
【2022年最新版!!】クリニックや病院でおすすめの血圧計メーカー6選|特徴や選び方まで徹底解説!
血圧は体調のバロメーターで、血圧計は自宅で自分の健康状態を可視化できる唯一のものです。近年、個人向けの血圧計についての情報は多く見かけますが、クリニックや病院に適した血圧計の特徴や選び方についてはあまり紹介されていません。
そこで、当記事ではクリニックや病院向けの血圧計について具体的な特徴や選び方、おすすめの血圧計メーカーについて解説します。
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扱いやすい血圧計メーカーを知りたい
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コストや機能を一括で比較したい
上記のようなお困りごとはございませんか?
CLINICSでは、自院にあった血圧計をお探しの方向けに「血圧計メーカーの比較資料」をご用意しております。ぜひダウンロードして、ご活用ください。
目次[非表示]
- 1.血圧計とは
- 2.血圧計の選び方
- 2.1.計測方法で選ぶ
- 2.1.1.1.アネロイド
- 2.1.2.2.全自動血圧計(電子血圧計)
- 2.2.計測部位で選ぶ
- 2.2.1.1.上腕式カフ型
- 2.2.2.2.上腕式アームイン型
- 2.2.3.3.手首式
- 2.3.コストで選ぶ
- 3.患者に血圧計をおすすめする際に抑えておくべき4つのポイント
- 3.1.1.スマホ連携機能の有無
- 3.2.2.血圧測定以外の機能の充実性
- 3.3.3.電源方式の豊富さ
- 3.4.4.記録可能人数
- 4.おすすめの血圧計メーカー6選
- 5.まとめ
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血圧計メーカー10社を徹底比較!!
血圧計とは
血圧計とは、主に医療機関や介護施設などで血圧を測定する医療器具です。今では誰でも簡単に計測できる電子血圧計が普及し、家庭用の血圧計も販売されています。
血管を圧迫したのち、減圧する過程で血管壁の振動を読み取り血圧を計測します。診察室などでは緊張により高い数値が出るケースもあるため、日常的に計測したデータも大切です。
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血圧計の選び方
血圧計の選び方として次の3つが挙げられます。
- 計測方法で選ぶ
- 計測部位で選ぶ
- コストで選ぶ
それぞれ詳しくみていきましょう。
計測方法で選ぶ
計測方法は次の2種類です。
- アネロイド
- 全自動血圧計(電子血圧計)
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.アネロイド
アネロイド血圧計は、専門知識が必要なアナログの血圧計です。送気ポンプを手動で押して上腕を圧迫し、減圧時に文字盤と針に表れる数値を読み取ります。
軽量かつ小型であるため持ち運びやすく、在宅医療などで使われることが多い傾向です。送気ポンプの扱いがやや難しいため、家庭向けではありません。
2.全自動血圧計(電子血圧計)
全自動血圧計(電子血圧計)は圧迫・加圧・計測を全自動で行うので、専門知識がない人でも簡単に計測できる血圧計です。
医療機関や調剤薬局の待合室に設置されている血圧計のほとんどが、全自動血圧計となっています。
計測部位で選ぶ
計測部位は大きく分けて次の3つです。
- 上腕式カフ型
- 上腕式アームイン型
- 手首式
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.上腕式カフ型
上腕式カフ型は、二の腕にカフを巻いて計測します。手首で計測するよりも正確に計測できますが、カフを巻きつけるタイプは毎回同じ力加減で締め付けないと誤差が生じてしまいます。
より正しく計測するためには、カフが正しく巻けているかをチェックしてくれる機能を搭載した機種や、片手でも簡単に装着できる機種を選びましょう。
2.上腕式アームイン型
上腕式アームイン型は、一人で正確かつ簡単に計測できます。テーブルなどに置いて正しい姿勢で腕を通せばいいからです。
上腕式カフ型に比べサイズも重量も大きいので、外出先への持ち出しには不向きです。
3.手首式
コンパクトで手軽に持ち運べて簡単に計りたい場合は、手首に巻いて計測する手首式の血圧計がよいでしょう。ただし、計測値がばらつきやすいため、毎回正しい姿勢で同じ位置に装着することが大切です。
コストで選ぶ
市販の血圧計は機種や付加機能によって価格にばらつきがあります。例えば、安いものだと約3千円からありますが、付加機能が付いて高いものだと2万円を超す場合があります。
特にこだわりがなく、シンプルで標準機能付きでいいのであれば、5千円から1万円くらいのものをおすすめします。
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患者に血圧計をおすすめする際に抑えておくべき4つのポイント
患者に血圧計をおすすめする際のポイントは、次の4つです。
- スマホ連携機能の有無
- 血圧測定以外の機能の充実性
- 電源方式の豊富さ
- 記録可能人数
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.スマホ連携機能の有無
スマホ連携機能がある血圧計は、アプリで血圧値を記録できます。パソコンにデータを転送できる機種も販売されています。
血圧は毎日測定して変化をチェックすることが大切です。計測データを記録できれば、診察時に患者から提示してもらうのも容易となるでしょう。
2.血圧測定以外の機能の充実性
平均値や心電計、カフの装着不良の表示といったさまざまな機能が搭載されている血圧計もあります。
機能が充実している血圧計であれば、正しく血圧測定できます。また、不整脈を感知して表示してくれたり、アラームで知らせてくれたりするため、異常を早期発見することが可能です。
3.電源方式の豊富さ
血圧計は、乾電池とACアダプターのどちらでも電源供給できる機種が最も望ましいでしょう。乾電池のみ対応の機種だと、電池の買い忘れや交換する手間が発生し計測するのが億劫になってしまうかもしれません。
血圧は毎日計測することが大切なので、ストレスなく続けられるものがよいでしょう。なお、乾電池対応の機種なら、充電式電池も使えると勘違いする人もいます。
充電式電池でも使用できる機種はありますが、乾電池のみ使用可能な機種もあるため、注意が必要です。
4.記録可能人数
家族など複数人で1台の血圧計を共有したい場合は、ユーザー管理機能があるものにしましょう。一人ひとりの計測データを管理できて便利です。
機種によって記録できるユーザー数が違うため、複数人のデータを管理する場合は、購入前に記録可能な人数を確認しておきましょう。
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おすすめの血圧計メーカー6選
おすすめの血圧計メーカーは次の6社です。
- テルモ
- オムロン
- 日本精密機器
- エー・アンド・デイ
- タニタ
- セキムラ
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.テルモ
テルモの血圧計は上腕式カフ型・上腕式アームイン型・手首式のいずれも数値が大きく表示されるのが特徴です。シンプルな設計となっているため、計測しやすい機種が豊富です。
参考:テルモ
2.オムロン
オムロンの血圧計は、上腕式カフ型・上腕式アームイン型・手首式に加え、ウェアラブル血圧計も販売されています。また、スマホにアプリ(オムロンコネクト)をインストールして連携できる機種も多数あるのもうれしいポイントです。
カフが正しく装着できたかどうかを確認してくれる機能「カフぴったり巻きチェック」を搭載している機種を選べば、カフを巻く力加減がわからない人でも正しく装着できます。
参考:オムロン
3.日本精密機器
日本精密機器からは、上腕式カフ型と手首式の血圧計が販売されています。測定時の圧迫が苦手な人には加圧しながら測定できる機種があり、余計な加圧を防止することが可能です。
参考:日本精密機器
4.エー・アンド・デイ
エー・アンド・デイの上腕式カフ型血圧計は、音声ガイドやカフが正しく巻けているかをチェックする機能が搭載されています。
Bluetooth対応機種では、スマホにアプリ(A&D Connect Smart)をインストールして連携することができるので、血圧管理しやすいのが特徴です。
参考:エー・アンド・デイ
5.タニタ
タニタは、上腕式カフ型と手首式の血圧計があり、クリップアームカフの機種を選べば装着が簡単です。
通常、カフを片手で巻くのは大変ですが、カフについているクリップで腕を掴んでカフを巻けるため、待合室に設置する血圧計には最適なメーカーといえるでしょう。
参考:タニタ
6.セキムラ
セキムラは、医療従事者向けで上腕式アームイン型や上腕カフ型の血圧計に加え、手動式電子血圧計を販売しています。一般家庭向けの血圧計は販売されていません。
手動式電子血圧計のカフはラテックスフリー(ウレタン)なので、ラテックスアレルギーの患者にやさしい製品です。
参考:セキムラ
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まとめ
自宅での血圧測定は患者自身が一人で行うので、装着しやすく正確に計れるものが重要になります。また、毎日記録することが大切なので、無理なく続けられるように簡単でシンプルなものがよいでしょう。
患者が血圧計を日常的に使用することは、早期に異常を知ることができるだけではなく、健康意識の向上および生活習慣を見直すきっかけになります。
クリニックとしても、診察時に日々の計測データを提示してもらいやすくなり、よりよいアドバイスができるでしょう。さらに集患にもつながるかもしれません。