国立循環器病研究センター、「CLINICS」を活用した病院長外来「オンライン・セカンドオピニオン」を開始

【共同】国立循環器病研究センター、「CLINICS」を活用した病院長外来「オンライン・セカンドオピニオン」を開始
2020.9. 14 ニュースリリース
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:小川久雄、略称:国循)は、株式会社メドレー(東京都港区、代表取締役医師:豊田 剛一郎、代表取締役社長:瀧口浩平、以下 メドレー)が提供するオンライン診療システム「CLINICS(クリニクス)」(注1)を用いて、病院長外来「オンラインによるセカンドオピニオン外来」を開始します。
外来の予約受付は9月14日(月)より、外来診療は9月16日(水)より開始します。

背景
国循では脳卒中・循環器病の制圧に向けて、職員一同、地域と連携して診療・研究に励んでいます。超高齢社会の進展に伴って、脳卒中・心臓疾患などの生活習慣病を有する患者さんが多くなってきています。また、近年そのような病気を複数お持ちになる患者さんも増加傾向にあることで、治療法の選択が難しくなってきている現状もあり、治療法の選択にあたっては、患者さんご自身の価値(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)に基づいた治療の評価が、ますます重視されています。
患者さんご自身の病気に対する治療の判断に迷われた場合に、患者さんはセカンドオピニオンを受ける権利があります。新型コロナウイルス感染症の終息が見込めない現在、患者さんがセカンドオピニオンを希望された場合に、遠方への移動が難しい状況が今後も続く可能性があります。脳卒中・循環器病では、長期にわたり発症や再発の可能性があり、今後、遠隔でも患者さんの治療前・後の生活の質を評価する試みが大切となります。
このような状況に鑑み、国循では現状を解決する一役を担うため、「病院長外来 オンライン・セカンドオピニオン」を開設することといたしました。メドレーの提供する「CLINICS」を活用することで、患者さんは全国どこでもお持ちのパソコンやスマートフォンから、オンラインでセカンドオピニオンを受けることができます。
日本や世界の実臨床のデータに基づき、患者さんにわかりやすいセカンドオピニオン外来を目指します。

■病院長外来について 
担当医:病院長 飯原弘二
専 門:脳血管障害の予防・医療、脳神経外科、心疾患合併脳血管障害、など
(病院長略歴 http://www.ncvc.go.jp/hospital/about/greeting.html)
診察日:水曜日、木曜日(祝日を除く)
時 間:原則 午前10:00からの30分
料 金:44,000円(税込)※事前オンライン予約制。延長は、30分22,000円(税込)