CLINICSカルテの料金・価格・費用

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オンライン診療に必要な料金を解説!概要や主要機能まで詳しく紹介します

「オンライン診療の開始を検討しているが、発生する費用がわからない」
「導入した場合、患者はどのような流れで利用するのかを把握したい」

クリニックを経営する方のなかには、このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

オンライン診療システムを導入した場合、クリニックが支払うのは「システム利用料」と「決済手数料」です。システム利用料については、導入するオンライン診療システムによって「初期費用と月額費用がかかる」「診察1回あたりに手数料が発生する」「無料でシステムが利用できる」など、さまざまなケースがあります。

本記事では「オンライン診療に必要な料金」と「患者が利用する際の流れ」を中心に解説します。オンライン診療導入の検討にお役立てください。


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CLINICS編集部


目次[非表示]

  1. 1.オンライン診療とは
  2. 2.オンライン診療・服薬指導の流れ
  3. 3.オンライン診療に関する料金
    1. 3.1.オンライン診療に関して発生する料金
    2. 3.2.オンライン服薬指導に関して発生する料金
  4. 4.オンライン診療の料金に関するよくある質問
    1. 4.1.そもそも該当の患者がいるかどうかわからない
    2. 4.2.オンライン診療は自費がメインなのでは?
    3. 4.3.オンライン診療のシステムと一般的なビデオ通話システムとの違いは?
  5. 5.まとめ


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オンライン診療完全ガイドブック

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オンライン診療とは

オンライン診療とは

厚生労働省は、オンライン診療を以下のように定義づけています。

「遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為。」

引用:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針

オンライン診療は、新型コロナウイルスの流行がきっかけとなり、医師と患者が直接接触しない診察方法として注目されました。2020年に「対象疾患の制限」や「初診以降の対面診療期間の制限」などが特例措置として緩和されました。

また2022年の診療報酬改定では、2020年に特例で緩和されていた制限がおおむね恒常化されました。さらにオンライン診療の診療報酬が対面診療の9割程度まで引き上げられたため、導入しやすい環境といえるでしょう。

これまで同様、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症療養中の方の診察にもオンライン診療が有用といえます。加えて、生活習慣病のように定期的な通院が必要な方の診察にも活用可能なため、患者にとっても「通院負担が減る」「治療が継続しやすい」などのメリットがあります。

CLINICSでは、オンライン診療に関する情報をまとめた「オンライン診療完全ガイドブック」を無料配布しています。こちらからダウンロードできるため、オンライン診療の導入を検討している方は情報収集にお役立てください。


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オンライン診療・服薬指導の流れ

患者がオンライン診療・服薬指導の流れは以下のとおりです。

  1. 予約
  2. オンライン診療
  3. 診療に関する費用の支払い
  4. 服薬指導
  5. 服薬指導に関する費用の支払い
  6. 薬を受け取る

まず、患者がスマートフォンやパソコンなどを使用して予約します。予約時には、担当医師や希望の日時、問診票などの入力が必要です。

次に医療機関側からの連絡を受け、医師と映像・音声をつなげてオンライン診療を受けます。その際、医療機関側が指定するアプリケーションを使用した診察が一般的です。

診察が終わったら、診療に関する費用を支払います。クレジットカードで支払う場合、患者が事前に登録したクレジットカードに診察料が請求されます。クレジット決済が難しい場合は、来院時にまとめて支払うのが一般的です。

次に、薬剤師からオンラインで服薬指導を受け、服薬指導の費用をクレジットカードで決済します。

服薬指導・決済後1〜3日程度で、患者が指定した場所に薬が郵送され、オンライン診療は終了です。


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オンライン診療に関する料金

オンライン診療導入にかかる費用

オンライン診療・服薬指導に関して発生する料金と、その料金を誰が負担するかを下記の表にまとめて記載しました。詳細については、後述します。

料金のカテゴリ

料金の詳細項目

費用を負担する方

オンライン診療



診療に関する料金

患者

システム利用料

クリニックまたは患者

決済手数料

クリニックまたは患者

オンライン服薬指導




調剤報酬点数

患者

システム利用料

薬局または患者

決済手数料

薬局または患者

薬の送料

薬局または患者

オンライン診療に関して発生する料金

オンライン診療を導入する場合、発生する料金は「診療に関する料金」と「システム利用料」「決済手数料」です。

診療に関する料金は保険診療と自由診療の場合で異なります。保険診療の場合、診療報酬に基づいて決定し、患者の負担割合に基づいて患者が支払います。自由診療の場合、クリニックが決めた料金を10割負担で患者が支払います。

システム利用料は、オンライン診療システムの利用にかかる費用です。システムによってさまざまなケースがありますが、主に下記の3種類があります。

  • 月額費用
  • 診察1回あたりの手数料
  • 無料

月額費用がかかる場合、月額費用は月1万円程度であり、電子カルテなどの基幹システムと比べると大きな費用はかからない傾向があります。初期費用がかかる場合は、システムによって無料から数十万円程度までさまざまです。

決済手数料は、オンライン診療システム上でクレジットカードなどで決済する際に発生する手数料です。利用できるクレジットカードブランドや決済手数料は、利用するオンライン診療システムによって異なります。決済手数料の相場は3.5~4%程度です。

システム利用料と決済手数料は、「クリニック側」か「患者側」のいずれかが負担します。患者が負担する場合は、「療養の給付と直接関係ないサービス等の費用」として、500〜1,000円程度を徴収するケースが一般的です。療養の給付と直接関係ないサービス等の費用を患者から徴収する場合には事前の説明と同意が必須なので注意が必要です。

オンライン診療の支払い方法について、詳しくはこちらの記事で解説しています。

  【2023年最新版】オンライン診療で利用できる支払い方法とは?利用方法や導入例を紹介! 新型コロナウイルス感染症がまだまだ猛威を振るう昨今、対面せずにパソコンやスマホ、タブレットを利用したオンライン診療が注目を浴びるようになりました。オンライン診療であれば、患者を待たせることなく時間通りに診察を開始できます。 また、毎回支払いする必要がなく、クレジットカード払いやまとめて現金で支払うなど、会計担当者の業務量が軽減したり安全性に長けていたりと、利便性の高いものだといえるでしょう。 当記事では、オンライン診療の概要やオンライン診療を導入する上で医療者側が知っておくべき支払い方法について解説していきます。 CLINICS(クリニクス)

オンライン服薬指導に関して発生する料金

オンライン服薬指導に関して発生する料金は「調剤報酬点数」と「システム利用料」「決済手数料」「薬の送料」です。

調剤報酬点数は、調剤報酬によって決まった料金を患者が支払います。

システム利用料は、オンライン診療と同様にシステムによって異なります。システムによってさまざまなケースがありますが、主に下記の3種類があります。

  • 月額費用
  • 診察1回あたりの手数料
  • 無料

決済手数料は、オンライン診療と同様に、オンライン服薬指導システム上でクレジットカードなどで決済する際に発生する手数料です。利用できるクレジットカードブランドや決済手数料は、利用するシステムによって異なります。決済手数料の相場は3.5~4%程度です。

薬の送料は、オンライン服薬指導後に薬を患者宅に郵送するための料金です。

「システム利用料」と「決済手数料」「薬の送料」について、薬局か患者が負担するかは薬局側が設定します。


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オンライン診療の料金に関するよくある質問

オンライン診療に関するよくある質問は次の3つです。

  • そもそも該当の患者がいるかどうかわからない
  • オンライン診療は自費がメインなのでは?
  • オンライン診療のシステムと一般的なビデオ通話システムとの違いは?

そもそも該当の患者がいるかどうかわからない

自院を利用する患者のニーズを把握するには、アンケートが重要です。アンケートを実施する具体的な方法として、年齢・疾患を分ける方法があります。

オンライン診療は、慢性疾患の方が利用しやすい傾向があります。しかしクリニックによって診療科目が異なるため、クリニックの患者において「どのような疾患を持つ方がオンライン診療の利用を希望しているか」をアンケートを通じて確認しましょう。

加えて、年齢を絞らずに幅広くアンケートを実施しましょう。例えば「高齢の方がスマートフォンを活用している」「若年層の方が医師と毎月対面して相談したい」といった幅広いニーズが把握できる場合があります。

年齢・疾患を分けて、まとめて30~50名程度にアンケートが実施できれば院内の需要が把握できます。最初は該当患者のみにオンライン診療を順次案内し、需要が拡大したら本格的にスタートする方法もあります。

院内での需要に応じて、オンライン診療導入の準備を進めましょう。

オンライン診療は自費がメインなのでは?

コロナ禍を契機に、保険診療でのオンライン診療の利用が普及しています。株式会社メドレーの集計では、オンライン診療を利用する70%近くが保険診療です。(※2021年3月末時点)

患者側の利用場面として、例えば「検査結果の説明を受ける」や「慢性疾患の通院に活用する」などの幅広いケースがあります。

オンライン診療のシステムと一般的なビデオ通話システムとの違いは?

ZoomやGoogle meetなどの一般的なビデオ通話システムとの違いは「予約管理」と「決済」まで可能な点です。

一般的なビデオ通話システムは「ビデオ通話のURLを患者へ送付する」「受診料を振込や来院時に決済する」などの手間がかかります。決済においては患者の行動に委ねられるため、未収金発生のリスクが伴います。

一方オンライン診療システムでは「予約」から「決済」まで対応できるため、オンライン診療を実施するうえでの手間や準備にかかる負担の少なさが特徴です。また、未収金発生のリスク低減だけでなく、院内の業務効率化にもつながります。


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まとめ

導入するオンライン診療システムによって、クリニックや患者が支払う料金は異なります。例えば患者の費用負担を軽減したい場合は、患者側に手数料が発生しないオンライン診療システムを導入する必要があります。

本記事で紹介したオンライン診療に必要な料金を参考に、自院への導入を検討しましょう。


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