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【プロが解説】在宅診療におすすめの電子カルテ4選!導入メリットやデメリットも紹介します

本記事では、在宅診療(往診)と訪問診療向けの電子カルテの紹介と、電子カルテの導入メリットやデメリットについても詳しく解説します。電子カルテの導入を検討中の方や、在宅・訪問診療の導入を検討している方はぜひ最後までご確認ください。

また、在宅診療時にも利用できる「CLINICSカルテ」の概要資料を以下に掲載しておりますので、
ぜひ、ダウンロードください。

CLINICS編集部


目次[非表示]

  1. 1.在宅診療(往診)と訪問診療の電子カルテの選び方
    1. 1.1.在宅・訪問診療と外来の割合で選ぶ
  2. 2.在宅・訪問診療に便利な電子カルテの4つの機能
    1. 2.1.クラウド型であること
    2. 2.2.文書作成支援機能があること
    3. 2.3.訪問予定のスケジュール管理ができること
    4. 2.4.レセコン一体型(内包型)であること
  3. 3.在宅・訪問診療におすすめの電子カルテ4選
    1. 3.1.1.モバカルネット(NTTデバイステクノ株式会社)
    2. 3.2.2.セコムOWEL(セコム医療システム株式会社)
    3. 3.3.3.homis(メディカルインフォマティクス株式会社)
    4. 3.4.4.Medicom(ウィーメックス株式会社)
  4. 4.電子カルテについてさらに詳しく知りたい方へ
  5. 5.まとめ 

在宅診療(往診)と訪問診療の電子カルテの選び方

電子カルテの導入は、予約や受付業務の効率化や診療情報提供書などの書類作成の効率化を実現するために不可欠です。しかし、電子カルテの選択肢は多岐にわたり、どのカルテを選ぶべきか迷うこともあります。

この記事では、在宅診療と訪問診療向けの電子カルテを選ぶ際に考慮すべき要点を紹介します。

CLINICSでは、電子カルテ選びに失敗したくないという方向けに「電子カルテの選び方完全ガイドブック」を無料でプレゼントしております。ぜひダウンロードしてご確認ください。


在宅・訪問診療と外来の割合で選ぶ

在宅診療・訪問診療と外来、どちらも実施している医院が電子カルテを選ぶ際には、自院の在宅・訪問診療と外来の割合で選ぶことが大切です。在宅・訪問診療と外来では、電子カルテに求める機能が大きく異なるため、それぞれの特性に合わせて電子カルテを選定する必要があります。

在宅・訪問診療のみで運営する、または在宅・訪問診療の割合の方が高い場合は、在宅・訪問診療に特化した電子カルテを選定することをおすすめします。反対に、外来の比率の方が在宅・訪問診療よりも高い場合は、外来の機能をメインに電子カルテを選定しつつ、在宅・訪問診療に必要不可欠な機能を有する電子カルテを選ぶことが重要です。

しっかりと電子カルテを選定することで、電子カルテを導入するメリットの1つである業務効率化に大きくつながります。それでは、実際にどのような機能を満たしている電子カルテが在宅・訪問診療に適しているのか解説していきます。


在宅・訪問診療に便利な電子カルテの4つの機能

在宅・訪問診療に便利な電子カルテの機能として挙げられる点は以下の4つです。

クラウド型であること

クラウド型電子カルテは、自院の診察室や訪問先、先生のご自宅からアクセス可能です。これにより、訪問診療時に患者の情報に簡単にアクセスでき、診療業務の効率化が実現します。

反対に、訪問先で電子カルテを利用できない場合、自院に戻ってから記録を書く必要があったり、診察中に過去の記録を見ることができなかったりと、業務効率が大幅に悪化する可能性があるため注意ください。

文書作成支援機能があること

在宅・訪問診療は他の診療科と比べて多くの書類を作成する必要があるため、文書作成支援機能が不可欠です。たとえば、診療報告書や処方箋、訪問記録などの文書作成をスムーズに行える機能があるとよいでしょう。

テンプレートや自動入力機能があることで、医師が簡単に必要な文書を作成できます。これにより、時間の節約や文書の正確性が向上し、診療品質が向上します。

訪問予定のスケジュール管理ができること

在宅・訪問診療では、訪問患者のスケジュール管理が非常に重要です。訪問予定の患者情報や診療日程をカレンダー形式で表示し、医師や看護師がスケジュールを調整できる機能を持つ電子カルテを選ぶとよいでしょう。

レセコン一体型(内包型)であること

在宅・訪問診療では、訪問先でレセプト業務を行う必要があるため、電子カルテとレセコンの連携方法も重要な観点です。

レセコンの利用方法には、主に、電子カルテと同一の画面で操作可能な一体型・内包型、電子カルテとレセコンそれぞれを別々の画面を立ち上げる連動型(分離型)の2種類があります。

レセコン一体型・内包型の電子カルテを選ぶことで、訪問先で電子カルテとレセコンを別々に立ち上げることなく、スムーズに会計業務を行うことができます。

在宅・訪問診療におすすめの電子カルテ4選

在宅・訪問診療に特化した電子カルテを4選ピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.モバカルネット(NTTデバイステクノ株式会社)

引用:在宅医療対応電子カルテ | モバカルネット

「モバカルネット」は、NTTエレクトロニクステクノ株式会社が開発したクラウド型電子カルテで、在宅医療に特化しています。

この製品は、医師、院内スタッフ、外部機関、そして患者との円滑な情報共有を実現し、訪問診療や在宅診療の効率を飛躍的に向上させることが可能です。カルテ入力支援機能はテンプレートや定型文入力機能を提供し、診療の文書作成をスムーズに行えます。

また、オフラインでのカルテ閲覧も可能で、ネット回線の問題にも対応しています。医事文書の作成から管理、さらにはインターネットFAXとの連携まで網羅しているのが特徴です。レセコン連携もサポートし、診療報酬明細や請求書兼領収書、診療費明細書の簡単な作成が可能です。

グループウェアとしても機能し、院内外での情報共有をスムーズに行えます。また、スケジュール管理や地図表示機能は訪問診療を効率化し、新しい患者の訪問先を見つける手間を軽減します。

サポート体制も充実しており、安心して利用できます。モバカルネットは在宅医療のプロフェッショナルの要望に応え、訪問診療と在宅診療の未来をサポートします。

2.セコムOWEL(セコム医療システム株式会社)

引用:セコムOWEL

「セコムOWEL」は、在宅クリニックや無床診療所向けに特化したクラウド型電子カルテです。この製品は、医師や事務員が誰でも使いやすく、導入が簡単で低コストという特徴を備えています。

直感的な操作画面があり、医療機関のコストを抑えつつ、使いやすい電子カルテを求めている医療機関に最適です。無料お試し期間も用意されています。セコムOWELは、往診スケジュールの簡単作成、介護費用を含む月まとめ請求、必要な医療文書の作成、施設単位の請求書発行など、在宅医療に必要な機能が揃っています。

さらに、異なるデバイス(Windows、Mac、iPad/iPhone、Android)で利用でき、どこからでもアクセス可能です。訪問先から文書を送信する必要がある場合、セコムOWELは訪問先から簡単に診療情報提供書や処方箋をFAX送信できる機能を提供しています。

印刷せずに直接FAX送信できるため、外出中でも便利に利用できます。在宅医療を提供するクリニックから高い評価を受けるセコムOWELは、在宅医療の効率化と患者ケアの向上を実現します。

3.homis(メディカルインフォマティクス株式会社)

引用:homis 在宅医療用クラウド型電子カルテ|homis 在宅医療用クラウド型電子カルテ

「homis」は、在宅医療専門のクリニック「医療法人社団悠翔会」の医師チームと共同開発されたクラウド型電子カルテです。この製品は、医師の視点から診療現場での課題と必要性を反映しており、在宅医療に特化した使いやすいシステムとして注目されています。

homisの最大の利点は、在宅医療の実務に必要な介護保険の算定が可能であることです。これにより、医療と介護の算定と保険請求がワンストップでスムーズに行えます。

また、製品を開発したメディカルインフォマティクス株式会社は、日本医師会のIT認定サポート事業所でもあり、レセコン「ORCA」の導入からサポートまでを一括で提供可能です。使い勝手も優れており、日本全国約150以上のクリニックで利用されています。

さらに、homisはタブレットにも対応し、訪問スケジュールの作成、医療文書作成、請求書作成など、在宅医療に必要な機能を網羅しています。医師やスタッフにとって、在宅医療の効率化と円滑な業務遂行をサポートする頼りになるパートナーです。

4.Medicom(ウィーメックス株式会社)

引用:メディコム(公式)| ウィーメックス株式会社(旧PHC株式会社) (phchd.com)

「Medicom-HRf」は、オンプレミスとクラウドの両方で利用できるハイブリッドな電子カルテです。
この製品は、操作性が非常にシンプルであり、さまざまな医療機器との連携を通じて幅広く活用できます。

Medicom-HRfは、直感的な操作や入力アシスト、ユーザーアシスト機能を備えており、医師やスタッフはスムーズな業務を実現できます。デザインがシンプルで、画面色が目に優しいため、長時間の作業でも疲れにくいのが特徴です。

また、患者情報の事前表示や保険証確認機能により、来院患者の情報を迅速に収集し、院内での情報共有を強化できます。セキュリティ面でも優れており、個人情報の漏洩防止や不正アクセス防止、ウイルスの予防・駆除をサポートします。データのバックアップにも力を入れており、ハードディスクのミラーリングや日次バックアップ・フルバックアップを提供しています。

さらに、Medicom-HRfは機械メンテナンスから訪問設定、リモート設定、運用立ち合い、臨時訪問まで、幅広いサポートの提供が可能です。オンラインサポートや全国に120箇所の拠点があることから、迅速に問題解決に導けます。

このように、簡易な操作性、高度なセキュリティ、効率的なサポートなど、Medicom-HRfは医療機関の運用を劇的に改善し、医療提供の質と安全性を向上させます。

電子カルテについてさらに詳しく知りたい方へ

弊社が運営するYouTubeチャンネル「クリニックナビ」では、電子カルテの選び方をプロが徹底的に解説しております。ぜひこちらもご確認ください。

動画よりもpdfの資料で確認したいという方向けに「CLINICSカルテ概要資料」もご用意しております。ぜひダウンロードしてご確認ください。

まとめ 

今回は、在宅診療におすすめの電子カルテ4選や導入するメリット・デメリットについて紹介しました。近年、在宅医療や訪問診療において、電子カルテの導入は効率化と正確な医療提供を実現するために不可欠なツールになりつつあります。

電子カルテの導入に迷っている方は、自院の在宅・訪問診療の割合を一つの判断基準にしましょう。診療内容と比率に合わせて、最適な電子カルテを選ぶことが、在宅医療の成功につながります。


CLINICS編集部

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