表参道駅より徒歩3分のところに位置するアマラクリニック表参道。

松薗りえこ院長は精神科医として22年のキャリアを持ち、今までに診察を行った患者数は3万人を超える。薬物療法を専門とする病院に勤めた経験があるため、薬物療法への知識も深い。アマラクリニック表参道では漢方や医療気功、暗示療法や独自の「あるがままメソッド」など、さまざまな医療を提供している。加えて可能な限り保険診療で行うという診療方針に惹かれ、日本各地より多くの患者が松薗先生のもとを訪れる。

遠方に暮らす患者の通院負担を減らすべくもともと自身で無料のビデオチャットツールを活用したオンライン診療を行っていたが、予約や決済の管理には大変な手間がかかっていた。その課題を解決し、より便利で安心できるオンライン診療を患者に届けるために2016年8月よりCLINICSを導入している。

「遠方から通う患者さんや時間のない患者さんの通院負担を減らす解決策として、 オンライン診療を行うのは精神科医として必然の流れだと思っています。

しかしそれを自身で行う場合、予約・決済・処方などのさまざまな手続きが煩雑になり、医療機関としても患者さんとしても大変な手間が生じてきます。こういった不便を解消したいと思っていたところ、CLINICSがリリースされ、多くの医療機関での導入が進んでいるということを聞き、迷わず導入を決めました。

CLINICSを導入した結果、予約や決済のシステム化により、医療機関側の手間が大きく削減されたのはもちろんのこと、何より使いやすいアプリや親切なサポートによって患者さんがオンライン診療を簡単に利用できるようになったことが喜ばしいですね。」松薗先生はそのように語る。

アマラクリニック表参道では独自のカウンセリングである「あるがままメソッド」や療法・減薬相談など、精神科/心療内科の診療を再診以降オンラインで受け付けている。また、自由診療では初診からオンラインでの診察を行っている。

精神科では、基本的に触診を必要としないため、オンライン診察との相性は非常によく、CLINICS利用時の映像や音声も明瞭で対面に劣らないというオンライン診療という選択肢があることで、遠方から訪ねてくる患者の通院負担は大きく減り、松薗先生による独自の医療がより多くの人に提供できるようになった。

CLINICSの導入により患者は自宅や勤務先などから診察を受けられるようになったわけだが、そのことが意味するのは、どこからでもアクセスできる利便性だけでなく、「いつでも医師に診てもらえる安心感」と言える。

「患者さんは常に自らの病気に不安を抱いています。そんな患者さんにとっては、すぐに診てくれる医師の存在が何より心の支えになるんです。CLINICSを活用したオンライン診療によって物理的な距離のみならず患者さんと医師の心理的な距離もグッと縮めることができるようになります。」松薗先生はそのように語る。

「平成27年に厚生労働省から出された事務連絡以降、医療現場において患者さんの通院負担の軽減するべくオンライン診療の導入は以前から叫ばれていました。しかし、それをスムーズに実現する仕組みが実際にはなく、医師が個人で手間をかけながら運用していくしかありませんでした。そんな中でのCLINICSの登場はまさに渡りに船。『まさしく求めてたものが作られた。』と思い導入させていただきました。
医療機関向けはもちろんのこと、 患者さんに対してのサポートも充実しており、患者さんにより良い形で医療を届けられるサービスを作っていただけたことに感謝しています。 」と松園先生は語る。

「精神科領域でオンライン診療が今後ますます広がっていくことは間違いありません。また、これは精神科に限った話ではなく、ほかのすべての診療科目に言えることだと思います。オンライン診療が珍しくない時代はすぐやってきます。国の後押しとして診療報酬的にもしっかりとした評価が加われば医療のスタンダードにならざるを得ない状況になること目に見えています。オンライン診療は、患者さんにとっても医療機関にとっても、今後の日本の医療の重要なインフラの一つとなっていくでしょう。」