Case
紙カルテのような感覚で記入できる電子カルテ
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今回は、事前にクリニックの皆様でお話しいただいた内容をもとに、山邉裕一郎先生からお話をお伺いしました。
①電子カルテを検討した背景
使いやすさと安全なデータ保存
山邉裕一郎先生:当診療所は唐津市街より少し離れた田舎町にあります。明治33年に曽祖父が開設し祖父へと引き継がれ現在は父が3代目です。一般内科と訪問診療を行っています。父は80歳になった現在も現役で診療をしています。私は非常勤として週3回診療を手伝っています。
電子カルテを検討し始めたのは、使用していたレセプトコンピュータのサポートの期限が迫ったタイミングでした。私はいずれクラウド型電子カルテを導入したいと考えていたこともあり、良い機会だったので父に相談をしたら「じゃあ入れるか」となりました。導入に向けて話がスムーズにできたのは父がパソコンを上手く使っていた点もあります。
クラウド型電子カルテを検討したのは、患者さんのカルテを全てのパソコンで見ることができること、いつでもどこでもカルテを開くことができていいなと思ったからです。私が診療所にいなくても外からカルテを開くことができ、父と情報を共有できます。また訪問診療時には紙カルテに代わりパソコンを持って行くと患者さんの状況、検査の指示、処方等の情報をそこから即座に送ることができるので会計業務も迅速に行うことができます。便利ですよね。
カルテのデータを安全に保存できる点でもクラウド型電子カルテに魅力を感じていました。万が一診療所が被災した場合オンプレミス型だと院内のサーバーが全ての情報を失うことになりかねません。情報を守るためにクラウド型電子カルテが安全にデータを保存できると思い導入を検討しました。
②CLINICSを選んだ理由
紙カルテのような感覚の使いやすさ
山邉裕一郎先生:きっかけになったのはメドレーの豊田剛一郎先生の著書「ぼくらの未来を作る仕事」を読んでいたことです。いつかそういう時代がくるかなと思っていました。調べてみるとメドレーも電子カルテを提供していることを知り、とりあえず話だけ聞いてみようということになりました。
オンラインで実際に画面をみせてもらったら、カルテ画面がとても見やすく父も気に入ってくれました。診療内容や検査結果、処方内容を含めた全体像を一画面で確認できる点が非常に良かったですね。私たちの診療所では高機能の電子カルテではなく、紙カルテのような感覚で記載できる電子カルテが合うと思い導入を決めました。
③実際に使用した感想
レセコンの併用から開始
山邉裕一郎先生:念の為、事務の受付業務は、従来のレセコンとCLINICSカルテの2台に同時入力する事から始めました。1ヶ月後にレセコンとCLINICSカルテの集計結果は一致しましたが、まだ請求業務までには不安があり併用を続ける事にしました。2ヶ月目、3ヶ月目も集計結果がぴったり一致したのでCLINICSカルテに完全に移行しました。
事務スタッフには遅くまで残業してもらったこともありました。彼女がITに興味があり詳しかったことがとてもラッキーでした。本当に良く頑張ってくれました。
訪問診療でも効率よく作業できる
山邉裕一郎先生:今では父もパソコンを訪問診療時に持参しています。その場で所見の記載や薬の処方等の情報をリアルタイムで診療所ヘ送る事ができ、事務作業が手早く効率良くできるようになりました。
また、患者さんの情報をカルテ画面から迅速に見る事ができるのがとても良いですね。例えば、個々の診療情報提供書をスキャンしてカルテにアップロードしていますので、診療時に簡単に、素早く必要な情報を得ることができます。
また、検査センターからの血液データをUSBで取り込むことができます。さらに、製薬会社の薬品の商品名を入力すると直ちに一般名に変換されるのも便利ですね。
④今後メドレーに期待していること
今後はオンライン診療も活用したい
山邉裕一郎先生:メドレーのサポートはチャットで直ぐに返信をいただけるので、安心して利用できています。
今後は、仕事等の関係で来院できない患者さんに対して、オンライン診療の導入準備を進めたいと考えています。