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「シンプルだから、続けられる」1日200人超を診療するクリニックの整形外科医が、承継開業から5年使うCLINICSカルテ

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紙カルテからの移行

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東急田園都市線・三軒茶屋駅から徒歩3分の場所にある、せたがや岡田整形外科。慶應義塾大学整形外科で講師・外来医長を務め、いまも脊椎の手術を続ける岡田英次朗先生が、お父様のクリニックを承継して2021年に開業しました。「1人の医者の意見だけだと治療の選択肢が凝り固まってしまう」。専門の違う医師と領域を任せ合う姿勢を大切にし、開業から5年で1日200人を超える患者さんが訪れるクリニックへと成長させました。患者数が大きく伸びる一方で、岡田先生は診療スタイルもカルテも開業時から変えていません。それを支えているのが、承継開業にあわせて紙カルテから移行したCLINICSカルテと、大学病院時代に出会ったCLINICSオンライン診療です。2院体制へと広がるいまも同じカルテを使い続ける理由について、岡田英次朗先生にお話を伺いました。

「シンプルだけど悪くない」
大学病院で出会ったCLINICSを、承継開業の相棒に

Q. CLINICSを知ったきっかけを教えてください。

慶應義塾大学整形外科で外来医長を務めていたときです。コロナ禍で病院として「オンラインセカンドオピニオンをやる」ということになり、私がその担当になったのですが、そこで導入されたのがCLINICSでした。実際に使ってみて「シンプルだけど悪くないな」というのが最初の印象で、開業を考えたときに自然と候補に挙がりました。

Q. 他社のカルテとも比較されたそうですね。

大手のクラウド型電子カルテなど、数社を比較しました。ただ、画面に色や情報が詰め込まれていて、病院の電子カルテをそのままクリニックに持ってきたような印象のものは、自分の使い方には合わないと感じたんです。それと、オンプレ型ではこの先やりたいことが広げにくいと思っていたので、クラウド型であることは前提でした。CLINICSは大学病院時代に自分で使ったことがあって、シンプルで迷わない。気付けばそこに行き着いていました。

Q. クラウド型であることは、どんな場面で効いていますか。

うちは他の場所に事務所があって、そこでも予約の調整などでカルテを開きますし、訪問リハビリのチームは出先からカルテを見ることができます。診察室の中だけで完結しないので、クラウドだからこそ成り立つ運用です。追加費用なく端末も増やせますから、「薬だけ出す」ようなシンプルな診療所ならともかく、うちのように様々なサービスを提供するクリニックには、クラウド型が合っていると思います。

CLINICSカルテで1日200人超の外来を支える
クラーク2名の代行入力と、PT6名の専用端末

Q. 現在の外来の規模と、カルテの運用体制を教えてください。

1日200人くらい、多い日は230人を超えます。診察では私はほとんど患者さんと話すことに集中していて、入力はクラークが担っています。午前はクラーク2名体制で、完全に慣れているので、私が喋った内容をどんどん打ち込んでくれる。リハビリ側は、理学療法士が1日あたり大体6名稼働していて、PT全員に専用のパソコンを用意しています。全員が自分の端末でカルテを開きながらリハビリができるので、1台のパソコンを順番待ちするような行列が起きません。台数制限のないクラウド型だからこそできる運用で、「現場で使いやすいから、こういう院内ルールでやろう」というのを5年間積み重ねてきた結果、いまの形になっています。

Q. 1日200人超の外来を支えるために、運用面で工夫されていることはありますか。

少しずつ使いやすくなるように院内ルールを積み重ねてきたことが大きいですね。だからこそ患者数が増えても対応できるようになった、というのが実感です。運用をきちんと作っていけば、この規模でも十分に対応できますよ。

CLINICSオンライン診療が、
海外からのセカンドオピニオンと術後フォローの窓口に

Q. 整形外科でオンライン診療を活用されているのは珍しいですね。

うちの特色のひとつです。大学病院時代にやっていたオンラインセカンドオピニオンを、そのまま自分のクリニックで行っています。私はいまも手術を続けているので、脊椎の手術についてのセカンドオピニオン外来を自費で運用しています。申し込みはほとんど海外に住んでいる日本人からで、ヨーロッパやアメリカからも相談がありました。面白いのは、そういう方が帰国したときに実際に来院してくださって、ご家族まで患者さんになってくれること。オンラインセカンドオピニオンが、結果的に新たな患者さんの受け入れのきっかけになっています。

Q. 術後の患者さんのフォローにも使われているとか。

大学病院時代に手術をした、関西や北関東など遠方の患者さんがいます。途切れないように、年に1回はレントゲンで状態を確認するために来院してもらいつつ、薬が欲しいといった相談はオンラインで診ているんです。大学病院を辞めて5年経ちますが、いまもつながっています。前の病院を辞めて開業する先生にとって、オンライン診療が標準で使えるというのは、遠方になってしまう患者さんとのつながりを切らないようにするという強みになると思いますよ。あとは、オンラインの初診が来院のきっかけになることもあります。近隣の若い患者さんがまずオンラインで受診して、「薬で良くなってきたので、ちゃんと直接診察をしてほしい」と来院してくれたりしました。整形外科は最終的には対面での診療が基本です。リハビリや検査、場合によって注射も治療選択となりますが、最初のきっかけとしてオンライン診療が機能しているんです。

2院目も同じCLINICSカルテで
クラウドが支えるグループ運営

Q. 2院目を開設されました。カルテはどうされましたか。

今年から医局の先輩のクリニックを承継して運営を行うこととなりました。その際にもやはり同じCLINICSカルテにしました。一番の狙いは同じシステムを使用することでスタッフがこれまで通りに業務ができることです。同じカルテだから、こちらで研修したスタッフにそのまま向こうで働いてもらえるし、急なヘルプが入った日でもすぐに使える。新しい院長先生は骨軟部腫瘍がご専門なので、これまで大学病院やがんセンターに紹介していた患者さんを同じグループで診察できるようになったのはとても大きいですね。最近は、私が得意な脊椎外科だけではなく、手の外科、肩関節外科、膝関節外科、それに加えて骨軟部腫瘍の専門医が、外来診療を担当しています。整形外科の病気で困っている患者さんには各領域の専門家の意見を聞ける体制を整えたいと考えています。

Q. 複数院運営で、CLINICSカルテで利用したい機能はありますか。

法人連携の機能ですね。ログインし直さずに法人内の医院を切り替えられて、患者さんのIDを紐づければもう一方の医院の過去カルテを参照できると聞いて、とてもいいと感じました(笑)。患者さんがどちらのクリニックにかかっても診療の文脈がつながるので、ぜひ検討したいと思っています。

身の程を超えず、専門を持ち寄る。
これからカルテを選ぶ先生へ

Q. 分院展開の考え方として、大事にされていることはありますか。

患者さんの安心安全な診療が第一ですので、「身の程を超えたことはやらない」と決めています。職員さんの名前を覚えられる範囲、スタッフのやりとりができるギリギリのラインまで。私たちが大学病院や関連施設で培った専門的な整形外科診療をしっかり届けたいと考えています。1人の医者の意見だけだと治療の選択肢が凝り固まってしまう。専門の違う尊敬できる医師とお互いの領域を任せ合い、助け合っていくことが患者さんの安心につながり、最終的には医師としての自分のスキルを保つことにもつながると思っています。

Q. 最後に、これからカルテを選ぶ先生にメッセージをお願いします。

後輩が開業するときに「何を使っているんですか」と聞かれたら、「CLINICSはシンプルで使いやすいよ」と答えています。クリニックは立ち上げ1年目、3年目、5年目とステップに応じて見る視点が変わっていきます。うちも父のクリニックを継いで、そこからできることが増えてきました。CLINICSカルテはシンプルだけど、自分たちの運用次第でいかようにも使える伸びしろがある。5年使ってきて、そう思っています。

※所属・体制は取材時点(2026年6月)のものです。

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