Case

「スマホひとつで受診できたら」|患者の願いをCLINICS×melmoでカタチに

カルテ・レセコン

かかりつけ支援機能

経営分析

新規開業

内科

札幌市豊平区の地下鉄南平岸の駅近くに、消化器内視鏡を専門とする「ほんじょう内科」があります。院長の本城信吾先生は、肝臓内科・消化器内科で長く研鑽を積んだのち、2022年にこのクリニックを開業しました。「肝臓のこと、胃腸のことで困ったら来てもらう」——専門に軸足を置きながら、現役世代が余計な時間をかけずに受診できる体制を、開業時から思い描いていました。開業医にとって、電子カルテや予約システムの選定は、その後の診療フローを左右する最初の大きな決断です。本城先生は何を基準に選び、4年使い続けてみて何が変わったのでしょうか。クラウド型電子カルテCLINICSを「一体型」で導入した経緯と、経営分析や患者用アプリの活用、そして「スマホ一つで受診できる未来」への手応えについて、お話を伺いました。

「消化器で困ったら来てもらう」。
現役世代の待ち時間をなくしたかった

Q.まず、開業の背景を教えてください。

自分のキャリアの後半は開業に挑戦したい、という思いは前々からありました。実現したかったのは、消化器疾患の診断をきちんと受けられるクリニックをつくること。肝臓に関しても、私が若かった20年ほど前は、B型・C型肝炎がまだ完全には制御できない時代で、それが悪化して肝硬変になる方もいた。そうした経験から、肝臓内科もやろうと決めていました。
もうひとつは、待ち時間です。病院勤務のころ、外来は受診するのに2時間待つこともありました。時間に余裕のある方ならいいけれど、現役世代は自分の時間がなかなか取れない。私自身、それだけ待つなら病院にかかりたくないなと思っていたので、余計な時間をかけずに受診できるクリニックにしたかったんです。

Q.いまのほんじょう内科を一言で言うと?

肝臓のこと、胃腸のことで困ったら来てもらう、そんなクリニックだと思います。

開業からおよそ1年で軌道に。
立ち上げを支えた「分かっている」強み

Q.現在のスタッフ構成は。

看護師がパートと正職を合わせて、いまは6名です。本当は7名にしたいところなんですが。あとは臨床検査技師が1名、診療放射線技師が1名、事務が事務長を入れて2名ですね。

Q.内視鏡に地域のかかりつけが加わり、いまは非常に効率よく回っているとお見受けしました。
 経営が軌道に乗るまでに、どのくらいかかりましたか。

「安定してきたな」と感じ始めたのが、開業からおよそ1年経ったあたりですね。特別なコンサルが入ったわけではなく、必死にやっていったらそこまで来た、という感覚です。内視鏡検査を増やしていったこと、ちょうど2022年でまだコロナのワクチン接種で来院される方が多く、一度クリニックの敷居をまたいでもらえたこと、それにホームページでの集患対策。きっちりやるべきことを押さえながらの1年でした。
勤務医時代に「外来とはこういうものだ」という肌感覚があったので、院内の業務フローや自分の仕事の仕方は最初からだいたい分かっていました。そのうえで、数がきちんと回るように工夫していった、という感じですね。

なぜCLINICSの"一体型"だったのか。
勤務医時代のオンライン診療経験が決め手に

Q.4年前、電子カルテはどう選ばれましたか。

2022年の開業なので、2021年の秋ごろにカルテを決めました。それまで勤めていた病院で、コロナもあってオンライン診療をやっていて、そこでCLINICSというものがあるのを知っていたんです。カルテもセットである、と。私は予約システムも入れたかったので、「予約もあるじゃないか」と。それでいいなと思っていました。開業の先輩のクリニックを見学させてもらう機会もあって、予約をどう使っているか、クラウドなので通信状況はどうか、など教えてもらって疑問点を解消した記憶があります。

Q.他の選択肢も検討されましたか。

当時はオンプレミス型の電子カルテも一応検討には上がりました。ただ、がっちりクラウド型で、どこでも開けて、端末も増やしやすいものにしたかった。外に普通につながっているパソコンでカルテを見られたほうが、他のこととの連携もいい。それでオンプレミスはやめておこうと。一体型になっていることと、オンライン診療で先に知っていたこと。そこが強かったですね。

CLINICSカルテの使い勝手と、チャットサポートの安心感

Q.4年間使われてきて、「このアップデートは良かった」というものは。

改良はすごくしてくれているので、全部は使い切れていないくらいです(笑)。カルテの主訴・所見のところが太字にできたり、色がついたり、罫線で囲めたり。あれはいいですね。診療タブの検索や、受付一覧画面の検索機能も、最近できてとても便利です。ちょこちょこ変わって良くなっていく感じがいい。

Q.導入当初、サポート面はいかがでしたか。

私はパソコンがすごく得意というわけではなかったので、最初は「CLINICSは使いたいけれど、自分にはできないかも」と諦めかけたこともありました。でも、院内の環境を整えてくれる関連会社さんを紹介してもらえて。院内LANの整備からCLINICSの設定、パソコンやプリンター一式まで入れてもらえたので、思っていたより自分で考えなくてよくて、助かりました。
開始から1か月は分からないことも多くて不安でしたが、担当をつけてもらって聞きやすい状況ではありました。何より、チャットのサポート窓口が用意されているのがとても便利です。「ちょっと聞きたいな」と思ったとき、営業時間外に入れておいても翌日には返事が返ってくる。電話だとうまくタイミングが合わないことが多いので。チャットで相談すると、「どの患者さんが、どの操作で困っているのか」を画面で見てもらえるのも、すごくいいなと感じます。

CLINICSの経営分析で「数えるのが楽」になった

Q.よく使っている機能は。

分析機能はいいですね。日々の売上はざっと見ますが、何より件数を数えるのがすごく楽です。これがなかったら、集計するのは本当に大変ですから。勤務医時代は、数字を取ってくるのに事務へお願いしても、正確な数字がなかなか出てこなかった。自分の手で把握できるのは大きいです。看護師には生活習慣病管理の書類作成で使ってもらっていて、これもすごくいい。現場の負担が軽くなっています。

CLINICS予約・melmoで近づく
「スマホ一つで受診できる未来」

Q.これから開業する先生へのメッセージとして、感じていることは。

私が2022年に開業した当初、患者さんから言われて「未来にそうなったらいいな」と思っていたことが、もう実現してくれているな、と感じています。

当時は、受診するのに財布の現金、保険証、お薬手帳。少なくともこの3つが必要な医療機関がほとんどでした。患者さんから「スマホ一つで受診できたらいいのに」と言われて、本当にそうだなと。いまはマイナ保険証がスマホに入り、受診券もmelmoのアプリで持てて、お薬手帳的な機能もある。本当にスマホ一つでいける未来をつくってくれたのは、すごいことだと思います。
うちはmelmoアプリの利用率がいま4割ほどなんですが、これを7割くらいまで上げたいと思っています。患者さんご自身で予約してくださる方はまだ1〜2割ほどで、あとは電話や前回受診時の予約。「予約するという行為を患者さん自身(melmo)の仕事にしていきたい」と考えていて、そこは引き続き頑張りたいところです。

「これから患者さんを集めるからこそ、できる挑戦がある」

Q.これから新しく開業される先生へ、伝えたいことは。

新規開業って、古くから通ってくださっている患者さんがいない状態からのスタートなんですよね。正直、それはすぐに経営のプラスにはならない。でもいないからこそ、新しいことに挑戦できるんです。既存の患者さんを大勢抱えていると、診療フローも、会計も、予約も、「いまのやり方」をそう簡単には変えられない。一度、現金の会計を始めてしまったら、もうやめられないんですよ。だからこそ、新しく開業する先生は、むしろ全く新しいものをゼロからつくっていける。そこは本当に大きなチャンスだと思っています。
これから患者さんを集めていく立場だからこそ、できる挑戦がある。ぜひ思い切ってやってほしいし私自身、その流れに絶対に乗り遅れたくない。本気でそう思っているんです。その意味で、CLINICSは必要なことがほとんど揃っているサービスだと感じます。もちろん、いくつものシステムを組み合わせて使うやり方もありますが、CLINICSならそれ一つでだいたいのことができてしまう。新しい機能も、「これは良さそうだな」と思ったものから、すぐ取り入れていますね。


所属・体制は取材時点のものです。

導入について、
お気軽にお問い合わせください
お電話でも、お問い合わせいただけます
受付:平日 10:00 〜 19:00