インタビュー日:2023.05.25
※インタビュー当時のご活動状況であり、現状とは異なる場合がございます
基本情報
診療科目 :耳鼻咽喉科
カルテ導入時のご状況 :新規開業
スタッフ数 :7人
外来患者数/日 :70〜100人
都道府県 :山口県
導入しているシステム
廣瀬敬信院長 略歴
山口大学医学部卒業。現 ひろせ耳鼻咽喉科クリニック 院長
長門総合病院耳鼻咽喉科 / 山口大学大学院医学博士課程 / 山口大学耳鼻咽喉科 助教 / Washington大学 留学 / 頭頸部・甲状腺腫瘍班 主任 / 山口大学耳鼻咽喉科 病棟医長 / 山口大学耳鼻咽喉科 講師
廣瀬先生:元々、医師になった頃から開業を志していました。
大学病院や総合病院で20年ほど勤務し色々な経験ができたので、今度は開業医として地域に根ざした医療がしたいと思い、開業しました。
開業場所は、大学生時代から長く住み、馴染みのある山口県に決定しました。
地方ならではの大きな土地の診療所を活かし、感染対策のために空間を広く取った待合室や、来院の導線を別にした発熱室など、院内のレイアウトも工夫しています。
廣瀬先生:開業してからは、勤務医時代とはまた違った学びがたくさんありました。
専門分野の知識は大学病院で学びきったと感じていましたが、開業してみると診察に加えて、経営や人事、スタッフの教育など、新たに学ばなければならないことがとても多いです。大変なことも多いですが、良い経験ができ、生きがいになっています。
今は開業して2年目になりますが、開業して良かったと思うことは、色々な患者さんに会えることですね。大学病院では他院で診断されてから来院されれる患者さんを診ることが多かったのですが、開業してからは、最初のスクリーニングから行い、診断や他病院への紹介などを検討しますので、必然的に患者さんと色々なコミュニケーションが増えました。当院は特に小児の患者さんが多いので、お子さんとのやりとりは和やかな雰囲気になって、スタッフも癒やされているのを感じますね。
色々な患者さんに会えることは、地域医療ならではの良いところだと思います。
廣瀬先生:開業にあたり色々な電子カルテを見ていた中で、CLINICSカルテを知りました。医療機器の卸業者さんにはオンプレミス型の電子カルテを勧められたのですが、私自身は、開業時の費用を抑えられるクラウド型で考えていました。
中でもCLINICSカルテは画面がとてもシンプルで、誰にでもわかりやすいデザインだったのが気に入りました。
CLINICSカルテはサポート面でも、他社と比べて、導入までに一定の支援期間を確保してしっかりサポートをしてくれることや、1つの医療機関ごとに時間を割いてくれることを聞いたので、信頼できるなと感じていました。
廣瀬先生:大学病院ではオンプレミス型のカルテを使っていましたが、クラウド型が劣っていると感じる点はほとんどありません。
周りのオンプレミス型を使っている医師の中には、「クラウド型はカスタマイズができない、オンプレミス型よりも動作が遅い」などのイメージを持っている人が多い気がしますが、実際に使ってみると全然気にならないですね。
スピードに関しては、花粉症の時期に1日150人くらいの外来があったときも、問題なく作動してくれました。
また、これは導入後にメリットに気づいたことなのですが、CLINICSカルテの「レセコン内包型」という点が医療事務のスタッフに大変評判がいいんです。
スタッフに聞くと、レセコン連動型は2つのシステムを立ち上げて左右を見ながら入力するので大変だったけれど、CLINICSはカルテの操作だけでいいので楽だと言っていました。
CLINICSカルテに決めるときは私一人で選定をしてしまったので、結果的にスタッフの手間を減らせる事がわかって嬉しかったです。
廣瀬先生:決め手になったCLINICSのサポート面も、実際とても良かったです。
開業した当時、周りでクラウド型の電子カルテを入れている医師がほとんどいなくて、導入は正直不安でした。
ですが、そもそもCLINICSの操作画面はとてもわかり易く、説明動画やヘルプ機能もついているのでほとんど困らなかったです。開院する前に実際に触って練習することもできました。
導入前のサポートは、専任のサポーターがついてくれて、ざっくばらんに相談しながら設定できたのが良かったです。
使い始めてからも、困ったことがあれば遠隔で入ってくれるし、チャットで質問をしたらすぐに返事をくれています。担当者が実際に来て直してくれるよりも、早く解決できていると感じています。
廣瀬先生:家庭と仕事を両立させたい医師におすすめです。
私は、診療後に一度帰宅し、家族と食事をとって一段落してから、自宅でカルテ整理をしています。
オンプレミス型のカルテを使っている先生は診察後に遅くまで残業をしたり、翌朝早く出勤したりして作業を行っていると聞きますが、クラウド型の電子カルテでは自宅で作業ができます。
医師のQOLを上げるために、是非使ってほしいと思います。
廣瀬先生:私が診療において一番大事にしていることは、患者さんにわかりやすく説明することです。クラウド型のCLINICSカルテはインターネットに接続ができるので、ネットですぐ調べたり画像を使ったりして説明しています。これは今後も続けていきたいです。
それから、スタッフがより働きやすいクリニックを作るように心がけています。
スタッフの負担を減らすために、開業当初から電子カルテや予約システム、自動精算機などを一括導入しました。予約システムは患者さんからも便利だと喜んでもらっています。
自動化出来るところは今後も良いシステムを入れていきたいです。
メドレーさんには是非、クリニック周りの機器全般を開発していただいて、全てを一括でメドレーさんから導入できるようにしていただきたいですね(笑)。
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