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【クリニック向け】集患につながるリスティング広告の始め方と具体的な手順を徹底解説します!


「リスティング広告に集患効果はあるのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
結論、リスティング広告は広告掲載までの時間が短く、上位に表示されると多くの患者に閲覧してもらえるため、クリニックの集患につなげることが可能です。

本記事では、リスティング広告の始め方と具体的な手順について解説しているので、ぜひ参考になさってください。


目次[非表示]

  1. 1.クリニックの集患においてリスティング広告は効果的か
  2. 2.クリニックの集患にリスティング広告を使うメリット
    1. 2.1.エリアを限定して広告出稿ができるため効率的なマーケティングが可能
    2. 2.2.疾患・症状・治療などを限定して広告出稿ができるため予算が少なくても始めやすい
    3. 2.3.予約状況に応じて広告出稿をすぐに停止できる
  3. 3.自院で行う際のリスティング広告出稿までの流れ
    1. 3.1.アカウントを開設する
    2. 3.2.キャンペーンを作成する
    3. 3.3.予算を設定する
    4. 3.4.キャンペーンを設定する
    5. 3.5.広告グループの設定を行う
    6. 3.6.広告オプションの入力を行う
    7. 3.7.広告運用を開始する
  4. 4.広告代理店に依頼する際のリスティング広告出稿までの流れ
    1. 4.1.広告代理店を決める
    2. 4.2.広告代理店と打ち合わせをする
    3. 4.3.広告代理店からの提案を確認する
    4. 4.4.広告配信を開始する
    5. 4.5.広告レポートを共有してもらう
  5. 5.クリニックがリスティング広告施策を実施する際の注意点
  6. 6.自院でリスティング広告を作成できない場合は外注しましょう
  7. 7.まとめ


クリニックの集患においてリスティング広告は効果的か

リスティング広告は効果的な集患手法の一つです。リスティング広告は検索連動型広告であり、特定のキーワードで患者が検索を行うと、検索時の上部の広告枠に掲載されます。

リスティング広告を活用することで、特定の疾患や治療法を探している患者に、予算の範囲内で的確にアプローチすることも可能です。キーワードの選定やクリエイティブな広告文案の作成によって、より効果的な集患が可能となります。


クリニックの集患にリスティング広告を使うメリット

リスティング広告を使うメリットについて3項目にわけて説明していきます。

エリアを限定して広告出稿ができるため効率的なマーケティングが可能

リスティング広告は、特定の地域に限定し出稿できるため、診療圏が限られるクリニックにとっては、非常に相性が良い広告手法です。

例えば、目黒駅周辺に在住している内科を訪れたい患者がいると仮定します。この患者は、「目黒駅 内科」といったキーワードで検索することが予想されます。

リスティング広告は、患者の目的や場所に絞ってアプローチすることが得意な媒体です。そのため、自院に来る可能性の高い患者に対しても同様にアピールがしやすく、効率的なマーケティングが可能です。

疾患・症状・治療などを限定して広告出稿ができるため予算が少なくても始めやすい

リスティング広告は、予算に制約があるクリニックにとっても手軽に始めやすい集患手法です。

クリニックの診療科によって、来院してほしい患者が限定されるため、検索キーワードもある程度絞られます。例えば、「◯◯駅 内視鏡」や「◯◯区 発熱」といったキーワードで、疾患・症状・治療などを限定した広告が可能です。

このように、リスティング広告を活用することで、ニッチな疾患にも効果的に対応できます。

予約状況に応じて広告出稿をすぐに停止できる

クリニックでは、予約状況によって対応できる患者の数に限りがあると思います。また、当日の急な予約も想定されるため、出稿の柔軟な切り替えが必要です。

リスティング広告は予約状況に応じてすぐに広告の出稿や停止が可能です。これにより、無駄な予算を消費せずに集患を行うことができます。


自院で行う際のリスティング広告出稿までの流れ

リスティング広告出稿までの流れを以下の7項目にわけて順に解説していきます。

アカウントを開設する

リスティング広告を始めるには、まず出稿先を決めてアカウントを開設する必要があります。

リスティング広告には、主に「Google広告(旧Google AdWords)」とYahoo! JAPANの「Yahoo!広告(旧:Yahoo! JAPANプロモーション広告)」の2種類があります。

  • Google広告

 既にGoogleのアカウントを持っている場合は、「Google広告」と検索してアカウントのメールアドレスとパスワードを入力するだけで登録できます。アカウントを持っていない場合は、まずGoogleアカウントを作成しましょう。

  • Yahoo!広告の場合

まずは、Yahoo!ビジネスIDを作成する必要があります。その後、広告管理ツールより手続きを進めていきましょう。詳細な取得方法については、公式サイトの「Yahoo!広告ヘルプ┃お申込みから掲載までの流れ」にて詳細が説明されています。

キャンペーンを作成する

続いては、キャンペーンを作成していきます。Google広告を利用する場合に基づいて手順を解説していくので参考になさってください。

設定画面に進み、左のメニューから「キャンペーン」→「キャンペーン」を選び、「+」ボタンをクリックします。そこから「新しいキャンペーンを作成」を選択し、キャンペーンを作成しましょう。サイト内での購入なら「販売促進」、リード取得なら「見込み顧客の獲得」を選びます。

次にキャンペーンタイプの選択に移ります。検索連動型広告なら「検索」、バナー広告なら「ディスプレイ」を選択してください。目標を選んでキャンペーン名を入力し、決定します。

以上でキャンペーンの作成完了です。しっかりと目的に応じた設定を行いましょう。

予算を設定する

キャンペーンの一日あたりの予算と入札戦略を設定します。入札戦略は、「重視している要素は何ですか?」から選びます。

「コンバージョン」「コンバージョン値」「クリック」「インプレッションシェア」などから選べますが、購入やリード取得が目的なら「コンバージョン」を選んでください。

「目標コンバージョン単価を設定」は目標単価があれば金額を入力します。チェックを外すと目標単価の設定はなく、「コンバージョン数の最大化」となります。

キャンペーンを設定する

続いて、ネットワーク・地域・言語・オーディエンスセグメントを選択していきます。

  • ネットワークの選択

キャンペーンが表示される場所を選びましょう。Google検索ネットワークやディスプレイネットワークなどがあります。

  • 地域と言語の設定 

ターゲットとする地域や使用する言語を選びましょう。特定の地域にターゲットを絞り、言語に合わせたキャンペーンを作成します。

  • オーディエンスセグメントの選択

特定のターゲット層にキャンペーンを表示する場合、オーディエンスセグメントの設定を行います。

広告グループの設定を行う

広告グループの設定手順は以下の通りです。

  • キーワードの選定

ターゲットとするキーワードを入力します。これによって、特定の検索時に広告が表示されるようになります。

  • 広告テキストの設定

「最終ページURL」には、患者がクリックした際に遷移するページのURLを入力します。

「広告見出し」と「説明文」には、効果的な広告文を入力します。規定に則った内容であることが重要です。

  • プレビュー

右側にあるプレビュー画面で、実際の広告がどのように表示されるか確認しましょう。

広告オプションの入力を行う

広告表示オプションの設定は以下の通りです。

  • サイトリンク表示オプション

サイト内の特定のページへのリンクを追加することで、詳細な情報への誘導が可能です。

  • コールアウト表示オプション

追加のテキストを使用して、特徴やメリットを強調します。

  • 電話番号表示オプション

直接電話をかけてもらうための電話番号を表示します。

  • 画像表示オプション

画像を使用して目を引く広告を作成します。

これらのオプションは必須ではありませんが、追加情報を提供することで患者の興味を引きやすくなり、クリックやコンバージョン率の向上を図ることが可能です。設定が完了したら、「キャンペーンを公開」をクリックして出稿を開始します。

広告運用を開始する

広告運用を開始したら以下の点に留意します。

  • 広告費の消化状況

予算の調整が重要です。過剰消費の場合は一日あたりの予算を下げて調整し、不足の場合はキーワードの追加やマッチタイプの調整が必要です。

  • 不要なキーワードの除外

表示が少ない、結果につながらないキーワードは除外しましょう。定期的にチェックして最適化を図る必要があります。

  • 品質スコアの改善

キーワードの品質スコアが低い場合は、クリック率や広告のマッチ率を向上させる必要があります。広告文や誘導先ページの改善が重要です。

これらのポイントを意識して、効果的な広告運用を行いましょう。


広告代理店に依頼する際のリスティング広告出稿までの流れ

広告代理店に相談する場合、基本的には代理店が進めてくれます。ここでは、リスティング広告出稿までの流れと注意点について解説していきます。

広告代理店を決める

まずは、広告代理店を選定していきましょう。

広告代理店は、運用戦略の立案からタグの設置、広告クリエイティブ(広告文やバナー画像)の作成、運用結果のレポート共有、広告や誘導先ページの改善提案まで、幅広いサービスを提供しています。

クリニックの広告運用は、一般的な企業の広告運用とは異なる点が多くあります。ですので、広告代理店を決める際には、クリニックの広告運用経験があるかどうかを確認することが重要です。

確認を行なってから打ち合わせを行うようにしましょう。

広告代理店と打ち合わせをする

打ち合わせは広告代理店との最初のコミュニケーションの場です。

以下の情報を事前に用意しておくと、打ち合わせがスムーズに進みますが、全てが決まっていなくても問題ありません。

  • 広告の目的(例: 購入、フォームからの申し込み)
  • 広告の開始予定日
  • 予算
  • 誘導先ページのURL
  • 伝えたい内容やメッセージ
  • ターゲットとする患者層や顧客像
  • 広告を配信する地域
  • 目標とする顧客獲得単価、ROAS(広告費用対効果)

この情報を基に、広告代理店との打ち合わせを進めていきましょう。

打ち合わせ時に最も重要な点は、どのような人を集患したいかをできる限り具体的に伝えることです。
例)地域名+クリニックで近隣の人を集患したい、特定の疾患の患者を集患したいなど

ターゲットである患者層を伝えておくことで、広告代理店からの提案が具体的になり、どの広告代理店が良いか判断しやすくなるため、打ち合わせの段階でできるだけ明確に伝えておきましょう。

広告代理店からの提案を確認する

ヒアリングした内容をもとに、広告代理店から具体的な提案が提示されます。この中には、広告の媒体選定や予算配分、運用方針などが含まれているため、これらの内容を丁寧に確認し、問題がなければ正式に依頼・発注手続きを進めましょう。

この段階で必ず、予算や見込みの効果を確認しておくことが大切です。

広告配信を開始する

広告代理店がアカウントの開設や入稿手続きなどを代行してくれます。入稿に関する確認事項があれば、広告代理店から連絡が入ることもあります。

広告レポートを共有してもらう

広告代理店より、運用実績や改善提案などのレポートが提供されます。あらかじめ定めたKPI(目標顧客獲得単価、ROAS、購入数、申し込み数など)の達成度合いを確認し、改善提案にも注意を払いましょう。

最低でも月に1回はレポートをもらい、現状を確認しておくことをおすすめします。その際に、1名の集患にいくらコストがかかっているかについても把握しておきましょう。


クリニックがリスティング広告施策を実施する際の注意点

リスティング広告は集患に効果的ですが、医療広告ガイドラインに注意が必要です。クリニックがリスティング広告施策を実施する際は、客観的で正確な情報を提供することが求められます。

医療広告ガイドラインはリスティング広告にも適用されるため、注意深く制作しなければなりません。広告代理店に対しても、医療広告ガイドラインを守った広告になっているか確認するようにしましょう。


自院でリスティング広告を作成できない場合は外注しましょう

自院でリスティング広告を作成できない場合は、外部の専門家に依頼しましょう。広告代理店やデジタルマーケティングエージェンシーは、効果的なキャンペーンを設計・運用する経験豊富なプロフェッショナルです。

外注することで、クリニックの集患施策を確実に成功に導くことができます。​​​​​​​


まとめ

今回は、集患につながるリスティング広告の始め方と、自院でリスティング広告を出稿までの流れ、広告代理店に依頼する際の流れについてそれぞれ解説を行いました。

結論、リスティング広告は特定の疾患や治療法を探している患者に的確にアプローチすることが可能です。また、効果的なキーワードの選定やクリエイティブな広告文案の作成によって、より効果的な集患につながります。

自院で作成する場合は、医療広告ガイドラインに注意しながら出稿を行いましょう。難しい場合は、外部の専門家に依頼する方法もあります。

リスティング広告を上手く活用し、自院の集患活動につなげてみてはいかがでしょうか。

執筆監修者:CLINICS編集部
執筆監修者:CLINICS編集部
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