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【2024年最新】AI搭載の電子カルテが医療現場に与える影響とは?おすすめのメーカーも紹介!

時代と共に自分で学ぶコンピューター、AIが注目を浴びてきています。AIの能力を医療現場に活用することでさらに医療の質は向上して、患者に質のいい医療を提供できるようになるでしょう。当記事では電子カルテとAIの概要を基に、AIが医療現場に与える影響について解説していきます。

CLINICS編集部


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電子カルテの概要

これまで主流であった紙カルテの記録を電子データとして保存し、他の部門と情報を迅速に共有する手助けとなっているのが、電子カルテです。

受付から診療、会計まで一元管理が可能であるため、医療業務の効率化に大きく貢献しています。また、患者の待ち時間を少しでも減らして、より迅速な診療につなげることができるでしょう。

電子カルテのメリット

業務の効率化が期待できる電子カルテの導入のメリットは、以下のとおりです。

  • 医療業務全般が効率化、最適化されて従来の業務時間が短縮、簡素化される
  • 各部門が情報を素早く共有できることで、提供する医療の質が向上する

 電子カルテのデメリット

電子カルテを導入することで生じるデメリットは、以下のとおりです。

  • 電子カルテのシステムに慣れるまで時間を要する
  • 電子カルテの導入や運用に必要な費用がかさむ

電子カルテの普及率

電子カルテは年を追うごとにその普及率を上げています。平成20年における電子カルテの普及率は、一般病院では約14%、診療所では約15%だったのに対して、令和2年では一般病院の電子カルテの普及率は、約57%まで上昇しています。

病床規模でみると、400床以上の大型病院では、その普及率は約91%となっている一方で、200床未満の医療機関では約50%と普及率でまだまだ十分とは言えません。

AIの概要

AIとはアーティフィシャルインテリジェンスの略で、人工的な知能という意味を持つ言葉です。1956年アメリカのジョン・マッカーシー教授によって申し出がありました。

AIの定義

AIの定義は「知的な機械、特に知的なコンピュータープログラムを作る科学と技術」と、人工知能学会に定められています。しかし刻一刻と進化する研究の中で、AIの定義が異なる科学者がさまざまな言葉で伝えられている現状にあるのです。日本の中にも相当数AIを研究する研究者がいることで、複数の定義が存在しています。

AIのメリット

AIはプログラミングされた、または学習した業務や作業を間違いなくやり続けることができます。それにより生産性は向上しますし、人件費の削減と共に、労働者不足を解消できるのです。

人件費の削減ができれば、企業の利益の増加とコストの削減につながります。またAIを活用することで、顧客に満足のいくサービスの提供も可能となります。

さらに従来人が行ってきた単調な業務などをAIに任せることで、人材をより有効活用できるようになり、企業の利益の増加に貢献することが考えられるのです。

AIのデメリット

AIを活用することでこれまで人材が行ってきた業務がAIにとってかわることは、ミスをなくし顧客満足度を向上させるうえで大変有益だといえます。しかしそれまでその業務に従事していた人材は不要となるため雇用の減少が懸念されます。

またAIは多くの企業情報を持っているものですからサイバー攻撃の的になることも考えられるでしょう。そのため、セキュリティ対策を万全にしておくことが必要です。

AIの学習方法

AIの学習方法は、以下の2つです。

  • 深層学習
  • 機械学習

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.深層学習

ディープラーニングともいわれる深層学習は、多層化したニューラルネットワーク(生物の脳を構成するニューロンの構造と働きをモデルにしたAI)を用いた学習方法で、学習したデータを基に自分で判断して答えを出すことができる特徴を持っています。

2.機械学習

AIにおける学習全般を機械学習といいます。その基準はプログラマーによって入力された情報以上の結果を出せることにあります。

機械学習は大きく分けて「教師あり学習」「教師なし学習」「強化学習」の3種類があり、それぞれによってAIは学習して知識を得ることができるのです。

AIが医療現場に与える影響

AIが医療現場に与える影響は次の2つです。

  • 地域医療格差の是正
  • 医療現場の改革

それぞれについて解説します。

地域医療格差の是正

過疎地では医師不足や医療機関不足で困っている患者がいます。また一人の医師が専門外のさまざまな疾患を診療しなければならないケースもあるのです。

そのような過疎の医療現場に電子カルテやAIを導入することで、患者の症状に見合った対処法などが電子カルテに入力されて、医師は専門外であっても診療しやすくなります。このような過疎地の医療支援にAIは影響を与えることができるのです。

医療現場の改革

AIを医療現場に活用し学習させることで、電子カルテに入力する文字を予測することができるようになることから、電子カルテを使えば使うほど入力の補助が最適化されることも考えられます。

AIを搭載している電子カルテのおすすめメーカー4選

AIを搭載している電子カルテのおすすめメーカーは、以下4社です。



サービス名
メーカー
1
ユビーAI問診
Ubie株式会社
2
kanaVo
kanata株式会社
3
カルテZERO
PHC株式会社
4
エムスリーデジカル
エムスリーデジカル株式会社

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.Ubie株式会社

引用:Ubie

タブレット端末で従来の問診を患者に入力してもらい、その内容を電子カルテに送信できるのがユビーAI問診です。

これにより患者はもちろん、医師の業務時間も省けて初診の問診時間は最小限に短縮されます。メドレー社のCLINICSカルテとの連携実績もある大変効率的なAI問診です。

2.kanata株式会社

引用:kanata株式会社

深層学習によって音声認識とAIが成長しながら音声認識で診療、診察の文字起こしをして、AIが電子カルテに入力することで簡単に密度の濃いカルテを作成するシステムがkanaVoです。 

KanaVoには2つの製品があり、患者との会話を可視化してカルテにするものと、スマホで音声認識をしてパソコンで確認することで質の高いカルテ作りに貢献するものとがあります。

3.PHC株式会社

引用:無料のクラウド型電子カルテ【きりんカルテ】

電子カルテの導入に際してはその導入費と運用費がネックとなりますが、カルテZEROなら無料でクラウド電子カルテを使用することが可能です。  

しかもその性能は有料のものと比べても遜色はなく、自院の業務の効率化を図るには十分な機能を兼ね備えています。

4.エムスリーデジカル株式会社

引用:エムスリーデジカル

外部にサーバーを置くクラウド型電子カルテにAIを活用しているものが、エムスリーデジカルになります。患者情報をAIに学習させることで、カルテへの入力時間を短縮させてカルテ作りをより簡素なものにできるシステムです。

新薬が追加された場合など、自動アップデートも大変使い勝手のいいものとなっています。

​​​​​​​​​​​​まとめ

当記事では電子カルテのメリットとデメリット、そしてAIのメリットとデメリットを知るとともに、AIが医療現場に与える影響やAIを搭載した電子カルテについて解説してきました。

電子カルテは医療の質を高めて業務の効率化を図ることができるシステムです。それにAIを搭載させることで医療過疎地域での診療の是正から電子カルテの入力を最適化できる医療現場の改革が可能となります。

今後の電子カルテとAIの更なる融合が、医療現場をより快適で質の高いものにすることでしょう。

CLINICS編集部

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