフの手間を省いたりすることができるため非常におすすめです。
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病院・クリニック向けPOSレジを選ぶ際の5つのポイント
病院やクリニックにおいてPOSレジを選ぶ際のポイントは、以下の5つです。
- スモールスタートができる
- 連携可能な機能の豊富さ
- 拡張のしやすさ
- サポート体制の有無・充実性
- 初期費用およびランニングコスト
5つのポイントについて解説していきます。
1.スモールスタートができる
スモールスタートからできるPOSレジがおすすめです。POSレジは機能を追加していくほど利用料金が高くなるでしょう。病院やクリニック専用のPOSレジの中には、多くの機能が付いているものがあります。
しかし、いくら機能がたくさん付いていても、使わない機能があると費用がかかるだけです。POSレジのサービスには、規模が小さく低コストで利用できるものがあります。
また、初めはさほど機能がついていないものを実際に使ってみて「この機能をつけたい」と思ったときにその都度追加すれば、金銭面の負担が少なくなるでしょう。
2.連携可能な機能の豊富さ
どこまでの機能と連携できるかも選び方のポイントになります。POSレジを導入するにあたって、現場で今使っている会計システムや他のシステムと連携ができるか確認することが必要です。この確認を怠ると、新たに導入するシステム費用を支払うことになります。
3.拡張のしやすさ
拡張のしやすさも導入ポイントの1つです。POSレジの中には、異なる会社の機能と連携できないPOSレジ、つまり同じ会社としか連携できないPOSレジがあります。しかし今後のために、他の会社とでも連携ができるシステムを選んだ方が、選択肢が広がるのでおすすめです。
4.サポート体制の有無・充実性
サポート体制はあるのか、また充実性はどうかという点も、POSレジを検討する際のポイントです。POSレジを導入してから使いこなすまでに時間がかかります。実際に患者が使う際に、医療スタッフによる操作方法の説明が必要な場合もあるでしょう。
POSレジの操作方法を理解することに時間がとられると、本来の業務に支障が出てしまいます。そんなときはPOSレジのメーカーが提供するサポート制度を利用するのがおすすめです。操作方法や導入に関することで生じた疑問をいち早く解決してくれるでしょう。
5.初期費用およびランニングコスト
POSレジには、初期費用や定期的に支払うランニングコストが発生します。サービスによってその金額はバラバラです。したがって複数のメーカーと比較してから導入しましょう。
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クリニック・病院向けのおすすめPOSレジ10選
クリニックや病院向けのおすすめPOSレジは、以下の10個です。
システム名 |
メーカー名 |
|
1 |
スマレジ |
株式会社スマレジ |
2 |
POSCO |
株式会社ポスコ |
3 |
クリニック向けPOSレジシステム |
日本リテイルシステム株式会社 |
4 |
セミセルフレジ |
株式会社ビジコム |
5 |
ユビレジ |
株式会社ユビレジ |
6 |
プロスパー・ネットワーク |
プロスパー・ネットワーク株式会社 |
7 |
sauare |
Square,Inc |
8 |
スマート簡易自動精算機クリニックキオスク |
株式会社クリニックキオスクBIZ |
9 |
BCPOS |
株式会社ビジコム |
10 |
FHP-S10 |
グローリー株式会社 |
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.スマレジ
ipadやiphoneのアプリを使い、無料で導入できるPOSシステムがスマレジです。スマレジは、レセコンと連携させることができるので、医療スタッフのレジ入力の手間や計算ミスを防げます。
また決済方法もカードやQRコードなど種類が多いことも特徴です。無料から始められるサービスもありますが、グレードに合わせて月額4,400円や7,700円などがあります。
参考:スマレジ
2.POSCO
POSCOの特徴は、大きな文字とカラー表示であること、そして患者の未収金や返金額を一覧で表示してくれる点です。画面が見やすいと高齢者も安心して使えますし、未収金など一覧表示することで早く回収できるよう手続きを進めることができます。
参考:POSCO
3.クリニック向けPOSレジシステム
クリニック向けPOSレジシステムは、万全なサポート体制がついています。何か不具合があれば、24時間365日コールセンターにて対応してくれるので安心です。
またソフトの不具合については、オンラインでメンテナンスしてくれるため、速やかな復旧が期待できます。さらに2023年に未収金管理機能も導入される予定です。
4.セミセルフレジ
多くの調剤薬局やクリニックなどで導入されているのが、セミセルフレジです。セミセルフレジでは、自動釣銭機とセットになったものもあり、人気があります。
さらに、マイナンバーカードを保険証として利用する際の端末「Seav-15w-apⅡ」がある場合、この1台でPOSレジとマイナンバーカードによる資格確認ができます。
参考:ビジコム
5.ユビレジ
ユビレジには「顧客管理機能」があり、これにより患者の年齢や体調、そして体質などのデータを保管することが可能です。
また医師の診察に用いられるカウンセリングシートをタブレットで作成できます。つまり新たに入力する手間が省けるわけです。
参考:ユビレジ
6.プロスパー・ネットワーク
プロスパー・ネットワークは、現金の受け渡しをする必要がないので、新型コロナウイルス感染症をはじめ、あらゆる感染症を予防することができます。しかしキャッシュレス機能があるかどうかは不明なため、問い合わせが必要です。
参考:プロスパー・ネットワーク
7.square
squareは、申し込みがすべてオンラインでできます。もちろんキャッシュレス決済の設定もネットで出来るのでとても楽です。またカードの読み取り機器はコンパクトサイズなので、在宅医療や訪問看護をしている医療機関にはぴったりでしょう。
参考:スクエア
8.スマート簡易自動精算機クリニックキオスク
キオスクは、高さが139cm幅46cmと小さいので、設置スペースが限られている小規模な医療機関におすすめですまた防犯カメラが設置されているので、盗難のリスクも防げます。
9.BCPOS
仮想通貨での支払にも対応しているのがBCPOSです。また、領収書のバーコードを読み取るだけで会計ができるので、金額の入力ミスが防げるというメリットもあります。
参考:クラウド連動POSレジ BCPOS | 株式会社ビジコム
10.FHP-S10
小規模なクリニックから大規模な総合病院で活躍するのがFHP-S10です。レーザープリンターが搭載されているので、A4からB5そしてA5とさまざまなサイズの用紙に対応できます。これは領収書だけではなく、診療報酬明細書にも対応可能です。
参考:グローリー
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まとめ
今回は、POSレジのメリットや選び方を含め、クリニックや病院向けのPOSレジについて紹介しました。POSレジを導入することで、医療スタッフの仕事量の負担軽減になり非常に便利です。
しかし、ただ導入するだけではPOSレジ本来の機能として役立ってくれません。クリニックや病院でPOSレジを考える際は、会計機能や電子カルテとの連携は可能かなど、システムの詳細を確認することが大切です。
現場に合ったPOSレジを導入することが、医療スタッフのためでもあり患者のためでもあるでしょう。