メドレー、患者とつながるクラウド歯科業務支援システム 「Dentis(デンティス)」を提供開始 〜これからの予防歯科時代に向け、患者エンゲージメント向上を推進〜

2022.1.20 お知らせ

株式会社メドレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀧口 浩平)は、新しい患者体験の提供と業務効率の向上をめざした歯科向けのクラウド業務支援システム「Dentis(読み:デンティス)」の提供を開始します。レセコン、電子カルテといった基幹システムに加えて、患者の医療体験を向上させるかかりつけ支援機能までをトータルで提供することで、患者自身の主体的な関与(患者エンゲージメント)を促し、治療(キュア)中心の診療から予防(ケア)中心の診療への変化を支援します。


クラウド歯科業務支援システム「Dentis」について
「Dentis」は新しい患者体験の提供と業務効率の向上をめざした歯科向けのクラウド業務支援システムです。レセコンや電子カルテといった基幹システムに加えて、患者の医療体験を向上させるWEB予約、オンライン診療、キャッシュレス決済、リコールといったかかりつけ支援機能までをトータルで提供することで、患者自身の主体的な関与(患者エンゲージメント)を促し、キュア中心からケア中心の診療への変化を支援します。


<プロダクト開発・提供の背景>
かつての日本の歯科診療は、「Drill(削って)、Fill(詰めて)、Bill(請求する)」と呼ばれる治療が中心でした。しかしながら、う歯(虫歯)や歯周病などの疾患は予防可能であり、北欧をはじめとした欧米諸国では定期メンテナンスなどを中心とした予防歯科へのシフトが進んできました。日本でも1990年ごろから厚生労働省と日本歯科医師会が「8020運動※」を推進するなど、予防歯科の啓発は大きく進みましたが、その普及の余地は依然として残されています。また、口腔の状態はさまざまな全身疾患と関連することも報告されており、地域医療の中で歯科医師の重要性はますます高まっています。
このようなケア中心の診療をさらに普及させるには、症状の出た患者が来るのを待つのではなく歯科医院から適切なタイミングで積極的に患者へ働きかけを行うことが重要です。複数の歯科医院でのパイロット運用を経て、ICT活用によりキュアからケア中心の診療への変化が求められる歯科医院の支援ができると考え、「Dentis」の開発・提供に至りました。
※「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という予防歯科を推進する運動


<主な機能の概要>
・患者とのつながりを強化するかかりつけ支援機能
予約受付管理:スタッフやユニットの空き状況をカレンダー画面で直感的に把握できます
WEB予約/問診:他サービスを併用する必要がなく、患者情報の多重管理が不要になります
オンライン診療:メドレーとNTTドコモが提供するオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」との連動も予定しています。オンラインカウンセリングによる受診前の相談や受診後のフォローアップなども可能です


・業務効率の改善を支援するカルテ、レセプト機能
カルテ入力に必要な情報をひとつの画面内に収めた、タブレットからも操作しやすいユーザーインターフェースが特長です。処置セットや検査登録、SOAP等の入力補助を活用し、効率的なカルテ作成を支援します。また、レセプトチェックも搭載し、オンライン請求にも対応したファイル出力が可能です。


その他、詳細や料金プラン等はサービスページをご覧ください。
https://dentis-cloud.com


■今後の展望
これからの日本の医療の持続可能性を高めるには、ICT活用による業務効率化とともに、患者エンゲージメント(患者の医療への主体的な関与)の向上が重要です。
このような考えからメドレーの医療プラットフォーム事業では、医科向けのクラウド診療支援システム「CLINICS」や、かかりつけ薬局支援システム「Pharms」といった医療SaaSの開発や普及に取り組み、事業所と患者をシームレスにつなげるプラットフォームの構築を進めてまいりました。これらを通じて医療に対する患者の様々なハードルを下げ、「患者が医療を使いこなせる未来」ひいては「納得のいく医療」の実現をめざしています。
さらに今後は、医療SaaSの開発・普及には長期的に取り組みつつ、顧客事業所の拡大にあわせて医療機関向けのDX支援や生活者向けサービス提供といった高付加価値サービスへの事業拡張も推進していく予定です。

■詳しくは、下記ページをご覧ください
https://www.medley.jp/release/20220120.html

■本件に関するお問い合わせはこちら
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