「通わない」という選択肢があるからこそ、通いやすくなる

九段下駅前ココクリニック|石井 聡 院長

2019.11.25

 ※インタビュー当時のご活動状況であり、現状とは異なる場合がございます。

九段下駅前ココクリニック院長 石井先生

働き盛り世代の方々にも、「通いやすさ」を提供したい

ー 貴院でオンライン診療を導入されたきっかけを教えてください。

石井先生: まず、当院のメインコンセプトは、働き盛り世代の重大な疾病の予防や早期発見、生活習慣病などの病気に対する早期介入、そして通院を負担に感じないような利便性を提供する、というものです。そういった世代の方々は、医療機関への通いにくさ、時間のなさがネックになって病気を完治させないまま、治療を脱落してしまうケースというのが多いです。例えば、私は健康診断後の受診率の低さに注目しており、そういった二次健診の対象となっている方々に対し、何か良いソリューションを提供したいと考えていたときにオンライン診療の存在を知り、導入を決めました。のちに安倍晋三首相がオンライン診療への期待や価値について言及していましたが、その発言と当院のコンセプトを照らし合わせてみたところ、非常によく合致していたので、当時の決断は間違いではなかったと感じましたね。

期待していたメリットは、二次健診の患者さんに見事にマッチした

ー ありがとうございます。それでは次に、実際にオンライン診療をどのように活用されているか、聞かせていただけますか。

石井先生: 基本的に保険診療で活用しており、患者層も30〜50代の方が8割を占めますので、生活習慣病のフォローアップや、出張などでどうしても受診ができない方向けに、心療内科・精神科の再診予約のメニューを用意しています。ただ、オンライン診療がすべての患者さんにおいて有益だとは考えていないので、基本的には相手を見てすすめていますし、本当にメリットがある方に使っていただくというスタンスで案内を行っています。

特にオンライン診療を活用している事例としては、二次健診の検査結果説明ですね。これは都心の特殊事情なのかもしれませんが、当院は一般企業さまとタイアップして、二次健診の受診率をあげようというキャンペーンを行ったんです。契約企業の従業員の方の中で、健康診断を受けて結果に問題があった方は当院を受診していただき、再検査や治療を行うという流れですね。もちろん検査の説明や検査自体は来院していただかないといけませんから、初診は検査のために来院していただき、その結果説明をオンライン診療で実施しました。対面での説明が必要な一部の患者さんに関しては来院してもらうのですが、それ以外は基本的にすべてオンライン診療で行いました。検査結果もデータ化してしまえば、その患者さんのアカウントにファイルを共有することができるので、血液検査の結果説明程度でしたら、正直なところCLINICSで何ら困らないですし、むしろ便利だと感じています。患者さんの移動時間の削減などといった便利さは、当初のオンライン診療に対する目論見通りでした。実際に受診された方にも、ご好評でしたね。

ー ありがとうございます。ちなみに「産業保健オンライン面談」というメニューもご用意されているかと思いますが、こちらも同じく契約企業さま向けのメニューですか?

石井先生: 別の医師が産業医をやっており、たまに緊急のオンライン面談依頼が入ることがあるんですよね。遠方から「不調者がいるので対応してもらえますか」という感じで。やはりそういった突発的な依頼は、もちろん都内で発生したのであればクリニックに受診してもらいますが、遠隔地で発生した場合には急遽クリニックから産業医を派遣するわけにもいかないので、そういうときにこのシステムで対応するために予約枠をあけているという感じですね。

より多くの患者さんに選択されるツールとして

ー ありがとうございます。それでは次に、現在課題に感じていること、今後オンライン診療に対して期待することがあればお伺いさせてください。

石井先生: 今後、無線通信が4Gから5Gに移行すれば少しは変わるのかもしれないですけど、いまの4Gやwifiなどのインフラの中では、必ずしもビデオ通話というのはものすごく安定して使いやすいわけではないですよね。
現状すごく快適な通信手段と言えないというのは、技術の進歩過程においてやむを得ないとは思っているんですが、通信技術のさらなる進歩に伴って、よりユーザーが安心して使えるツールになってくれることは期待しています。
この先オンライン診療は、患者さんに提示する選択肢として自然に存在するものにはなっていくと思います。
ただ、それと患者さんに選ばれるかどうかは別物なので、その中で、どうしたら積極的に多くの人が選んでくれるようなものになるのかというところを、僕も現場なりに真剣に考えたいですね。
医療機関側からすると、オンライン診療は算定要件の厳しさや点数の低さなどが問題になっていますが、オンライン診療で収益性を担保するためにはどうしたらいいかという考え方より、患者さんに対してどれだけ親切かつ便利なものをご提供できるかという視点で、今後のあり方を見出すべきだと思います。
より手枷足枷なくオンライン診療をできる時代は見えてきていると思うので、もっと自然にオンライン診療が行えるようになった時代に向けて、本質的に自分たちは患者さんに何が提供できるのか、突き詰めていきたいですね。

ー 今日は貴重なお話ありがとうございました!

「九段下駅前ココクリニック」概要

医療機関名:九段下駅前ココクリニック
所在地:東京都千代田区九段北1-2-1九段中央ビル3F
TEL:03-5212-5551

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