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「ウェブカルテ」とは?概要や機能、導入ステップなど解説|CLINICSカルテ

「電子カルテを導入したいけどどれがよいかわからない」

「紙媒体のカルテから脱却したい」

医療スタッフで上記のような悩みを抱えている方も少なくありません。

こんなとき電子カルテを導入すると、医療スタッフ同士で情報共有しやすくなり、患者一人ひとりに合わせた質の高い診察や治療を提供できるようになります。

電子カルテの中で特におすすめなのが「ウェブカルテ」です。

当記事ではウェブカルテの概要や機能、メリットなどを詳しく紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.ウェブカルテとは?
    1. 1.1.ウェブカルテの料金
    2. 1.2.ウェブカルテの機能
      1. 1.2.1.基本オーダー
      2. 1.2.2.基本画面
      3. 1.2.3.患者選択
      4. 1.2.4.文書作成・印刷業務
      5. 1.2.5.看護支援
      6. 1.2.6.診療支援・部門機能
    3. 1.3.ウェブカルテと連携可能なシステム
  2. 2.ウェブカルテの3つのメリット
    1. 2.1.1.患者サービスの質向上
    2. 2.2.2.業務の効率化
    3. 2.3.3.ランニングコストを抑えられる
  3. 3.ウェブカルテの導入ステップ
  4. 4.まとめ

ウェブカルテとは?

引用:https://webkarte.iryojoho.jp/

ウェブカルテとは、一般病院はもちろん、回復期リハビリステーション、療養型病院向けの機能を強化したWeb型の電子カルテです。

医療と介護の情報が一元化されているのが特徴で、地域の医療連携を強める役割を担います。

医療機関だけで診療システムを利用するのではなく、介護施設や在宅ケア施設、他医療機関などにおいても、診断や情報を電子カルテを中心に集約させ、共有化できるのが特徴です。

ウェブカルテを導入すると、介護施設と医療機関の情報が一元化されるため、より地域に密着した医療を実現できるでしょう。

ウェブカルテの料金

ウェブカルテの料金は公式ホームページには記載されていないため、問い合わせが必要です。なお、問い合わせの際は以下のページにあるフォームの「お問い合わせ内容」に料金についてである旨を記載するとよいでしょう。

参考:電子カルテシステム(中小規模病院向け)「ウェブカルテ」


ウェブカルテの機能

ウェブカルテの機能は以下の通りです。

  • 基本オーダー

  • 基本画面
  • 患者選択
  • 文書作成・印刷業務
  • 看護支援
  • 診療支援・部門機能

それぞれ詳しく紹介します。

基本オーダー

基本オーダーでは次の機能を利用できます。

  • 受診オーダー
  • 処方オーダー
  • 注射オーダー
  • 検査オーダー
  • 処置オーダー
  • 画像オーダー
  • 麻酔オーダー
  • 輸血オーダー
  • 手術オーダー
  • 診察予約オーダー
  • 給食オーダー
  • 入院移動オーダー
  • リハビリオーダー

基本画面

基本画面では、次の機能が利用できます。

  • カルテ画面
  • 患者情報
  • 入退院情報
  • 患者プロファイル

患者選択

患者選択では次の機能が利用できます。

  • 患者一覧
  • 病棟マップ
  • 予約一覧
  • 外来受付患者一覧

文書作成・印刷業務

文書作成・印刷業務では次の機能が利用できます。

  • 文書作成
  • 記載状況一覧
  • 文書キャビネット
  • オーダ印刷
  • 処方箋印刷
  • カルテ印刷
  • リストバンド印刷
  • 照射録印刷

看護支援

看護支援では次の機能が利用できます。

  • 看護プロファイル
  • 看護診断・計画・問題
  • 患者一括セット入力
  • 患者スケジュール
  • 看護ワークシート
  • 看護観察ケア
  • 看護評価
  • 看護サマリ
  • 看護記録
  • 病床管理
  • 病棟日誌
  • 医療区分・ADL区分に係る評価票
  • 看護管理日誌
  • 看護必要度
  • 転倒転落スコア
  • フローシート(熱計表)

診療支援・部門機能

診療支援・部門機能では次の機能を利用できます。

  • 代行入力

  • 一括指示・医師指示簿
  • 処方チェック(DIR)
  • 一括実施入力
  • IFオーダ
  • 薬剤管理指導
  • 栄養指導

ウェブカルテと連携可能なシステム

ウェブカルテは、さまざまなシステムと連携できます。

ウェブカルテと連携可能なシステムは、次の通りです。

  • 医事システム接続(富士通・ナイス・ORCA)
  • 調剤システム接続
  • 検体検査システム接続
  • RIS接続
  • 給食システム接続
  • リハビリシステム接続
  • 介護システム接続
  • PACS(画像web参照)
  • 看護勤務割システム接続
  • 薬剤管理指導システム接続
  • ナースコールシステム
  • 外注検査システムファイル連携
  • 透析システム接続

ウェブカルテの導入に伴い、上記のシステムと連携することで、より業務の効率化や治療の質向上につながります。

施設や病院の診療科目や形態に合わせて、連携可能なシステムも導入してみてはいかがでしょうか。



ウェブカルテの3つのメリット

ウェブカルテのメリットは次の3つです。

  • 患者サービスの質向上
  • 業務の効率化
  • ランニングコストを抑えられる

それぞれ詳しく紹介します。

1.患者サービスの質向上

ウェブカルテの導入により、患者サービスの質向上につながります。

ウェブカルテがあると患者の情報が共有されやすくなる上に、業務を効率化しやすいため、患者の院内待機時間が短くできるようになります。

また患者に診断結果を説明する場面では、検査データを時系列に並べたり、グラフ化して患者に提示したりすることで、より伝わりやすくなるでしょう。

さらに、再来受付機や会計表示画面なども導入すると患者の会計時間の短縮や手間を削減できるため、満足度向上につながります。

2.業務の効率化

ウェブカルテを導入すると、医療スタッフの業務を効率化できます。

院内の医療スタッフ全員が、ウェブカルテ内の情報に簡単にアクセス可能です。部門間でのカルテの行き来の手間やアリバイ管理が不要になるため、スムーズに情報共有でき業務の効率がアップします。

また、紙媒体の時のような管理も不要になり、場所を確保する必要もないため、院内が狭い病院やクリニックなどは魅力的に感じるでしょう。

電子カルテの情報を取り込むことで、診療情報提供書などの書類作成も簡単に行えるようになります。

医療スタッフの業務効率化を図りたい方は、ウェブカルテがおすすめです。

3.ランニングコストを抑えられる

ウェブカルテの導入により、ランニングコストを抑えられるようになります。

ウェブカルテはWindowsOSであれば導入でき、サーバー機器を買い換えたとしても、ウェブカルテのソフトウェアを買い換える必要はありません。

専用ソフトもなく、サーバー機器の買い替えがあっても問題なく利用できるため、低コストで管理できる点が魅力です。

コストを抑えながら電子カルテを使いたい方は、ウェブカルテを導入してみてはいかがでしょうか。




ウェブカルテの導入ステップ

ウェブカルテの導入ステップは次の通りです。

  1. 病院や医療機関から問い合わせをする
  2. デモンストレーションの実施
  3. ヒアリング・提案を行う
  4. ヒアリング・提案に満足したら契約に進む
  5. ウェブカルテを利用できる環境を構築する
  6. 各部門WGで運用を決める
  7. 操作教育を行う
  8. リハーサル後、本稼働

ウェブカルテは、契約から本稼働まで約6ヵ月必要です。

ウェブカルテを導入する場合は、稼働できるまで6ヵ月の準備期間必要ということを考慮して契約しましょう。



まとめ

ここまで、ウェブカルテの概要や機能、メリットなどを詳しく紹介しました。

ウェブカルテを導入すると、患者の情報共有がスムーズになり医療スタッフの業務効率化や患者サービスの質向上にもつながります。

その結果、患者の満足度も高くなりやすいでしょう。また、ランニングコストを抑えられ低コストで運用できる点も魅力の1つです

電子カルテを検討している医療機関の方は、ウェブカルテの導入を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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執筆監修者:CLINICS編集部
執筆監修者:CLINICS編集部
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