【最新版】クリニック・病院におすすめの調剤薬局システム9選|特徴や選び方を徹底解説
調剤システムとは、電子薬歴システムやレセコンなどの総称です。最近では、患者や医師、看護師、薬剤師などが情報を共有するために、電子薬歴システムの需要が高まっています。この記事では、調剤薬局システムの特徴から、おすすめの調剤薬局システムを紹介します。
目次[非表示]
- 1.調剤薬局システムとは?
- 2.調剤薬局システムを選ぶ際の3つのポイント
- 2.1.1.機能の充実性
- 2.2.2.信頼できるメーカーかどうか
- 2.3.3.システム連携の有無
- 3.おすすめの調剤薬局システム9選
- 3.1.1.シグマソリューションズ Elixir2
- 3.2.2.PHC PharnesV-MX
- 3.3.3.harma-SEED EX
- 3.4.4.DrugstarLead
- 3.5.5.P-CUBE n
- 3.6.6.MAPs
- 3.7.7.Pharms
- 3.8.8.調剤くんV7
- 3.9.9.GooCo
- 4.まとめ
調剤薬局システムとは?
調剤薬局システムとは、電子薬歴システムやレセコンなどを含めたシステムの総称です。
医薬分業が進んだことにより、医師や薬剤師、患者間で情報をリアルタイムに共有できるツールの需要が高まっています。
自治体によっては薬手帳を電子化し、患者がモバイル端末で確認できるシステムを導入しているケースもあります。
調剤薬局システムを選ぶ際の3つのポイント
調剤薬局システムを選ぶ際には、次の3つのポイントが挙げられます。
- 機能の充実性
- 信頼できるメーカーかどうか
- システム連携の有無
1.機能の充実性
調剤薬局システムを選ぶ際は、機能の充実性を確認しましょう。監査機能が充実しており、患者の併用薬やアレルギー、特記事項といった情報をスムーズに確認できるシステムがおすすめです。
ツールによっては、薬品情報がリアルタイムに更新されたり、自動発注機能に対応していたりなど、さまざまな機能が備わっています。
2.信頼できるメーカーかどうか
調剤薬局システムは信頼できるメーカーを選ぶことが重要です。
調剤システムは診療報酬の制度の内容と関係があるため、調剤事務の知識が豊富なメーカーを選ぶと安心でしょう。患者の個人情報を扱うことから、セキュリティ面も踏まえメーカーを選ぶことをおすすめします。
3.システム連携の有無
調剤薬局システムを選ぶ際は、システムが連携できるかを確認しましょう。調剤システム処方IF共有仕様(NSIPS)に対応していると、スムーズな連携が可能です。
おすすめの調剤薬局システム9選
現在ではさまざまな調剤薬局システムがありますが、それぞれ特徴やメリットが異なります。ここでは、おすすめの調剤薬局システムを9種類紹介します。
調剤薬局システム |
特徴 |
価格 |
シグマソリューションズ Elixir2 |
一目で業務内容推移を確認 |
要問い合わせ |
PHC PharnesV-MX |
薬歴を一覧表示 |
要問い合わせ |
harma-SEED EX |
薬局の業務と経営をサポート |
要問い合わせ |
DrugstarLead |
対面型薬剤情報システム |
要問い合わせ |
P-CUBE n |
レセコン一体型電子薬歴システム |
要問い合わせ |
MAPs |
レセコンや電子薬歴が一体となっているクラウド型業務支援システム |
要問い合わせ |
Pharms |
地域と業務さらに患者さんをつなげる薬局システム支援システム |
要問い合わせ |
調剤くんV7 |
マニュアル不要のシステム |
要問い合わせ |
GooCo |
薬物治療トータルサポート |
要問い合わせ |
1.シグマソリューションズ Elixir2
シグマソリューションズ Elixir2は、シンプルな操作性が特徴の調剤薬局ソリューションシステムです。システムを起動すると、必要な情報を一目で確認できます。業務内容の推移のほかに、数値でも業務上の状況を把握することができます。
2.PHC PharnesV-MX
PHC PharnesV-MXは、患者の薬歴一覧を確認することができる保険薬局用電子薬歴システムです。そのため薬歴作成や処方監査をスムーズに実施できます。今回以外に過去4回分の処方を表示できるため、変遷の確認が可能です。
3.harma-SEED EX
harma-SEED EXは、地域包括ケア促進の流れを受け、安全に薬局業務や経営をサポートするレセコン一覧型電子薬歴システムです。harma-SEED EXはクラウド連携により、さまざまなデバイスに対応しています。他にも運用場所を選ばないため在宅対応も可能です。一包化監査支援システム PROOFIT 1D Ⅱと連携することで、種類や数量を自動判定を行うことができます。
4.DrugstarLead
引用:DrugstarLead
DrugstarLeadは、処方が変更した際にも柔軟に対応可能な対面型薬剤情報システムです。従来の薬袋や薬情には毎回の処方情報しか記載されていません。そのため、処方内容を変更する場合は、袋に注意書きをしたり調剤室に説明したりと手間がかかっていました。しかし、DrugstarLeadを活用することで、患者の目の前で処方内容の変更を説明することが可能になります。
5.P-CUBE n
引用:P-CUBE n
P-CUBE nはCanonが運営しているレセコン一体型電子薬歴システムです。薬剤師とともに長年開発しており、薬歴作成の効率化を図ることができます。薬剤師による対話をサポートし、対話内容から必要な情報を得て患者に寄り添う医療を進めることができるシステムです。さらに、レセコンと連動することにより、薬局業務全体のICT最適化が実現しやすくなるでしょう。
6.MAPs
引用:MAPs
MPAsはレセコンや電子薬歴が一体となっている、クラウド型業務支援システムです。クラウド型のため活用場所や時間を選ばないことや、AIを活用した薬局支援が魅力です。この他にも、薬局業務の省略化やチェーン店業務の最適化支援も行なっています。
7.Pharms
引用:Pharms
Pharmsは、地域と業務、患者をつなげる薬局システム支援システムです。オンラインで服薬指導を行うことができる他、患者は薬局に来ることなく服薬指導を受けることができます。られます。そのため、待ち時間の負担が減ったり、二次感染リスクを減らしたりと、患者満足度の向上が期待できます。
8.調剤くんV7
引用:調剤くんV7
調剤くんV7は30年運用している、マニュアル不要で使いやすい調剤業務サポートシステムです。ユーザーファーストを徹底追及しており、ユーザーや患者が使いやすいように機能やサービスが充実しています。入力もしやすく、サポートが充実しているため、万が一のトラブルがあった場合でも安心です。
9.GooCo
引用:GooCo
GooCoは薬剤師業務の高度化を図ることができる、薬物治療トータルサポートシステムです。操作性がシンプルで、薬歴を調べるのに1分もかかりません。また、強力な処方監査機能があり、在宅診療やハイリスク薬モニタリング、OTCなどに対応しています。さらに、クラウド型であるためほかの店舗と一元管理も可能と、魅了の多いシステムです。
まとめ
調剤薬局システムとは、電子薬歴システムやレセコンなどを含めた調剤薬局に必要な管理をできるシステムの総称です。システムを導入することにより、担当者の負担を減らし業務効率化につなげることができます。