高橋ファミリークリニックは、糖尿病専門医である高橋信雄先生が地元名古屋で2005年に開業した。得意とするのはもちろん糖尿病治療であるが、それに加えて睡眠時無呼吸症候群（SAS）の治療も行っており、髙橋先生のもとには多くの患者が訪れている。高橋先生は開業以来「癒し」を患者に届けることを理念としており、その想いは看護師や管理栄養士、スポーツインストラクターなどクリニック内すべてのスタッフに浸透している。「もはや『治療』だけでは医療は成り立ちません。『癒し』や『安らぎ』といった領域を病院が提供する必要があります」と高橋先生は語る。

高橋先生がこだわる医療を、より遠くの患者にも届けるべく2016年12月よりCLINICSを導入し、オンライン診療に取り組んでいる。

「癒し」をキーワードにこだわり抜いた医療を提供する高橋ファミリークリニック。
「私は自分にしかできない医療を多くの人に届けたいと思っています。また、患者さんがどこにいたとしても、私たちの医療を求めるのであれば惜しみなく届けたいです。CLINICSはそんな私の願いを叶えてくれるツールだと感じました」と高橋先生は語る。そのような考えから離れた場所へ医療を届けるツールとして、CLINICSを導入し活用し始めた。

オンライン診療でのSAS外来については、高橋先生自らが患者にオンライン診療を案内しているという。「対面診察の際にオンライン診療について丁寧に案内することで、患者さんが次回から迷わずにCLINICSを活用できるようになっています。また、医師から直接案内されることで患者さんとしても納得感をもって、安心してCLINICSを活用できるようです」と高橋先生は語る。先生自らが丁寧に案内をすることにより、オンライン診療はとてもスムーズに患者に受け入れられているということだ。

SAS外来では月に1回の通院が理想とされるが、それが治療の負担となってしまう患者も少なくない。そんな患者にとってCLINICSは新たな選択肢を与える。高橋ファミリークリニックでは3か月に1回の対面診療に加え、その間を補う形でCLINICSを活用したオンライン診療を実施する運用を行っている。

高橋先生はCLINICSを利用したうえで次のように語る。「CLINICSによって患者さんが家や職場から診察を受けられるようになりました。『どこからでも診察を受けられるのですね。』と患者さんから喜びの声をいただくと私としてもうれしいです」

「CLINICSはとにかく始めやすいです。それは医療機関側にとっても患者さん側にとっても同様です。医療機関が始める場合、既存のシステムとは干渉しないうえに導入サポートがとても手厚くて驚きました。患者さんが始める場合も、メドレーさんからいただいた説明資料を見せながらお伝えすることで特に抵抗なく始めることができています。患者さんのユーザー登録自体がとても簡単なので、それも始めやすさにつながっていると思います」と、このように高橋先生は導入時を思い起こしながら語ってくれた。

「現在、国としてもオンライン診療を後押しているのは明らかで、確実に広がっていく分野だと感じています。そうして患者さんが簡単に医師と繋がれるようになると、より多くの『安心』や『癒し』を届けられます。それは私の理念にもあるように、今後医療が果たしていくべき領域です。オンライン診療は近い将来、医療に欠かせないツールとして広がるでしょう。それを使って多くの患者さんに『癒し』を届けられるような時代が来てほしいです」高橋先生はこのようにオンライン診療のの広がりに期待を寄せている。