【看護師向け】電子カルテの操作は難しい?便利な使い方や導入メリットをわかりやすく解説
電子カルテは楽に入力できるなど、医療スタッフの業務負担を軽減できるシステムです。しかし、利用経験がないと使いこなせるか不安に感じる方も多いはず。
当記事では電子カルテを導入するメリットや電子カルテの便利な使い方、電子カルテを使いこなすポイントを紹介します。
また、看護師でも利用しやすいCLINICSカルテの概要資料を以下に掲載しておりますので、
ぜひ、ダウンロードください。
目次[非表示]
- 1.電子カルテを導入するメリット
- 2.電子カルテの操作は難しい?
- 3.電子カルテの便利な使い方
- 3.1.直感的に操作できる
- 3.2.テンプレートや定型文登録で簡単に入力できる
- 3.3.手書き機能やタッチパネルで入力できる
- 3.4.情報の検索や管理がしやすい
- 4.電子カルテを使いこなす4つのポイント
- 4.1.1.研修や操作説明会を実施する
- 4.2.2.操作マニュアルを設置する
- 4.3.3.電子カルテメーカーのサポートを受ける
- 4.4.4.定期的に運用改善を図る
- 5.看護師 電子カルテ使い方に関するよくある質問
電子カルテを導入するメリット
電子カルテを導入するメリットは、以下の通りです。
- 必要な情報を閲覧したいときにすぐに検索できる
- カルテの保管スペースが不要となる
- パソコンやタブレットなどの端末があればどこからでも情報入力できる
- 医療スタッフの業務効率化を実現できる
- 電子媒体のため紙カルテよりも字が読みやすい
- 検査結果を簡単に取り込める
- リアルタイムで患者の待ち状況などさまざまな情報を確認できる
- 紙カルテを探して医師に渡すような手間がなくなるので申し送りがスムーズにできる
- ペーパーレスになるので病院側としても節約できる
電子カルテの操作は難しい?
電子カルテ導入当初は、なかなか操作に慣れず難しいと感じる場合もあったでしょう。特に高齢の医師や医療スタッフは、紙カルテを長年使用してきたため急に電子カルテの操作に慣れるのは難しいものです。
しかし電子カルテの操作方法は簡単で、慣れると誰もが簡単に操作できるようになります。電子カルテをうまく操作できると、医療スタッフの負担が軽減され業務効率化も実現可能です。
「自分にはうまく使いこなせない」と不安を抱えている方は、何度も使用して操作に慣れていきましょう。
電子カルテの便利な使い方
電子カルテの便利な使い方は、以下の通りです。
- 直感的に操作できる
- テンプレートや定型文登録で簡単に入力できる
- 手書き機能やタッチパネルで入力できる
- 情報の検索や管理がしやすい
それぞれ詳しく紹介します。
直感的に操作できる
電子カルテは直感的に操作できるものが多い傾向です。今まで販売されてきた電子カルテは、デザインが複雑で、必要な情報をすぐに探せないケースがありました。
しかし、近年販売されている電子カルテは画面表示がわかりやすく直感的に操作できるタイプが増えています。記録に必要な情報を探したい場合でも、簡単操作で情報まで辿り着けるでしょう。
患者の診療を続けながらでも電子カルテを操作できるため、医療スタッフの業務効率をアップできます。
テンプレートや定型文登録で簡単に入力できる
電子カルテは、テンプレートや定型文を登録できるためカルテ入力の負担を軽減することが可能です。クリニックでは、診療科目によって頻繁に使う言葉や単語が異なります。
頻繁に使う言葉や単語を定型文として登録すると、カルテや記録の入力時間を短縮できます。テンプレートや定型文登録があることで、手書きよりも効率よく文書を作成できるのもメリットです。
カルテや記録の入力時間を短縮させたい方は、電子カルテの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
手書き機能やタッチパネルで入力できる
手書き機能やタッチパネルが搭載されている電子カルテも存在します。
医療スタッフの中には、キーボード入力が苦手な方もいるでしょう。手書き機能やタッチパネルがあると、キーボード入力が苦手な方でも電子カルテで記録を入力できます。
電子カルテには、手書きした文字をテキストデータに変更できる機能もあるため、手書きの読みにくさも解消できるでしょう。キーボード入力が苦手な方は、手書き機能やタッチパネルが搭載されたものを選ぶのもおすすめです。
情報の検索や管理がしやすい
電子カルテは紙カルテと比較しても、情報の検索や管理しやすいのがメリットです。
紙カルテの場合は紙カルテを保管している場所から、必要な情報を引っ張り出す必要があります。一方電子カルテは、検索機能を使うと必要な情報に簡単に辿り着くことが可能です。
また電子カルテ内で情報を管理できるため、紙カルテのように保管庫を用意する必要もありません。情報の検索や管理を楽にするという観点でも、電子カルテは導入するメリットが大きいのです。
電子カルテを使いこなす4つのポイント
電子カルテを使いこなすポイントは、以下の4つです。
- 研修や操作説明会を実施する
- 操作マニュアルを設置する
- 電子カルテメーカーのサポートを受ける
- 定期的に運用改善を図る
それぞれ詳しく紹介します。
1.研修や操作説明会を実施する
電子カルテを使いこなすために、研修や操作説明会を実施しましょう。
クリニック内には、初めて電子カルテを利用する方もいます。クリニック全体の研修や操作説明会の機会を作ることにより、操作方法を理解できるようになるでしょう。
電子カルテの研修はメーカーが行っている場合もあります。メーカーが研修を行う場合は、導入時にはスタッフが操作できるように導入前からサポートしてくれるでしょう。
研修や操作説明会を積極的に開催して、スタッフが問題なく電子カルテを使えるようにしてください。
2.操作マニュアルを設置する
操作マニュアルを設置すると、電子カルテを使いこなせるようになります。電子カルテの操作方法は職種によって異なるため、看護師や受付スタッフなど職種ごとの操作マニュアルが必要です。
操作マニュアルを設置すると、やるべきことが明確になるため慣れていない方も問題なく操作できるようになります。ただし、メーカーが用意するマニュアルは複雑でわかりにくい場合もあるため、スタッフで用意しましょう。
3.電子カルテメーカーのサポートを受ける
電子カルテの操作方法に不安がある場合は、電子カルテメーカーのサポートを受けましょう。電子カルテの操作方法や設定、トラブル時の対応など医療スタッフだけではわからないことも多いはずです。
電子カルテの使い方に関して疑問がある場合は、メーカーに問い合わせるのが最も早く疑問を解決できます。積極的に電子カルテメーカーに連絡して、サポートを受けるようにしましょう。
4.定期的に運用改善を図る
電子カルテを使いこなすには、定期的に運用改善を図りましょう。
電子カルテには多くの機能が搭載されていますが、機能を有効活用できていないケースも少なくありません。定期的に機能を見直すと、改善点が明確になるでしょう。
看護師 電子カルテ使い方に関するよくある質問
看護師 電子カルテ使い方に関するよくある質問は、以下の通りです。
- 電子カルテの操作はパソコンのみですか?
- 電子カルテの導入はどのような手順で行うと良いですか?
疑問を解消できるように、それぞれ詳しく回答します。
質問1.電子カルテの操作はパソコンのみですか?
電子カルテはパソコンに加えて、スマートフォンやタブレットでも操作できます。スマートフォンやタブレットでも操作できるため、訪問看護などクリニック外でも利用可能です。
質問2.電子カルテの導入はどのような手順で行うと良いですか?
電子カルテの導入手順は、以下の通りです。
- 電子カルテに充てる予算を決める
- 解決すべき課題や目標を明確にする
- 電子カルテの運用方法を整理する
まとめ
ここまで、電子カルテを導入するメリットや電子カルテの便利な使い方、電子カルテを使いこなすポイントを紹介しました。
電子カルテは、直感的に操作できて情報検索や管理がしやすいシステムです。利用経験がない方でも研修やマニュアル設置により、問題なく利用できるようになります。
電子カルテ導入に不安がある方は当記事を参考に、医療スタッフが電子カルテを操作できるように働きかけてみましょう。