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オンライン資格確認ポータルサイトとは?導入の流れをわかりやすく解説します!

オンライン資格確認を導入する際は「カードリーダーの申し込み」や「利用申請」を実施しなければなりません。しかし、どこでどのように申請すればよいのか分からないという方も多いでしょう。

これらの利用申請はオンライン資格確認ポータルサイトで進めることが可能です。当記事では、オンライン資格確認ポータルサイトの概要やオンライン資格確認を導入するステップについて詳しく解説していきます。

CLINICS編集部


オンライン資格確認ポータルサイトとは?

「ポータルサイト」とは、インターネット上にあるさまざまなWebページの玄関口となる巨大なWebサイトのことです。

したがって、「オンライン資格確認ポータルサイト」は、オンライン資格確認のための玄関口となるWebサイトとなります。

オンライン資格確認ポータルサイトはアカウント登録が必要

オンライン資格確認ポータルサイトはアカウント登録が必要です。アカウント登録なしではその後の申請手続きができないため、必ず登録しましょう。

また、アカウント登録に使用したメールアドレスやパスワードはログインの際に毎回入力が必要となるため、忘れずに保管しておかなければなりません。


オンライン資格確認ポータルサイトに対応する申請

オンライン資格確認ポータルサイトに対応する申請申請は次の7つです。

  • 顔認証付きカードリーダーの申し込み
  • オンライン資格確認の利用申請
  • 電子証明書の発行申請
  • オンライン資格確認の補助金申請
  • 一括申請
  • オンライン請求利用の申請
  • オンライン資格確認の運用開始入力

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.顔認証付きカードリーダーの申し込み

「顔認証付きカードリーダー」とは、オンライン資格確認の際に必要となる機器のことです。マイナンバーの顔写真データを読み取り、窓口で撮影した顔写真と照合することによって本人確認ができます。

オンライン資格確認ポータルサイトの「利用申請・補助申請される方」ページから「2.顔認証付きカードリーダー申し込み」へアクセスし、必要な情報を入力すれば申請可能です。また、顔認証付きカードリーダーにどのようなラインナップがあるかは、「顔認証付きカードリーダーカタログ」から確認できます。

2.オンライン資格確認の利用申請

オンライン資格確認を導入する場合、オンライン資格確認ポータルサイトより「利用申請」も行わなければなりません。書類の提出はありませんが、IP-VPN接続で光コラボを含むNTT回線を利用する場合は利用申請時に次の3点について入力が必要です。

  • 電気通信回線の種類
  • お客様ID
  • 利用開始予定年月および疎通確認テスト開始予定年月

上記に加えて、オンライン資格確認等システム利用規約の同意も行う必要があります。

3.電子証明書の発行申請

電子証明書の発行申請は、申請する端末が間違いなく自分の医療機関のものであるという証明書になります。サイトの指示通りに進み、各項目に必要な情報を入力すれば完了です。

申請が正しく行われていれば、受付完了メールが送られてくるので忘れずに確認しましょう。5営業日以内に「発行通知書」が簡易書留にて送られてきます。

電子証明書のダウンロードに必要な内容が書かれていますので、大切に保管しておきましょう。ただし、電子証明書のダウンロードは申請後180日以内に行わなければ失効するため注意が必要です。

4.オンライン資格確認の補助金申請

オンライン資格確認の補助金申請には次の3つの書類が必要になります。

  • 領収書(写)
  • 領収書内訳書(写)
  • オンライン資格確認等事業完了報告書

領収書内訳書(写)は細かい内訳の記載が必要です。記載例としては「顔認証付きカードリーダー1台〇〇円」や「1ソフトウェア〇〇円」となります。

5.一括申請

医療法人や大型のチェーン薬局は、複数の保健医療機関から構成されているため、組織の担当者が一括して申請可能です。顔認証付きカードリーダーの申請は書類をダウンロードし、必要項目を記入してメールにて申請します。

オンライン資格確認利用申請と電子証明書申請は、「社会保険診療報酬支払基金 オンライン資格確認利用申請受付担当」宛てに、一括申請希望の旨をメールにて伝えます。

その後、必要書類(様式1:取りまとめ申請対象医療機関等リスト、様式2:オンライン資格確認利用申請リスト、様式3:電子証明書発行依頼リスト)が送られてくるため、記入しましょう。

上記を記入したら、支払基金へ様式1の「取りまとめ申請対象医療機関等リスト」のみを提出します。概ね3日以内に確認が終わるため、その後、様式2と様式3の書類を提出して、申請は完了です。

申請受理後、支払基金から必要な情報がメールや郵送にて届きます。

6.オンライン請求利用の申請

医療機関では、レセプトデータをオンライン請求するパソコンに取り込み、オンライン請求センターに送信します。レセプトのオンライン請求利用の申請は、オンライン資格確認ポータルサイトから進めることが可能です。

すでにオンライン請求を行っている医療機関等では、新たにオンライン請求利用の申請を行う必要はありません。

7.オンライン資格確認の運用開始入力

オンライン資格確認の導入が完了したら、運用開始日を入力する必要があります。運用開始日を入力することで、マイナンバーカードの健康保険利用対応医療機関として取り扱われます。

オンライン資格確認ポータルサイトにログインし、「オンライン資格確認の運用開始日」を入力すれば手続きは完了です。また、入力後に運用開始日を変更することも可能です。


オンライン資格確認を導入するステップ

オンライン資格確認の導入ステップは次のとおりです。

  1. 顔認証付きカードリーダー申し込み
  2. システムベンダに発注する
  3. 導入準備
  4. 運用開始日入力・運用開始
  5. 補助金申請

オンライン資格確認を導入する際はこれらのステップをしっかりと理解しておくことが重要です。


オンライン資格確認ポータルサイトにログインできない場合の対処法2選

オンライン資格確認ポータルサイトにログインできない場合の対処法として次の2つが挙げられます。

  • 認証用証明書の選択をしているか
  • パスワードの有効期限が過ぎていないか

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.認証用証明書の選択をしているか

オンライン資格確認等システムへログインする際に、認証用証明書を選択せずに「OK」ボタンを押してしまい、次画面に移行できない事案があります。

この場合は「認証用の証明書の選択」にある証明書をクリックし、証明書の欄が青線で囲われているかを確認しましょう。

2.パスワードの有効期限が過ぎていないか

パスワードの有効期限が変更となっています。詳細は次のとおりです。

変更前
文字数に関係なく「60日間」
変更後

パスワードが13文字以上の場合「無期限」

パスワードが13文字未満の場合「60日間」

注意点として、現在のパスワードが13文字以上であっても、有効期限を「無期限」にしたい場合は再度パスワードの設定が必要となります。


まとめ

オンライン資格確認を導入する際、オンライン資格確認ポータルサイトでさまざまな申請を行わなければなりません。それぞれの申請はログイン画面から必要な申請についてのページにアクセスでき、難しい作業ではありませんが、それぞれの申請に必要な書類や注意点があります。

間違った申請や期限の失効がないように必ず確認すべき事項は理解しておきましょう。オンライン資格確認ポータルサイトを利用して、効率良く計画的に申請をすることでオンライン資格確認の運用ができます。

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