【最新版】クリニックや病院におすすめのセルフレジメーカー10選|それぞれの特徴や選び方を徹底解説します!
近年、スーパーやコンビニ等でセルフレジを見かけます。実はセルフレジにも種類がありますが、その違いについて理解している人は少ないはずです。
このセルフレジをクリニックや病院で導入することで、どのようなメリットがうまれるのか、導入するにあたっての選び方も一緒に押さえておきたいところです。
そこで当記事では、セルフレジの種類や選び方を踏まえた上で、クリニックや病院におすすめのセルフレジを紹介していきます。
目次[非表示]
- 1.セルフレジとは?
- 1.1.セルフレジの種類
- 1.2.セルフレジの読み取り方式
- 1.3.POSレジとの違い
- 1.4.自動精算機のとの違い
- 2.病院・クリニックにセルフレジを導入するメリット
- 3.セルフレジを選ぶ際の8つのポイント
- 3.1.1.導入目的を明確にする
- 3.2.2.各システムとの連携有無
- 3.3.3.導入・ランニングコスト
- 3.4.4.操作しやすいかどうか
- 3.5.5.決済方法が豊富かどうか
- 3.6.6.使用できる紙幣の種類
- 3.7.7.設置場所を明確にする
- 3.8.8.リースの利用も視野に入れる
- 4.おすすめのクリニック・病院向けセルフレジ10選
- 4.1.1.株式会社ビジコム
- 4.2.2.株式会社寺岡精工
- 4.3.3.株式会社ポスコ
- 4.4.4.ハヤレジ株式会社
- 4.5.5.株式会社パルサー
- 4.6.6.株式会社クリニックキオスクBIZ
- 4.7.7.プロスパー・ネットワーク株式会社
- 4.8.8.株式会社GENOVA
- 4.9.9.株式会社三栄シスポ
- 4.10.10.日立チャネルソリューションズ株式会社
- 5.まとめ
セルフレジとは?
レジには「POSレジ」「タブレットPOSレジ」「販売機」そして「セルフレジ」の4つに分けられます。セルフレジとは、主体であるお客さんが商品のスキャンや清算を行うことです。
セルフレジの種類
支払操作などの違いから、セルフレジは2種類に分けられます。それは以下のとおりです。
- フルセルフレジ
- セミセルフレジ
バーコードスキャンから商品の袋詰めまでの流れを、すべてお客さん1人で行うタイプをフルセルフレジといいます。
店員は、お客さんがレジ処理を行っている間になにか機材トラブルが発生しないか近くで監視しているのが一般的です。最近では、有人レジとフルセルフレジの両方を設置しているケースをよく見かけます。
これとは別に、レジ処理を店員とお客さんで分けるタイプがセミセルフレジです。一般的にはスキャンを店員が行い、会計をお客さんが行いますが、セミセルフレジの種類によって異なります。
セルフレジの読み取り方式
セルフレジの読み取り方式は以下の3点です。
- 画像認識方式
- 手動でバーコード読み取り方式
- ICタグ方式
画像認識方式とは、AIカメラが画像を読み取ることで自動的に商品を登録する方式です。お客さんがレジの上に商品を置くだけで感知してくれます。商品の中にお酒やタバコ等、年齢確認が必要な物が入っていても可能です。画像認識方式は、比較的取扱商品が少ない店舗に向いています。
一般的なセルフレジは、手動でバーコードを読み取る方式です。スキャナーで1つ1つ読み取るため手間はかかります。しかし複雑な操作がなく、導入費用もそこまでかからないのが特徴です。費用を押さえて導入したい方はこのタイプをおすすめします。
最も手軽なタイプが、ICタグ方式です。商品が入ったカゴをセットするだけで自動的に商品がレジ登録されます。これはICタグの中に搭載されているFIDと呼ばれる無線電波によるものです。最近では、GUやユニクロなどで見かけるようになりました。これによって、レジの回転率を上昇させることができます。
POSレジとの違い
「セルフレジ」と「POSレジ」、名前は似ていますが意味が異なります。
POSレジは、POSシステムにより商品の販売情報や商品の分析ができるため、そのお店の販売戦略をたてることが可能です。
またPOSレジでは「いつ」「いくらで売れた」かを確認することができます。
その反面セルフレジは、お客さん主体で支払いを行うレジです。POSシステムは搭載されていないので、販売戦略にはつながりません。
自動精算機のとの違い
「セルフレジ」はお客さんが支払いをしている間に、店員が近くで見ている必要があります。
しかし自動精算機は、精算から釣銭の受け取りをすべて自動で行ってくれるため、店員は監視する必要がありません。会計時の人出を減らしたい場合は、自動精算機がよいでしょう。
病院・クリニックにセルフレジを導入するメリット
病院やクリニックにセルフレジを導入するメリットは、以下の3点です。
- レジ締めの時間が軽減される
- 感染防止に繋がる
- 会計ミスを防げる
セルフレジによりレジ締めの時間が大幅に軽減されます。有人レジの場合、営業終了後に売上金の計算や、翌日に使う釣銭の補充が必要です。
セルフレジの場合、売上金を自動で計算してくれるためその手間が省けます。つまり、今まで行っていたレジ締め作業の時間が、たった数分で終了できるのです。
新型コロナウイルス感染症対策においても、セルフレジを導入することで解決できます。なぜなら患者さんとスタッフとで金銭のやり取りをする機会が減るので、対面時間は減り、感染防止になるからです。
まだ感染者が減らないこの世の中、特に医療機関は念入りに感染対策をしなくてはなりません。セルフレジの導入もその1つです。
また会計ミスが防止できる点も、セルフレジのメリットでしょう。有人レジでは、意識していてもお釣りの数え間違いが起こりやすいものです。このようなミスは医療機関のイメージダウンにもなります。しかしセルフレジでは、自動で会計をしてくれるのでそのような心配は不要になるでしょう。
セルフレジを選ぶ際の8つのポイント
セルフレジには種類が多いため、どれを導入すれば良いか迷います。病院やクリニックで導入する際に抑えておきたいポイントは、以下の8つです。
- 導入目的の明確化
- 各システムとの連携有無
- 導入・ランニングコスト
- 操作しやすいか
- 決済方法はどうか
- 使用できる紙幣の種類
- 設置場所の明確化
- リースの利用も考える
順番に解説していきます。
1.導入目的を明確にする
なぜセルフレジを導入するのか、どんな目的があるのかを明確にすることが大切です。目的が決まっていなければセルフレジを導入する意味がありません。
2.各システムとの連携有無
各システムと連携ができるかどうかの確認も必要です。またどのように連携するのか、連携方法も確認しておくと良いでしょう。バーコードで読み取らせるものもあれば、オンラインで簡単に済むものもあります。連携方法によって費用も異なるので注意が必要です。
3.導入・ランニングコスト
ある程度、導入費用やランニングコストを知っておくと良いでしょう。機能性も重視しなければいけませんが、費用が高すぎると医療機関の負担になります。
したがってコストに関してはきっちり吟味すべきです。
4.操作しやすいかどうか
医療スタッフや患者が操作しやすいものを選びましょう。導入後に患者から操作方法を問われる可能性があるため、特に医療スタッフは操作に慣れておくことが必須です。
5.決済方法が豊富かどうか
決済方法がどこまで豊富かの確認も、選ぶ際のポイントになります。現金に絞らず、電子マネーやカード払いにも対応していると良いでしょう。毎回支払いの度にお金をおろす手間が省けます。
6.使用できる紙幣の種類
セルフレジの中には1,000円しか使えないものがあります。もし5,000円や10,000円しか持っていない患者がいると混雑の原因になるので、使用できる紙幣の種類を検討する点は注意が必要です。
7.設置場所を明確にする
セルフレジは、テーブルに置ける小さい物から、床に直接置く大きいものまでと大きさがバラバラです。実際に設置する際にサイズミス等が起こらないよう、設置場所を明確にしておきましょう。
8.リースの利用も視野に入れる
物によってはリースされているものがあるので、視野に入れておくことがおすすめです。リースの費用と購入費用を比較して、購入した方がお得なこともあります。前もって比較しておきましょう。
おすすめのクリニック・病院向けセルフレジ10選
おすすめのクリニック・病院向けセルフレジは次の10つです。
メーカー名 |
システム名 |
|
1 |
株式会社ビジコム |
セミセルフレジ |
2 |
株式会社寺岡精工 |
セルフ精算レジ |
3 |
株式会社ポスコ |
POSCO |
4 |
ハヤレジ株式会社 |
ハヤレジ |
5 |
株式会社パルサー |
セルフレジ |
6 |
株式会社クリニックキオスクBIZ |
スマート簡易自動精算機クリニックキオスク |
7 |
プロスパー・ネットワーク株式会社 |
プロスパー・ネットワーク |
8 |
株式会社GENOVA |
NOMOCa-Stand |
9 |
株式会社三栄シスポ |
OWEN-self for Medical |
10 |
日立チャネルソリューションズ株式会社 |
自動受付精算機 |
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.株式会社ビジコム
「POSレジのコストが高い」「手渡しによるお金の受け渡しを避けたい」医療機関におすすめなのが、株式会社ビジコムです。医療機関専用のレセコンから出力されたコードを読み取るだけで会計業務ができます。また、自動釣銭機と連動しているため、新型コロナウイルス感染症の対策にもつながります。
参考:ビジコムのクリニック・調剤薬局向けセミセルフレジ ー自動釣銭機(精算機)が使えるPOSレジー
2.株式会社寺岡精工
クリニックで650台以上も導入しているのが株式会社寺岡精工です。多彩な決済方法や24時間365日体制のサポートがついていることが特徴です。
参考:寺岡精工 | 自動精算のセルフレジ「ハッピーセルフ」でクリニック運営を効率化。違算解消・非接触も実現
3.株式会社ポスコ
見やすい文字と使いやすさを重視した製品を扱うのが、株式会社ポスコです。会計ソフトやレセコンと連携しているため機能性が高く、医療現場の業務も向上します。
参考:クリニック・病院向けセルフレジ(自動精算機)セミセルフレジ、POSレジ | レセPOS 株式会社ポスコ
4.ハヤレジ株式会社
利用者からたくさんの好評をいただいているのがハヤレジ株式会社です。釣銭ミスがなくなりスタッフの精神的負担が軽減された、またレジ締めが早く終わるようになった等の口コミがあります。
またシステムの連携方法も簡便な点も好評の理由の一つです。
参考:ハヤレジ
5.株式会社パルサー
株式会社パルサーには4タイプのセルフレジがあります。1つめはATM感覚でできるもの、2つめは2画面式のセミセルフ型のレジ、3つめは4か国語対応しているもの、そして最後は卓上に置けるものです。種類が豊富なので、現場にあったセルフレジが見つけやすいでしょう。
6.株式会社クリニックキオスクBIZ
小スペースにセルフレジを導入したい場合は、株式会社クリニックキオスクBIZがおすすめです。大体のレセコンと連携できるのはもちろん、オプションで「再来受付機能」がついている点が特徴です。
7.プロスパー・ネットワーク株式会社
プロスパー・ネットワーク株式会社の製品を導入することで、丁寧かつスピーディーな会計業務ができます。また大手総合病院への導入実績もある点が特徴です。
参考:プロスパー・ネットワーク
8.株式会社GENOVA
株式会社GENOVAは、業界最小サイズといわれています。実はウォーターサーバーと同じサイズです。したがって狭いスペースでも設置できます。
参考:NOMOCa-Stand
9.株式会社三栄シスポ
キャッシュレス決済やQR決済が充実しているのが、株式会社三栄シスポの製品です。会計がスムーズにできることから、患者のストレス軽減、医療スタッフの人件費削減につながります。
参考:三栄シスポ
10.日立チャネルソリューションズ株式会社
日立チャネルソリューションズ株式会社では、翌日に必要なお釣りをそのまま残し、売上金だけ回収してくれるので、医療スタッフがお釣りを補充する手間が不要です。したがってレジ締め作業が早く終わるのがメリットです。
参考:クリニック向け自動受付精算機|日立チャネルソリューションズ
まとめ
今回は、セルフレジを導入するにあたってのメリットや選び方、そしてクリニックや病院におすすめのセルフレジについて紹介しました。
医療機関にセルフレジを導入することで、医療スタッフの人件費削減や会計ミスによる精神的負担の軽減が可能です。しかしセルフレジを選ぶ際のポイントを押さえなければ、導入後セルフレジとしての役割を果たしてくれません。選ぶ際のポイントは必ず押さえるべきです。
また、セルフレジを扱う会社はさまざまなので、その会社の特徴や重視していることを確認して、各医療機関にあったセルフレジを導入することをおすすめします。